おはこんばんちは、朱縫shuhouです。
アメリカの映画団体AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が1998年から(ほぼ)1年毎に発表し始めた「アメリカ映画100年シリーズ」。
ラインナップ
- 1998年:アメリカ映画ベスト100
- 1999年:映画スターベスト100
- 2000年:コメディ映画ベスト100
- 2001年:スリルを感じる映画ベスト100
- 2002年:情熱的な映画ベスト100
- 2003年:ヒーローと悪役ベスト100
- 2004年:アメリカ映画主題歌ベスト100
- 2005年:アメリカ映画の名セリフベスト100
- 2005年:映画音楽ベスト100
- 2006年:感動の映画ベスト100
- 2006年:ミュージカル映画ベスト
- 2007年:アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)
- 2008年:10ジャンルのトップ10
この記事は「アメリカ映画100年シリーズ」のひとつ、2005年に発表された「アメリカ映画の名セリフベスト100」の一覧と私の所感をまとめたものです。
映画タイトルのリンクはレビュー記事に飛びます。
あなたが今日観る映画の参考になれば幸いです。
- 1 洋画名言名セリフ100位~71位★指輪が欲しいアイツも…
- 1.1 第100位「世界は俺のものだ!」
- 1.2 第99位「お前とその犬の命はないからね!」
- 1.3 第98位「ベイビーは自由だ」
- 1.4 第97位「母、父、妹、そして私がお礼を」
- 1.5 第96位「よして!」
- 1.6 第95位「カーペ・ディエム。今を生きろ、若者たちよ。素晴らしい人生を掴むのだ」
- 1.7 第94位「やろうぜ、勝負はこれからだ!」
- 1.8 第93位「人生とは宴であり、大多数の貧しい人々が死ぬほど飢えている!」
- 1.9 第92位「ギャラリー、いよいよです。ゴルフ場管理人がチャンピオンに。まさに奇跡!!入った、入った、入りましたーっ!」
- 1.10 第91位「一塁手は誰だ?」
- 1.11 第90位「マティーニを。ステアじゃなくシェイクで」
- 1.12 第89位「全力を尽くしてジッパーのために勝て!と、彼らに言ってあげてください」
- 1.13 第88位「いいこと、あなたは私の白馬の騎士なのよ。白馬に跨り私を迎えに来る。私はあなたにしがみつき、どこまでも駆けていくの!」
- 1.14 第87位「スターになって戻って来い!」
- 1.15 第86位「アッティカ、アッティカ!」
- 1.16 第85位「愛しいしと」
- 1.17 第84位「いや飛行機じゃない、美女に殺されたのだ」
- 1.18 第83位「聴こえますか?夜の子供達。素晴らしい音楽だ!」
- 1.19 第82位「トーガ、トーガだ!」
- 1.20 第81位「今日は、大スターさん」
- 1.21 第80位「エイドリアン!」
- 1.22 第79位「冗談じゃない」「本気だよ、笑ってない」
- 1.23 第78位「進入口を開けろ、ハル」
- 1.24 第77位「ソイレント・グリーンは人肉だ!」
- 1.25 第76位「地獄で会おうぜ、ベイビー」
- 1.26 第75位「私、いつも見ず知らずの方のご好意に頼ってきましたの」
- 1.27 第74位「チャイナタウンだよ」
- 1.28 第73位「神様、これがリコの最後か……」
- 1.29 第72位「ハンガーを使っちゃ駄目!」
- 1.30 第71位「待ってくれ、お楽しみはこれからだ!」
- 2 洋画名言名セリフ70位~51位★サイコ野郎の友達は?
- 2.1 第70位「安全か?」
- 2.2 第69位「あの人達よ!」
- 2.3 第68位「お客様だよ!」
- 2.4 第67位「世界には星の数ほど店はあるのに、彼女は俺の店に」
- 2.5 第66位「汚い猿め、触るな!」
- 2.6 第65位「基本だよ、ワトソン君」
- 2.7 第64位「作戦室で戦争は困る!」
- 2.8 第63位「ミセス・ロビンソン、僕を誘惑しようと……違いますか?」
- 2.9 第62位「ひどい家」
- 2.10 第61位 「これがご挨拶だ!」
- 2.11 第60位「やれやれ、君のおかげでまたトラブル発生だ」
- 2.12 第59位「神よ、ごらんください。二度と飢えはしません!」
- 2.13 第58位「敵の懐に入れ」
- 2.14 第57位「言っちゃ悪いが、強欲は善だ」
- 2.15 第56位「母は最良の友さ」
- 2.16 第55位「ヘヘーンだ」
- 2.17 第54位「野球には泣くなんてない!」
- 2.18 第53位「ある朝、私のパジャマの中に象が入ってきたから撃ち殺した。象がどうやって入ってきたかなんて知らんがね」
- 2.19 第52位「言葉など要らないわ。戻ってくれただけで…」
- 2.20 第51位「賭けてみるか、“今日はツイてるか?”どうなんだクソ野郎!」
- 3 洋画名言名セリフ50位~31位★元ボディビルダーのあの人の代名詞
- 3.1 第50位「ヒューストン、トラブルだ」
- 3.2 第49位「生きてる、生きてる!」
- 3.3 第48位「完璧な人はいない」
- 3.4 第47位「シェーン、シェーン、カムバック!」
- 3.5 第46位「ジェリィったら、お月様を求めるなんてやめましょう。星は持ってるんだから」
- 3.6 第45位「ステラ!ステラ!」
- 3.7 第44位 「死んだ人が見えるんだ」
- 3.8 第43位「君と幸せだったパリの思い出があるさ」
- 3.9 第42位「プラスチックだ」
- 3.10 第41位「商売は銀行強盗」
- 3.11 第40位「ママは言ってた。人生はチョコレートの箱みたいって。食べるまで中身は分からない」
- 3.12 第39位「それを作れば彼はやってくる」
- 3.13 第38位「今日、私は、自分をこの世で最も幸せな男だと思っています」
- 3.14 第37位「また戻ってくる」
- 3.15 第36位「バッジ?持ってねぇ!!必要ねぇ!見せることねぇ!」
- 3.16 第35位「大型船を呼ぼう」
- 3.17 第34位「口笛は吹ける?唇を突き出して吹くのよ」
- 3.18 第33位「彼女と同じ物を」
- 3.19 第32位「いつもの要注意連中を一斉検挙だっ」
- 3.20 第31位「明日は明日の風が吹くわ!」
- 4 洋画名言名セリフ30位~11位★オウチにデンワしたい宇宙人
- 4.1 第30位「私を一人にさせて」
- 4.2 第29位「おまえに真実は分からん!」
- 4.3 第28位「あれを弾いて、サム。時の過ぎ行くままにを」
- 4.4 第27位「ちゃんと歩いてんだぞ!」
- 4.5 第26位「時々私に会いに来ていただけないかしら?」
- 4.6 第25位「金を稼げ!」
- 4.7 第24位「私は大物よ!小さくなったのは映画の方だわ」
- 4.8 第23位「やっぱり、おうちが一番だわ」
- 4.9 第22位「ボンド。ジェームズ・ボンドです」
- 4.10 第21位「昔、国勢調査員が来た時、そいつの肝臓を食ってやった。ワインのつまみだ」
- 4.11 第20位「ルイ、これが友情の始まりだな」
- 4.12 第19位「私はもう怒った、耐えられない!」
- 4.13 第18位「やったよ、ママ!世界一だ!」
- 4.14 第17位「バラのつぼみ」
- 4.15 第16位「ミスター・ティッブスだ!」
- 4.16 第15位「E.T. ウチ デンワ」
- 4.17 第14位「夢が詰まってるのさ」
- 4.18 第13位「愛とは決して後悔しない事」
- 4.19 第12位「朝のナパームは格別だ」
- 4.20 第11位「ここにいるのは言葉の分からん男だ」
- 5 洋画名言名セリフ10位~1位★乾杯しながら関係なくても文句は言わさん
- 6 洋画名言集/AFI「アメリカ映画の名セリフベスト100」まとめ
洋画名言名セリフ100位~71位★指輪が欲しいアイツも…
第100位「世界は俺のものだ!」
カードに勝ち夢の豪華客船タイタニック号の乗船券を手に入れたジャック・ドーソン(レオナルド・ディカプリオ)が、大海原を全速で進む船の舳先に立ちテンションMAXで放った一言。
実はレオナルド・ディカプリオ自身はこのセリフを言うのが嫌だったそうです。一歩間違えればかなりオラオラ満開のアホ丸出しなセリフだもんね。
反対にジェームズ・キャメロン監督は【タイタニック】が11部門獲得した第70回アカデミー賞授賞式で、嬉々として「俺は世界の王じゃあ~っ!」って言ってドひんしゅく買ってましたけども。
1997年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、デビッド・ワーナー、フランシス・フィッシャー、ダニー・ヌッチ、ビル・バクストン、グロリア・スチュアート、キャ[…]
第99位「お前とその犬の命はないからね!」
ドロシー(ジュディ・ガーランド)を乗せて飛ばされてきた家に東の魔女を押しつぶされ、ルビーの靴までも奪われてしまった西の魔女が吐いた暴言。
犬にまで宣戦布告するとは、実は律儀で動物好きな人なのかも知れない。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、バート・ラー、ビリー・バーク、マーガレット・ハミルトン、フランク・モーガン/第12回アカデミー作曲・歌曲・特別賞受[…]
第98位「ベイビーは自由だ」
「ベイビー」ってのは赤ちゃんのことじゃなくてジョニー(パトリック・スウェイジ)の恋人フランシス(ジェニファー・グレイ)のあだ名。
このセリフを言われた時、ベイビーは大きなホールの隅っこ に押し込められています。
ジョニーは彼女を連れ出し、ステージで思いの丈を告白し、共に情熱的なダンスを踊るのでした。
1987年/アメリカ/監督:エミール・アルドリーノ/出演:ジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジ、ジェリー・オーバック、シンシア・ローズ、ジャック・ウェストン、ジェーン・ブラッカー/第60回アカデミー歌曲賞受賞注※この[…]
第97位「母、父、妹、そして私がお礼を」
映画:【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】(1942年)
役名:ジョージ・M・コーハン
俳優:ジェームズ・キャグニー
幼い頃から両親と妹とともに、「コーハン4人組」として舞台に立つジョージ・M・コーハン(ジェームズ・キャグニー)。
「4人で」舞台に立つことに誇りを持つ彼は、カーテンコールでも家族一人一人の見せ場を作ることを忘れません。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ジェームズ・キャグニー、ジョーン・レスリー、ウォルター・ヒューストン、リチャード・ウォーフ、アイリーン・マニング/第15回アカデミー主演男優・ミュージカル音楽・録音賞受賞[…]
第96位「よして!」
婚約者の弟ロニー(ニコラス・ケイジ)となし崩しに一夜を共にしてしまったロレッタ(シェール)。
翌朝、昨夜のことはなかったことにしようとするロレッタに対して、真剣に「愛してる」と告白するロニー。
とち狂ったロレッタはなぜか強烈なビンタを2発お見舞いしてから、「Snap out of it!」。
ちょっとお姉さん、ビンタはいらんのちゃうの。
1987年/アメリカ/監督:ノーマン・ジュイソン/出演:シェール、ニコラス・ケイジ、ヴィンセント・ガーディニア、オリンピア・デュカキス、ダニー・アイエロ/第60回アカデミー主演女優・助演女優・脚本賞受賞注※このサイトは映画の[…]
第95位「カーペ・ディエム。今を生きろ、若者たちよ。素晴らしい人生を掴むのだ」
映画:【いまを生きる】(1989年)
役名:ジョン・キーティング
俳優:ロビン・ウィリアムズ
全寮制進学校ウェルトンに赴任してきた同校OBの英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が、最初の授業で生徒たちに贈った言葉。
その後もキーティングは常識に捉われないユニークな授業を繰り広げ、あらゆる視点で物事を見つめつつ自由に生きることの大切さを説いていきます。
学生時代、こんな先生に会ってみたかった。
1989年/アメリカ/監督:ピーター・ウィアー/出演:ロビン・ウィリアムズ、ロバート・ショーン・レナード、イーサン・ホーク、ジョシュ・チャールズ、ゲイル・ハンセン、ディラン・カスマン、アレロン・ルジェロ、カートウッド・スミス/第62[…]
第94位「やろうぜ、勝負はこれからだ!」
戦闘機パイロットの“マーヴェリック”(トム・クルーズ)が、宿敵“アイスマン”(ヴァル・キルマー)と、大空で遊んでる時のセリフ。
1986年/アメリカ/監督:トニー・スコット/出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、トム・スケリット、マイケル・アイアンサイド、ジョン・ストックウェル、メグ・ライアン、ティム・ロビンス/[…]
第93位「人生とは宴であり、大多数の貧しい人々が死ぬほど飢えている!」
映画:【メイム叔母さん】(1958年)
役名:メイム・デニス
俳優:ロザリンド・ラッセル
コメディーやミュージカルで活躍したロザリンド・ラッセル主演映画の中のセリフ。
第92位「ギャラリー、いよいよです。ゴルフ場管理人がチャンピオンに。まさに奇跡!!入った、入った、入りましたーっ!」
映画:【ボールズ・ボールズ】(1980年)
役名:カール・スパックラー
俳優:ビル・マーレイ
舞台はフロリダにある有名なゴルフコース。
そこで行われるゴルフトーナメントで熱き火花を散らす男達のコメディかと思いきや、コースの片隅ではトーナメントそっちのけでグリーン・キーパーのカール・スパックラー(ビル・マーレイ)がグリーンを荒らすモグラと激しい場外乱闘を繰り広げます。
物語のメインはカールとモグラの攻防で間違いない。
第91位「一塁手は誰だ?」
ツッコミ担当バド・アボットとボケ担当のルー・コステロからなる漫才コンビ「アボットとコステロ」。
「誰が最初に? 」は映画のセリフと言うよりも彼らの持ちネタだったようです。ギャグですね。
要するに坂上二郎の「飛びます飛びます!」であり、村上ショージの「ドゥーン!」であり、ダンディ坂野の「ゲッツ!」である訳です。
第90位「マティーニを。ステアじゃなくシェイクで」
殺されたと思ったのに気が付いたら美女が見守る飛行機の中。美女から「何か飲む?」と聞かれたジェームズ・ボンドが要求したのがこちら。
この場面に限らずジェームズ・ボンドはマティーニをシェイクするのがお気に入りみたいです。こじゃれたバーとか行ったら真似してオーダーしてみましょう。有名なセリフですから、少し年配のバーテンダーさんだったらきっと「ジェームズ・ボンドみたいですね」って言ってくれます。
第89位「全力を尽くしてジッパーのために勝て!と、彼らに言ってあげてください」
映画:【クヌート・ロックニー・オール・アメリカン】(1940年)
役名:クヌート・ロックニー
俳優:パット・オブライエン
名優ジェームズ・キャグニーと親交の深かったパット・オブライエンと、アメリカ合衆国第40代大統領ロナルド・レーガンが共演した、実在のフットボールチームの活躍を描いた伝記映画の中のセリフ。ロナルド・レーガンが演じたのは“ジッパー”の愛称で親しまれたフットボール選手ジョージ・ギップ。
若い人はレーガン大統領が俳優だったことも知らないかも知れませんねえ。中曽根康弘元首相ともめっちゃマブだったんですよ。ロンとヤスね。
第88位「いいこと、あなたは私の白馬の騎士なのよ。白馬に跨り私を迎えに来る。私はあなたにしがみつき、どこまでも駆けていくの!」
映画:【黄昏】(1981年)
役名:エセル・セアー
俳優:キャサリン・ヘプバーン
「老い」が怖くて仕方ない偏屈者の夫ノーマン(ヘンリー・フォンダ)に気丈な妻エセル(キャサリン・ヘプバーン)がかけた言葉。
よぼよぼのおじいちゃんになった夫のことを「白馬の王子様」だなんて、年を取っても愛し合える夫婦ってホントに素敵。
うちのゴリラでは到底無理。
ああ絶対無理。
1981年/アメリカ/監督:マーク・ライデル/出演:キャサリン・ヘプバーン、ヘンリー・フォンダ、ジェーン・フォンダ、ダグ・マッケオン、ダブニー・コールマン/第54回アカデミー主演男優・主演女優・脚色賞受賞注※このサイトは映画[…]
第87位「スターになって戻って来い!」
映画:【四十二番街】(1933年)
役名:ジュリアン・マーシュ
俳優:ワーナー・バクスター
いいか、今夜の舞台はお前にかかってるんだ!
失敗は許されん!
何がなんでもやり切るんだ!
お前ならできる!
分かったか!
よし、行って来い!
スターになって戻ってこい!
(わか…分かったから)
(ちょ…つば…汚っ…つば飛んでるっても~…)
現代やったらまあまあパワハラ指導に入る熱血演出家ジュリアン・マーシュのお言葉です。
1933年/アメリカ/監督:ロイド・ベーコン/出演:ワーナー・バクスター、ビーブ・ダニエルズ、ルビー・キラー、ジョージ・ブレント、ディック・パウエル、ジンジャー・ロジャース注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせ[…]
第86位「アッティカ、アッティカ!」
銀行強盗犯ソニー(アル・パチーノ)が、虎視眈々と自分を狙う警官隊に対して、アッティカ刑務所で起こった囚人の暴動事件になぞらえて大タンカを切った時のセリフ。
アッティカ刑務所暴動事件(実際の事件)が発生したのは1971年。【狼たちの午後】の題材となった銀行強盗事件が起こったのは1972年。
ごくタイムリーな話題だったんでしょう、ソニーはこの雄たけびによって一気に聴衆を味方につけます。
1975年/アメリカ/監督:シドニー・ルメット/出演:アル・パチーノ、ジョン・カザール、クリス・サランドン、チャールズ・ダーニング、ジェームズ・ボロデリック、ランス・ヘンリクセン、キャロル・ケイン/第48回アカデミー脚本賞受賞[…]
第85位「愛しいしと」
“ひとつの指輪”の魔力で妖怪のように変貌してしまったゴラム(アンディ・サーキス)が、“ひとつの指輪”を指して使う言葉。
「My precious.」で「愛しいしと(人)」とは。すごい意訳ですね。
2002年/ニュージーランド、アメリカ/監督:ピーター・ジャクソン/出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、ヴィゴ・モーテンセン、イアン・マッケラン、オーランド・ブルーム、ジョン・リス=デイヴィス、リヴ・タイラー、ヒュウーゴ[…]
第84位「いや飛行機じゃない、美女に殺されたのだ」
映画:【キング・コング】(1933年)
役名:カール・デナム
俳優:ロバート・アームストロング
美女アン(フェイ・レイ)をひっつかんでエンパイア・ステート・ビルに登ったキング・コングが戦闘機に狙い撃ちにされ落っこちた現場で、一連の騒動の元凶であるカール・デナム(ロバート・アームストロング)がまるで他人事のように吐き捨てます。
「美女に殺されたのだ」って いやお前が殺したし。
1933年/アメリカ/監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック/出演:フェイ・レイ、ロバート・アームストロング、ブルース・キャボット、フランク・ライヒャー注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気に[…]
第83位「聴こえますか?夜の子供達。素晴らしい音楽だ!」
映画:【魔人ドラキュラ】(1931年)
役名:ドラキュラ伯爵
俳優:ベラ・ルゴシ
物語のかなり序盤で出てくる名言。
原文にも和訳にも“wolf”も“Howling”も一切出てきませんけど、「夜の子供達」ってのは「狼」のことで、「素晴らしい音楽」ってのは彼らの「遠吠え」のこと。
詩的で紳士的な表現ですね。さすが伯爵。
1931年/アメリカ/監督:トッド・ブラウニング/出演:ベラ・ルゴシ、ヘレン・チャンドラー、デヴィッド・マナーズ、ドワイト・フライ、エドワード・ヴァン・スローン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと[…]
ちなみに【ドラキュラ(1992)】でもゲイリー・オールドマン扮するドラキュラ伯爵がやはり同様のセリフを口にしています。
1992年/アメリカ、イギリス、ルーマニア/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴス、リチャード・E・グラント、ケイリー・エルウィス、ビリー・キ[…]
第82位「トーガ、トーガだ!」
って場面です。
“トーガ”ってのは古代ローマの人々が着ていた体に布を巻き付けたような衣裳のこと。
…しかしこんなセリフが82位にランクインするとは…。
恐るべしジョン・ベルーシ。
1978年/アメリカ/監督:ジョン・ランディス/出演:ジョン・ベルーシ、ティム・マシスン、ピーター・リーガート、ブルース・マッギル、ケヴィン・ベーコン、ドナルド・サザーランド、カレン・アレン、トム・ハルス注※このサイトは映画[…]
第81位「今日は、大スターさん」
歌手のバーブラ・ストライサンドが映画初主演作にしていきなりアカデミー主演女優賞を獲得した映画でのセリフ(この年の主演女優賞は【冬のライオン】のキャサリン・ヘプバーンと同時受賞)。
第80位「エイドリアン!」
超有名なセリフですけど、前後をよく観てるとめっちゃおもろい。
全然聞いてないからねもう。
1976年/アメリカ/監督:ジョン・G・アヴィルドセン/出演:シルヴェスター・スタローン、タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース、トニー・バートン/第49回アカデミー作品・監督・編集賞受賞[…]
第79位「冗談じゃない」「本気だよ、笑ってない」
映画:【フライングハイ】(1980年)
役名:テッド・ストライカー、ルーマック医師
俳優:ロバート・ヘイズ、レスリー・ニールセン
「笑ってない」って言うか…お前(レスリー・ニールセン)真顔が売りやからもともと全然笑わへんやないか。
1980年/アメリカ/監督:ジム・エイブラハムズ、デヴィッド・ザッカー、ジェリー・ザッカー/出演:ロバート・ヘイズ、ジュリー・ハガティ、レスリー・ニールセン、ピーター・グレイブス、ロイド・ブリッジス、ロバート・スタック注※こ[…]
第78位「進入口を開けろ、ハル」
宇宙船ディスカバリー号のすべてを操る人工知能HAL9000と喧嘩して宇宙に締め出されちゃったボーマン船長(キア・デュリア)の懇願。
無音の宇宙でひしひしと募っていくコンピュータに対する不信感と恐怖感がたまりません。
1968年/アメリカ/監督:スタンリー・キューブリック/出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター、ダグラス・レイン/第41回アカデミー特殊効果賞受賞注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが[…]
第77位「ソイレント・グリーンは人肉だ!」
この一言に映画【ソイレント・グリーン】の謎のすべてが集約されている大変重要なセリフ。
その重要さたるやこのセリフを知った上で映画本編を観ると作品の面白さが半減してしまうほど。
1973年/アメリカ/監督:リチャード・フライシャー/出演:チャールトン・ヘストン、エドワード・G・ロビンソン、チャック・コナーズ、ジョゼフ・コットン、リー・テイラー注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好き[…]
第76位「地獄で会おうぜ、ベイビー」
T-1000(ロバード・パトリック)にとどめを刺す際、ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)に教えてもらった若者言葉をいちびって使ってみる可愛いシュワちゃん。
1991年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック、ジョー・モートン、マイケル・ビーン/第64回アカデミー音響編集・録音・メ[…]
第75位「私、いつも見ず知らずの方のご好意に頼ってきましたの」
映画:【欲望という名の電車】(1951年)
役名:ブランチ・デュボア
俳優:ヴィヴィアン・リー
頭がおかしくなってしまったブランチ・デュポア(ヴィヴィアン・リー)が自分を迎えにきた施設の人間に丁寧に言うセリフ。
この直前まで錯乱状態で暴れ回ってたというのに、ブランチの感情の起伏が怖すぎ。
1951年/アメリカ/監督:エリア・カザン/出演:ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド、キム・ハンター、カール・マルデン/第24回アカデミー主演女優・助演男優・助演女優・美術監督(白黒)賞受賞注※このサイトは映画のネタバレ[…]
第74位「チャイナタウンだよ」
刑事だった頃と同じく、またしても愛する人に対して何もできなかった(それどころか事態を悪化させてしまった)ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)にかけられた、同情にも似た言葉。
もう終わってしまったことよジェイク、忘れチャイナよ。
1974年/アメリカ/監督:ロマン・ポランスキー/出演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン、バート・ヤング、ダイアン・ラッド、ペリー・ロペス、ジョン・ヒラーマン、ダレル・ツワーリング、ロマン・ポランスキー[…]
第73位「神様、これがリコの最後か……」
そうなんです。
悪党の末路なんてそんなもんです。
1931年/アメリカ/監督:マーヴィン・ルロイ/出演:エドワード・G・ロビンソン、ダクラス・フェアバンクス・Jr、グレンダ・ファレル、シドニー・ブラックマー、トーマス・ジャクソン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが[…]
第72位「ハンガーを使っちゃ駄目!」
この和訳おかしいですね。
正確には「針金ハンガー」です。ちゃんと原文も「wire hangers」ってなってる。
ハンガーそのものを使っちゃダメって言ってるんじゃなくて、「針金ハンガー」を使っちゃダメってことです。
300ドルもする高価なドレスを針金ハンガーで引っ掛けてた養女のクリスティーナ(ダイアナ・スカーウィッド)に対して、大女優ジョーン・クロフォード(フェイ・ダナウェイ)が怒りをぶちまけた時のセリフ。
「まあまあお母さん、そない怒らいでもよろしいですやん…」となだめたいけど、大人でもビビって動けなくなるほどのフェイ・ダナウェイの剣幕がまるで金縛りにも似た怪奇現象。
1981年/アメリカ/監督:フランク・ペリー/出演:フェイ・ダナウェイ、ダイアナ・スカーウィッド、スティーヴ・フォレスト、ルターニャ・アルダ、ハワード・ダ・シルヴァ注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きな[…]
第71位「待ってくれ、お楽しみはこれからだ!」
映画:【ジャズ・シンガー】(1927年)
役名:ジャック・ロビン
俳優:アル・ジョルソン
ブロードウェイの有名歌手アル・ジョルソンを主演に迎えた、映画史上初の長編ミュージカル映画であり“世界初のトーキー”(諸説あり)でもある【ジャズ・シンガー】の中のセリフ。
今ミンストレル・ショーなんてやろうもんなら大問題ですけど、当時は白人のアル・ジョルソンがブラックフェイス(黒塗りメイク)で歌うこの映画が普通に大衆に受け入れられ大ヒットしていました。日本でもラッツ&スターの前身シャネルズとか、黒塗りメイクの人がTVで普通に歌ってたことがありましたよね。
時代の流れを感じます。
参考 ミンストレル・ショー=顔を黒く塗った白人によって演じられた、踊りや音楽、寸劇などを交えた、アメリカ合衆国のエンターテインメントのこと。
1927年/アメリカ/監督:アラン・クロスランド/出演:アル・ジョルソン、メイ・マカヴォイ、ワーナー・オーランド、ユージニー・ベッセラー、オットー・レデラー、リチャード・タッカー/第1回アカデミー名誉賞受賞注※このサイトは映[…]
洋画名言名セリフ70位~51位★サイコ野郎の友達は?
第70位「安全か?」
強制収容所のユダヤ人から命と引き換えにダイヤを巻き上げていた元ナチ党員の歯科医クリスチャン・ゼル博士(ローレンス・オリヴィエ)。
運び屋をしていた兄が急逝したためニューヨークの貸金庫に預けていたダイヤを自ら引き出す強硬策に出ようとしているゼル博士が、何も知らない大学院生ベーブ(ダスティン・ホフマン)を電動ドリルで拷問する時の問い掛け。
歯科医のゼル博士が電動ドリルで痛めつける場所はもちろん「歯」。
しかしさっきから何回も「安全か?」って聞いてくるけどさあ、何のこと言ってるかさっぱり分かんないんだよね。
(ガリガリガリガリ…)
ぎゃあ~っ!!
1976年/アメリカ/監督:ジョン・シュレシンジャー/出演:ダスティン・ホフマン、ローレンス・オリヴィエ、ロイ・シャイダー、ウィリアム・ディヴェイン、マルト・ケラー注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きな[…]
第69位「あの人達よ!」
TVを通じて霊体と交信できるらしいフリーリング家の次女キャロル・アン(ヘザー・オルーク)。
彼女は確かに「あの人達」がTVを媒体にして現世に現れ、家屋に吸い込まれて行くのを見ました。
1982年/アメリカ/監督:トビー・フーパー/出演:クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ドミニク・ダン、オリヴァー・ロビンス、ヘザー・オルーク、ビアトリス・ストレイト、リチャード・ローソン、ゼルダ・ルビンスタイン[…]
第68位「お客様だよ!」
セリフよりジャック・ニコルソンの顔芸で有名。
「ジャック・トランス」のセリフなのになぜ「Here’s Jack!」ではなく「Here’s Johnny!」なのかと言いますと、そもそもこれはジャックが自分のことを指して言っているのではなく、1954年から放送されているアメリカの長寿トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」の映画公開時(1980年頃)の司会者ジョニー・カーソンの真似をしているから。
って感じでおどけてる訳なんですけど、いやいや、笑えねえ和まねえ。
ちなみに【アニー・ホール】の漫談家アルビー・シンガー(ウディ・アレン)が出演しているのも同じTV番組。アルビーが道端で「ジョニー・カーソン・ショーに出てる人や!」と見知らぬ人に絡まれる場面があります。
1980年/アメリカ/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド、スキャットマン・クローザース、バリー・ネルソン、フィリップ・ストーン、ジョー・ターケル注※このサイトは[…]
第67位「世界には星の数ほど店はあるのに、彼女は俺の店に」
映画:【カサブランカ】(1942年)
役名:リック・ブレイン
俳優:ハンフリー・ボガート
all、allと何回も繰り返してますね。
世界中の、町中の店の中から、愛した女が選んだ店がどうして俺の店なんだよ…やってられねーよ…。
そう言ってリック(ハンフリー・ボガート)はガブガブと酒をあおるのでした。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
第66位「汚い猿め、触るな!」
上の画像だけ見るとこのセリフを吐いた時のチャールトン・ヘストンの方が「汚い猿」のようですが。
実際は自分を捕まえて去勢手術と脳外科手術を施そうとするゴリラ軍団に向かって吐かれた暴言。公開当時はもっと差別的な言葉に訳されていたそうですよ。
1968年/アメリカ/監督:フランクリン・J・シャフナー/出演:チャールトン・ヘストン、ロディ・マクドウォール、キム・ハンター、モーリス・エヴァンス、ジェームズ・ホイットモア注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気に[…]
第65位「基本だよ、ワトソン君」
映画:【シャーロック・ホームズの冒険】(1939年)
役名:シャーロック・ホームズ
俳優:ベイジル・ラスボーン
アメリカではもっともスタンダードな“シャーロック・ホームズ”として知られるベイジル・ラスボーン版【シャーロック・ホームズの冒険】のセリフ。残念ながらメディア入手困難につき未視聴。
“シャーロック・ホームズ”を演じた俳優といえば1984年から1994年までのTVシリーズでホームズを演じたジェレミー・ブレッドが最強だと思っている私としては、何とか入手して見比べてみたいところです。
第64位「作戦室で戦争は困る!」
映画:【博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか】(1964年)
役名:マーキン・マフリー大統領
俳優:ピーター・セラーズ
だって!
だってこいつ隠しカメラで写真撮ってましたよ!
見てくださいよホラ!ホラ!
子供か。
1964年/アメリカ、イギリス/監督:スタンリー・キューブリック/出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン、スリム・ピケンズ、キーナン・ウィン、ピーター・ブル注※このサイトは映画のネタバレしよ[…]
第63位「ミセス・ロビンソン、僕を誘惑しようと……違いますか?」
あからさまに誘惑してる熟女ミセス・ロビンソン(アン・バンクロフト)も面白いし、誘惑しようとしてる女性に向かって「誘惑してんの?」ってズバリ聞いてみる童貞(ダスティン・ホフマン)も面白い。
こう聞かれたミセス・ロビンソンは、「ふふ、そんなわけないやないの。私とあなたでは年齢が倍も違うし、あなたが子供の頃から知ってんのやで?」といなして見せますが、もし「そうやで、誘惑してんねやん。見たら分かるやろ」って言われてたらどうしてたんでしょうね。
1967年/アメリカ/監督:マイク・ニコルズ/出演:ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ、エリザベス・ウィルソン、ブライアン・エイヴリー、バック・ヘンリー/第40回[…]
第62位「ひどい家」
映画:【森の彼方に】(1949年)
役名:ローザ・モリーン
俳優:ベティ・デイヴィス
大好きなベティ・デイヴィス主演と言うことで方々 探し回っているものの、どうしてもメディアが見つからず視聴不可能。
しかし1966年の映画【バージニア・ウルフなんかこわくない】で、エリザベス・テイラーとリチャード・バートンがこの【森の彼方に】の名言「ひどい家 」について長々と言及している場面があります。
そっかあ~ベティ・デイヴィスはジョゼフ・コットンと夫婦で、腹膜炎でありながらシカゴへ旅立つお話なのかあ~。観たいなあ~。
1966年/アメリカ/監督:マイク・ニコルズ/出演:エリザベス・テイラー、リチャード・バートン、ジョージ・シーガル、サンディ・デニス/第39回アカデミー主演女優・助演女優・撮影(白黒)・美術(白黒)・衣裳デザイン賞受賞注※こ[…]
第61位 「これがご挨拶だ!」
追い詰められて切羽詰まったトニー・モンタナ(アル・パチーノ)が怒声と共にマシンガンぶっ放します。気持ちよさそう。
1983年/アメリカ/監督:ブライアン・デ・パルマ/出演:アル・パチーノ、スティーブン・バウアー、ミシェル・ファイファー、ロバート・ロッジア、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、F・マーリー・エイブラハム注※このサイトは[…]
第60位「やれやれ、君のおかげでまたトラブル発生だ」
映画:【極楽発展倶楽部】(1933年)
役名:オリヴァー
俳優:オリヴァー・ハーディ
ハリウッド初期のコメディ・デュオ「オリヴァーとハーディ」の映画【極楽発展倶楽部】でのセリフ。
第59位「神よ、ごらんください。二度と飢えはしません!」
焼け付くような夕陽をバックにしてるんで顔は見えないんですけど、神に向けて決意表明するスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)は阿修羅のように憤怒の表情をしているに違いない。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、トーマス・ミッチェル、ハティ・マクダニエル/第12回アカデミー作品・監督・主演女優・[…]
第58位「敵の懐に入れ」
映画:【ゴッドファーザーPARTⅡ】(1974年)
役名:マイケル・コルレオーネ
俳優:アル・パチーノ
父ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の跡を継いでボスとなったマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)が、「父から教えてもらった言葉」としてファミリーの幹部フランク・ペンタンジェリ(マイケル・V・ガッツォ)に言うセリフ。
直訳は「友は近くに置け、しかし敵はもっと近くに置け」というもの。
もともとは孫子の兵法から引用された名言。
1974年/アメリカ/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ、タリア・シャイア、ジョン・カザール、リー・ストラスバーグ、マイケル・V・ガッツォ、G・[…]
第57位「言っちゃ悪いが、強欲は善だ」
カッコよかったですねえ株主総会でスピーチした時のゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。
このセリフだけ抜き取ると心無い人の戯言かと思いますけど、全文聞くとあながち間違ってもいない。未だにたまに引用しますよ私は。
彼氏や彼女や夫や妻など、誰かにを何かおねだりする時に有効。
ただし上司には無効。
1987年/アメリカ/監督:オリバー・ストーン/出演:マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン、ダリル・ハンナ、マーティン・シーン、ハル・ホルブルック、テレンス・スタンプ/第60回アカデミー主演男優賞受賞注※このサイトは映画の[…]
第56位「母は最良の友さ」
モーテルに泊まりに来たマリオン(ジャネット・リー)に「友達はいないの?」と訊かれた時のノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の答えがこれ。
さすがに「だいぶおかしいなコイツ…」と感じ取ったのか、この辺りからのマリオンの態度が露骨に嫌そうで面白い。
1960年/アメリカ/監督:アルフレッド・ヒッチコック/出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム、ジョン・マッキンタイア注※このサイトは映画のネタバレしようが[…]
第55位「ヘヘーンだ」
作中アニー・ホール(ダイアン・キートン)が口癖のように何度か口にする言葉。
上の画像の場面(主人公の漫談家アルビー・シンガー(ウディ・アレン)との最初の出会いの場面)では、私の持っているDVDの字幕は「シラー!ってとこね」となっています。
1977年/アメリカ/監督:ウディ・アレン/出演:ウディ・アレン、ダイアン・キートン、トニー・ロバーツ、キャロル・ケイン、ポール・サイモン、シェリー・デュヴァル、ジャネット・マーゴリン/第50回アカデミー作品・監督・主演女優・脚本賞[…]
第54位「野球には泣くなんてない!」
ポカミスやらかしたチームの選手に注意したらベソかかれてしまったジミー監督(トム・ハンクス)が、「これだから女はやりにくいんや!」と言わんばかりに何度も繰り返し叫ぶセリフ。
この時はめっちゃ怒ってますけど同じ選手が再びポカミスやった時には怒りの余りプルプルしながらも優しく丁寧に指導してくれます。
なんだかんだ言って男は女の涙に弱い。
1992年/アメリカ/監督:ペニー・マーシャル/出演:ジーナ・デイヴィス、トム・ハンクス、マドンナ、ロリ・ペティ、ロージー・オドネル、ゲイリー・マーシャル、ミーガン・カヴァナグ、トレイシー・ライナー、ティア・レオーニ注※この[…]
第53位「ある朝、私のパジャマの中に象が入ってきたから撃ち殺した。象がどうやって入ってきたかなんて知らんがね」
映画:【けだもの組合】(1930年)
役名:ジェフリー・T・スポルディング
俳優:グルーチョ・マルクス
アフリカ探検隊隊長J・T・スポルティング(グルーチョ・マルクス)がリッテンハウス夫人(マーガレット・デュモン)宅のパーティで、アフリカ滞在時のことを聞かれて答えたもの。
このあとパジャマの中に入ってきたゾウの象牙を抜こうとしたけど抜けなかったんだってさ。
第52位「言葉など要らないわ。戻ってくれただけで…」
なんでこんな面白味のないベタなセリフがランクインしてるのか謎。
1996年/アメリカ/監督:キャメロン・クロウ/出演:トム・クルーズ、キューバ・グッディング・ジュニア、レネー・ゼルウィガー、ケリー・プレストン、ジェリー・オコンネル、レジーナ・キング、ジェイ・モーア/第69回アカデミー助演男優賞受[…]
第51位「賭けてみるか、“今日はツイてるか?”どうなんだクソ野郎!」
映画:【ダーティハリー】(1971年)
役名:ハリー・キャラハン
俳優:クリント・イーストウッド
44マグナムを構えて悪党に問い掛けるハリーの決め台詞。
「Well,do ya,pank?」のとこのカッコよさは異常。
1971年/アメリカ/監督:ドン・シーゲル/出演:クリント・イーストウッド、アンディ・ロビンソン、ハリー・ガーディノ、レニ・サントーニ、ジョン・ミッチャム、ジョン・ラーチ、ジョン・ヴァーノン注※このサイトは映画のネタバレしよ[…]
洋画名言名セリフ50位~31位★元ボディビルダーのあの人の代名詞
第50位「ヒューストン、トラブルだ」
アポロ13号で実際に事故が発生した時、ジム・ラベル船長(トム・ハンクス)が本当に言ったとされるセリフ。
よく考えたら地球の管制室に事態を報告してるだけのセリフなんだけどね。まあ本来であればこんな報告(「問題発生しちゃった 」)はあってはならないことなんでしょうね。
1995年/アメリカ/監督:ロン・ハワード/出演:トム・ハンクス、ケヴィン・ベーコン、ゲイリー・シニーズ、ビル・パクストン、エド・ハリス、キャスリーン・クインラン、ローレン・ディーン/第68回アカデミー編集・音響賞受賞注※こ[…]
第49位「生きてる、生きてる!」
死体を繋ぎ合わせて作った人造人間に落雷から通電させ、生命を吹き込むことに成功したヴィクター・フランケンシュタイン(コリン・クライヴ)の歓喜の悲鳴。
マッドサイエンティストの真似する時にはマストで。
1931年/アメリカ/監督:ジェイムズ・ホエール/出演:ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、ヴァレリー・ホブソン、メイ・クラーク、ジョン・ボリス、エドワード・ヴァン・スローン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気に[…]
第48位「完璧な人はいない」
愛した異性が実は同性だったと知った時、あなたならどんなリアクションをすると思いますか?
オズグッド3世(ジョー・E・ブラウン)はまったくもって動じませんよ。
だって“ひとりの人間”として、“ダフネ(ジャック・レモン)”だけを愛してるから。
1959年/アメリカ/監督:ビリー・ワイルダー/出演:マリリン・モンロー、トニー・カーティス、ジャック・レモン、ジョージ・ラフト、ジョー・E・ブラウン/第32回アカデミー衣裳デザイン(白黒)賞受賞注※このサイトは映画のネタバ[…]
第47位「シェーン、シェーン、カムバック!」
振り返らず去っていくシェーン(アラン・ラッド)を見つめながら、ジョーイ(ブランドン・デ・ワイルド)が一生懸命叫ぶ有名すぎるセリフ。
「【シェーン】と言えばラストシーン」みたいになってますけど、ジョーイは全編に渡ってかわいいし、殺し屋ジャック(ジャック・パランス)の不気味な存在感もたまらんし、見どころは尽きない名作です。
1953年/アメリカ/監督:ジョージ・スティーブンス/出演:アラン・ラッド、ジーン・アーサー、ヴァン・ヘフリン、ブランドン・デ・ワイルド、ジョン・ディークス、ジャック・パランス/第26回アカデミー撮影賞受賞注※このサイトは映[…]
第46位「ジェリィったら、お月様を求めるなんてやめましょう。星は持ってるんだから」
映画:【情熱の航路】(1942年)
役名:シャルロッテ・ヴェール
俳優:ベティ・デイヴィス
夜空を見上げながら、妻子持ちの恋人ジェリー(ポール・ヘンリード)に対してオールド・ミスのシャルロッテ(ベティ・デイヴィス)が言います。
察するに「月」が指すのは「戸籍上の夫婦」で、「星」が指すのは「ジェリーの末娘」。実母と折り合いの悪いジェリーの末娘を引き取ることにしたシャルロッテが、「妻の座(月)は諦めてやる。その代わり娘(星)はいただくぜ」と念を押してるワケです。ホンマ?うんホンマホンマ。
1942年/アメリカ/監督:アーヴィング・ラパー/出演:ベティ・デイヴィス、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、グラディス・クーパー/第15回アカデミー作曲賞受賞注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好き[…]
第45位「ステラ!ステラ!」
大喧嘩の末に妊娠中の妻のステラ(キム・ハンター)を殴りつけたスタンリー(マーロン・ブランド)。
でもこの程度の喧嘩はこの夫婦には日常茶飯事のようで、スタンリーはアパートの上階の友人宅に逃げ込んだ妻ステラを大声で呼びつけます。そしてステラもステラであっさり戻る。
よくいる共依存っぽい夫婦の典型。
まあマーロン・ブランドが夫だったら私だって殴られようが蹴られようが速攻で家帰るけどね。
1951年/アメリカ/監督:エリア・カザン/出演:ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド、キム・ハンター、カール・マルデン/第24回アカデミー主演女優・助演男優・助演女優・美術監督(白黒)賞受賞注※このサイトは映画のネタバレ[…]
第44位 「死んだ人が見えるんだ」
コール君(ハーレイ・ジョエル・オスメント)がせっかく、自分が死んだことに気付いていないマルコム・クロウ(ブルース・ウィリス)に「あなたも死人なんですよ~」と暗に真実を伝えているのに、まったく自分のことを言われているとは気付かず「コールの妄想はかなりヤバイな…」なんて学者然として分析しているマルコムがちょっと滑稽。
(自分死んでんのやで!ププッ!)←性悪。
1999年/アメリカ/監督:M・ナイト・シャマラン/出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット、ドニー・ウォルバーグ、ミーシャ・バートン、M・ナイト・シャマラン注※この[…]
第43位「君と幸せだったパリの思い出があるさ」
名画名画と騒ぎ立てられてる【カサブランカ】ですけどね、余りにもリック(ハンフリー・ボガート)とイルザ(イングリッド・バーグマン)がラブラブ過ぎて、「もー勝手にやってよ」って部分も正直ありますよ。
嫌よ!貴方といるって決めたのに…
それに貴方はどうするの?
もう勝手にやって。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
第42位「プラスチックだ」
(※大学の卒業パーティに来てくれた昔から知ってるおっちゃんのセリフ)
「ベン!ベンジャミン(ダスティン・ホフマン)!卒業おめでとう!
ちょっと来い!ええこと教えたるからちょっ!ちょっ!ちょっと来てみろって!
大人になったお前にすごい情報教えたるからな、よう聞けよ。これからの時代はなベン…」
「プラスチックや」
どうも。もったいぶるだけぶってプラスチック並みのペラッペラのアドバイスをありがとう。
1967年/アメリカ/監督:マイク・ニコルズ/出演:ダスティン・ホフマン、アン・バンクロフト、キャサリン・ロス、マーレイ・ハミルトン、ウィリアム・ダニエルズ、エリザベス・ウィルソン、ブライアン・エイヴリー、バック・ヘンリー/第40回[…]
第41位「商売は銀行強盗」
自宅の庭をうろついていた不審人物クライド・バロー(ウォーレン・ベイティ)に「仕事は何なの?」と訊いたボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)への返事がこれ。
普通なら「あなたバカなの?」って返してしまいそうになるけど、そのあとすぐさま手近なお店に入って強盗をして見せるクライドにボニーときたら、
って あなたたちバカなの?
1967年/アメリカ/監督:アーサー・ペン/出演:ウォーレン・ベイティ、フェイ・ダナウェイ、ジーン・ハックマン、マイケル・J・ポラード、エステル・パーソンズ、デンヴァー・パイル、ジーン・ワイルダー/第40回アカデミー助演女優・撮影賞[…]
第40位「ママは言ってた。人生はチョコレートの箱みたいって。食べるまで中身は分からない」
映画:【フォレスト・ガンプ/一期一会】(1994年)
役名:フォレスト・ガンプ
俳優:トム・ハンクス
頭の弱いフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)のために、母親が精一杯かみ砕いて「人生」を表現してみせたセリフ。
ズバリ私にはこのセリフの意味がよく分かりません。
恐らくフォレストの母親が言ってるのは、箱に入ってて色んな味がアソートになってるちょっと高級なチョコレートのことですよね?あれを人生に例えて、人生にはつらい(不味い)時も楽しい(美味しい)時もあるのよって教えてるってことでしょ?
でも、あれってハズレある?
ミルクとかビターとかナッツとか、味の違いは少々あっても結局は全部チョコレートでしょ?
なんや言うても全部美味しくない?
あれに例えてしまうと、「人生美味しいばっかり」ってなっちゃいません?
違う?
…分かんない…。
1994年/アメリカ/監督:ロバート・ゼメキス/出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン、ハーレイ・ジョエル・オスメント/第67回アカデミー作品・監督・脚色・主演男優・[…]
第39位「それを作れば彼はやってくる」
吹き替えでは確か「お前が作ればやってくる」って言ってるんですよ。
公開当時野球少年だった兄が、この映画を観てからというもの繰り返しこのセリフを言ってたのでよく覚えてます。
ランクインして良かった。
1989年/アメリカ/監督:フィル・アルデン・ロビンソン/出演:ケビン・コスナー、エイミー・マディガン、ギャビー・ホフマン、レイ・リオッタ、バート・ランカスター、ジェームズ・アール・ジョーンズ注※このサイトは映画のネタバレし[…]
第38位「今日、私は、自分をこの世で最も幸せな男だと思っています」
映画:【打撃王】(1942年)
役名:ルー・ゲーリック
俳優:ゲイリー・クーパー
これは恐らく、映画の名セリフというよりは、実在するニューヨーク・ヤンキースの英雄ルー・ゲーリックの引退スピーチが有名なだけでは…。
変更なしで実際のスピーチそのまんまみたいだし…。
1942年/アメリカ/監督:サム・ウッド/出演:ゲイリー・クーパー、テレサ・ライト、ウォルター・ブレナン、ベーブ・ルース、ダン・デュリエ/第15回アカデミー編集賞受賞注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好き[…]
第37位「また戻ってくる」
もうすっかりアーノルド・シュワルツェネッガーの代名詞みたいになっちゃってますね。
初出のシチュエーションは、「今はサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)に会えへんで~」と教えてくれた警察署の受付のおっさんに、ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が「I’ll be back.」と返すというもの。
そのまま無言で立ち去っても良かったでしょうに、機械のクセに礼を失しない。
1984年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気[…]
第36位「バッジ?持ってねぇ!!必要ねぇ!見せることねぇ!」
映画:【黄金】(1948年)
役名:金帽子
俳優:アルフォンソ・ベドヤ
明らかに山賊なのに「俺ら軍隊やね~ん」と偽り、「じゃあバッジを見せてみろ!」とドブズ(ハンフリー・ボガート)に詰め寄られた時の山賊の頭目・金帽子(アルフォンソ・ベドヤ)のセリフ。
メキシカンな帽子が日本の麦わら帽子にクリソツだし、田舎っぽい「○○ねぇ!」って語尾で韻を踏んだこのセリフが、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ(テレビも無ェ!ラジオも無ェ!自動車もそれほど走って無ェ!)」の元ネタだと言われても私は疑いません。
1948年/アメリカ/監督:ジョン・ヒューストン/出演:ハンフリー・ボガート、ウォルター・ヒューストン、ティム・ホルト、ブルース・ベネット、バートン・マクレーン、ジョン・ヒューストン/第21回アカデミー監督・助演男優・脚色賞受賞[…]
第35位「大型船を呼ぼう」
このセリフで翻訳家の底力を見ました。
「翻訳家の底力」ってのが何なのかよく分からんけど。
私が持ってるDVDの字幕ではなんと、このセリフは「船が小さい」と訳されています。
私的には直訳に近い「大型船を呼ぼう」よりも、いかに(船が小さく見えるほど)ジョーズが大きいかが感覚的に捉えられる「船が小さい」という意訳の方がファビュラスに感じられます。
1975年/アメリカ/監督:スティーブン・スピルバーグ/出演:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン/第48回アカデミー作曲・音響・編集賞受賞注※このサイトは映[…]
第34位「口笛は吹ける?唇を突き出して吹くのよ」
映画:【脱出】(1944年)
役名:マリー・ブロウニング
俳優:ローレン・バコール
ハリー・“スティーヴ”・モーガン(ハンフリー・ボガート)とキスを交わしたあと、マリー・“スリム”・ブロウニング(ローレン・バコール)がこう言い残して部屋を出て行きます。
吹き方知ってる?
唇を突き出すのよ。
1944年/アメリカ/監督:ハワード・ホークス/出演:ハンフリー・ボガート、ローレン・バコール、ウォルター・ブレナン、シェルドン・レナード、ドロレス・モラン、ダン・シーモア注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせ[…]
第33位「彼女と同じ物を」
レストランでハリー(ビリー・クリスタル)と食事中、急に喘ぎ声をあげてオーガズムに達してしまったサリー(メグ・ライアン)。
…のように周囲の人間には見えたでしょうが、実はサリーはハリーに「女は演技でイッたふりできる」ことを実証してただけ。
そうとは知らない近くに座っていた女性客は、店員に「彼女と同じものを」注文したのでした。
何を期待してるんやおばはん!
ちなみにこの女性客はロブ・ライナー監督の実母エステル・ライナーです。
1989年/アメリカ/監督:ロブ・ライナー/出演:ビリー・クリスタル、メグ・ライアン、キャリー・フィッシャー、ブルーノ・カービー、スティーブン・フォード注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてま[…]
第32位「いつもの要注意連中を一斉検挙だっ」
後半の「usual suspects」の部分がミステリーの名作【ユージュアル・サスペクツ】のタイトルになってるとの説がありますが。真偽不明。
私の持ってるDVDの字幕ではただ「犯人を捜せ」となっています。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
1995年/アメリカ/監督:ブライアン・シンガー/出演:ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、スティーヴン・ボールドウィン、ケヴィン・ポラック、ベニチオ・デル・トロ/第68回アカデミー助演男優・脚本賞受賞注※このサイトは[…]
第31位「明日は明日の風が吹くわ!」
【風と共に去りぬ】のセリフはエクセレントな日本語訳の例としてもよく挙げられますね。
これなんてその最たるもの。
直訳は「明日は別の日!」なのに一体どこから「明日は明日の風が吹く」なんて言葉がひらめくのか。センスがすごいですよね。もはや言葉の芸術。ランゲージ・アーティスト。
あ、なんかええ感じやん。
ランゲージ・アーティスト。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、トーマス・ミッチェル、ハティ・マクダニエル/第12回アカデミー作品・監督・主演女優・[…]
洋画名言名セリフ30位~11位★オウチにデンワしたい宇宙人
第30位「私を一人にさせて」
劇場の観客が少ないことにひねくれてショーをボイコットし、勝手にグランド・ホテルに帰って来たバレリーナ、グルシンスカヤ(グレタ・ガルボ)が使用人たちに言うセリフ。
どこまでもわがまま貫きます。
1932年/アメリカ/監督:エドマンド・グールディング/出演:グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クロフォード、ウォーレス・ビアリー、ライオネル・バリモア/第5回アカデミー作品賞受賞注※このサイトは映画のネタバレしよ[…]
第29位「おまえに真実は分からん!」
国防のなんたるかも分かっとらん青二才のキャフィ中尉(トム・クルーズ)に対して、最前線をくぐりぬけてきた海軍大佐ジェセップ(ジャック・ニコルソン)がカチコーン言わした時のセリフ。
普通に字幕読んでるとニュアンスが捉えにくいんですけど、原文は「You can’t handle the truth!」って言ってるんですよね。「理解できない」を意味する「You can’t understand the truth!」ではない。
「handle」には「使いこなす・扱う・さばく」って意味があって、「インテリ弁護士のキャフィ中尉ごときにこの問題(真実)を扱うことは到底不可能だ!」と吠えてます。
カッコよすぎ。
1992年/アメリカ/監督:ロブ・ライナー/出演:トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケヴィン・ベーコン、キーファー・サザーランド、ケヴィン・ポラック、ウォルフガング・ボディソン注※このサイトは映画のネタバレ[…]
第28位「あれを弾いて、サム。時の過ぎ行くままにを」
偶然訪れた元彼リック(ハンフリー・ボガート)の店で、ピアニストのサムに2人の思い出の曲を弾かせようとする大胆なイルザ(イングリッド・バーグマン)。
このセリフを聞いて私は冷静に、「綺麗な顔して実は結構図太いなコイツ…」って思いましたね。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
第27位「ちゃんと歩いてんだぞ!」
誰もが速足で通り過ぎていくニューヨークで、片足を引きずってヨタヨタと歩くリッツォ(ダスティン・ホフマン)。そんな彼にクラクションを鳴らしたタクシーに向って吐いた暴言です。
いや暴言どころか、通り過ぎざまにボンネットをバンバン叩く暴挙に出てますけど。
リッツォが足が不自由であることに並々ならぬコンプレックスを抱いていると分かります。
1969年/アメリカ/監督:ジョン・シュレシンジャー/出演:ジョン・ボイト、ダスティン・ホフマン、シルヴィア・マイルズ、ジョン・マクギヴァー、ブレンダ・ヴァッカロ、バーナード・ヒューズ、ボブ・バラバン/第42回アカデミー作品・監督・[…]
第26位「時々私に会いに来ていただけないかしら?」
メディア入手困難につき未視聴。メイ・ウエストの相手役としてケーリー・グラントが出演しています。
第25位「金を稼げ!」
画像はスポーツエージェントのジェリー・マグワイア(トム・クルーズ)ですが、もともとはアメフト選手のロッド・ディドウェル(キューバ・グッディング・ジュニア)の名言。
呪文のようなこのセリフを、ジェリーは電話口で何度も何度も復唱させられます。
お陰様でロッドという将来性未知数のクライアントを一人ゲット。
おめでとう。
1996年/アメリカ/監督:キャメロン・クロウ/出演:トム・クルーズ、キューバ・グッディング・ジュニア、レネー・ゼルウィガー、ケリー・プレストン、ジェリー・オコンネル、レジーナ・キング、ジェイ・モーア/第69回アカデミー助演男優賞受[…]
第24位「私は大物よ!小さくなったのは映画の方だわ」
このランキングで一番好きかも知れないセリフ。
大衆に忘れ去られた大女優ノーマ・デズモンド(グロリア・スワンソン)が「映画」に向かって吐き捨てた名言ですよ。
変わったのは自分ではなく映画である!
すごすぎて寒気がするよね。
こんなの言ってみたい。
1950年/アメリカ/監督:ビリー・ワイルダー/出演:グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ナンシー・オルソン、ジャック・ウェッブ、フレッド・クラーク/第23回アカデミー脚本・作曲・美術監督[…]
第23位「やっぱり、おうちが一番だわ」
トルネードに飛ばされてオズの国を探検してきたドロシー(ジュディ・ガーランド)が自宅に戻って一言。
オズの国とほぼメンツは同じだけど、やっぱりお家が一番らしい。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、バート・ラー、ビリー・バーク、マーガレット・ハミルトン、フランク・モーガン/第12回アカデミー作曲・歌曲・特別賞受[…]
第22位「ボンド。ジェームズ・ボンドです」
初代ジェームズ・ボンド、ショーン・コネリーによる【007 ドクター・ノオ】内での定番の自己紹介。
なんでいっつも苗字2回言うねん。
第21位「昔、国勢調査員が来た時、そいつの肝臓を食ってやった。ワインのつまみだ」
映画:【羊たちの沈黙】(1991年)
役名:ハンニバル・レクター
俳優:アンソニー・ホプキンス
“人食いハンニバル”と呼ばれた元精神科医の囚人ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)からの衝撃の告白。
このセリフを言われたFBI訓練生クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)は、この時がなんとレクター博士と初対面。
さぞかし震えあがったことでしょう。
1991年/アメリカ/監督:ジョナサン・デミ/出演:アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスター、スコット・グレン、テッド・レヴィン、アンソニー・フィールド/第64回アカデミー作品・監督・主演男優・主演女優・脚色賞受賞注※こ[…]
第20位「ルイ、これが友情の始まりだな」
映画:【カサブランカ】(1942年)
役名:リック・ブレイン
俳優:ハンフリー・ボガート
それまで敵とも味方ともつかない関係だったリック(ハンフリー・ボガート)とルノー署長(クロード・レインズ)の友情の始まりを讃えたセリフ。
皮肉屋でハードボイルドなリックにしては割とストレートに感謝の意を表していて好きです。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
第19位「私はもう怒った、耐えられない!」
映画:【ネットワーク】(1976年)
役名:ハワード・ビール
俳優:ピーター・フィンチ
25年務めた番組を降板させられ精神に異常を来たし神が降臨してしまったハワード・ビールの、大衆を煽る名セリフ。
ハワードがTVでこのセリフを叫べば、それを観ていた大衆が窓を開けて外に向かって次々と叫び出す。教祖ですよ教祖。
1976年/アメリカ/監督:シドニー・ルメット/出演:フェイ・ダナウェイ、ウィリアム・ホールデン、ピーター・フィンチ、ロバート・デュヴァル、ウェズリー・アディ、ネッド・ビーティ、ベアトリス・ストレイト/第49回アカデミー主演男優・主[…]
第18位「やったよ、ママ!世界一だ!」
母親に「世界一の男におなり」と教えられて育ったマザコンギャングのコーディ・ジャレット(ジェームズ・キャグニー)が死の間際に放ったセリフ。
冷酷無比の悪党コーディが燃える炎をバックに「ママー!」と叫ぶインパクトは半端ない。
1949年/アメリカ/監督:ラオール・ウォルシュ/出演:ジェームズ・キャグニー、エドモンド・オブライエン、ヴァージニア・メイヨ、マーガレット・ワイチャーリイ、スティーブ・コクラン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが[…]
第17位「バラのつぼみ」
史上最高の映画と名高い【市民ケーン】に出てくる謎のセリフ「バラのつぼみ」。
新聞王チャールズ・フォスター・ケーン(オーソン・ウェルズ)が臨終の床で口にしたこの言葉が、幼き日に両親のもとで遊んでいたソリに書かれた文言だと気づいた時、急にケーンのことが不憫に思えてきます。
1941年/アメリカ/監督:オーソン・ウェルズ/出演:オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、ドロシー・カミンゴア、エヴェレット・スローン、レイ・コリンズ、ジョージ・クールリス、アグネス・ムーアヘッド/第14回アカデミー脚本賞受賞[…]
第16位「ミスター・ティッブスだ!」
ひょんなことからとある田舎町の殺人事件の捜査に加わることになったフィラデルフィアの敏腕刑事バージル・ティッブス(シドニー・ポワチエ)。
黒人差別が根強い町の白人警官たちに、バカにした調子で「フィラデルフィアではなんて呼ばれてんねん?」と聞かれた際に返した言葉。
怒鳴るわけじゃなく静かに吐き出される一言ですが、その裏にあるバージルの苛立ちが凝縮されています。
1967年/アメリカ/監督:ノーマン・ジュイソン/出演:シドニー・ポワチエ、ロッド・スタイガー、ウォーレン・オーツ、リー・グラント、ラリー・ゲイツ、ジェームズ・パターソン、ウィリアム・シャラート、ピーター・ウィットニー/第40回アカ[…]
第15位「E.T. ウチ デンワ」
宇宙人が宇宙と交信しているSFコミックを読んだE.T.が、自分も故郷に「電話」をかけたいとエリオット(ヘンリー・トーマス)に訴える時のセリフ。
指と指くっつけるシーンとこのセリフは、公開当時ホントに流行りました。
1982年/アメリカ/監督:スティーブン・スピルバーグ/出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ロバート・マクノートン、ディー・ウォレス、ピーター・コヨーテ/第55回アカデミー作曲・視覚効果・音響・音響効果編集賞受賞注[…]
第14位「夢が詰まってるのさ」
換算できないほどの価値を持つ黄金の鷹の置物“マルタの鷹”のために、3人もの命が奪われました。
しかしこの“マルタの鷹”は実は偽物。
黄金ではなく鉛で作られた、重たい重たい“偽マルタの鷹”。
いやこの重さは鉛じゃないね。
夢ですよ。
みんなの夢が詰まっとるんですわ。
1941年/アメリカ/監督:ジョン・ヒューストン/出演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、グラディス・ジョージ、ピーター・ローレ、バートン・マクレーン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書[…]
第13位「愛とは決して後悔しない事」
映画史に残る有名なセリフではありますが、少しニュアンスが捉えにくい。
シチュエーションとしては、半ば八つ当たり気味に妻ジェニー(アリ・マッグロー)に暴言を吐いてしまったことを後悔したオリバー(ライアン・オニール)が彼女に謝ろうとする場面で、オリバーを制してジェニーが言ったのがこれ。
「愛していれば謝る必要なんてないのよ」みたいな感じの方が日本人には分かりやすいかも知れませんね。
1970年/アメリカ/監督:アーサー・ヒラー/出演:アリ・マッグロー、ライアン・オニール、ジョン・マーリー、レイ・ミランド、トミー・リー・ジョーンズ、ラッセル・ナイプ、キャサリン・バルフォー、ロバート・モディカ/第43回アカデミー作[…]
第12位「朝のナパームは格別だ」
1979年/アメリカ/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:マーロン・ブランド、ロバート・デュヴァル、マーティン・シーン、フレデリック・フォレスト、サム・ボトムズ、ローレンス・フィッシュバーン、ハリソン・フォード、デニス・ホッ[…]
第11位「ここにいるのは言葉の分からん男だ」
映画のクライマックスでは、ポール・ニューマン扮する主人公のルーク・ジャクソンがこの言葉を皮肉って「(俺は)“意志の疎通ができない男”だろ?」と言います。
相手の価値観が理解できないからと言って何でもかんでも「ちょっと何言ってるか分かんないっす」で片付けるのは止めましょう。
1967年/アメリカ/監督:スチュアート・ローゼンバーグ/出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、モーガン・ウッドワード、ストローザー・マーティン、デニス・ホッパー、クリフトン・ジェームズ/第40回アカデミー助演男優賞受賞[…]
洋画名言名セリフ10位~1位★乾杯しながら関係なくても文句は言わさん
第10位「俺に用か?」
第10位にランキングしているこのセリフがロバート・デ・ニーロとマーティン・スコセッシ監督の即興だってのがすごいよね。
まるで別人に話しかけるように鏡の中の自分に話しかけるトラビス。
これまでギリギリ堪えていた正常ラインを超えて、完全にイカれてしもうた瞬間です。
1976年/アメリカ/監督:マーティン・スコセッシ/出演:ロバート・デ・ニーロ、シビル・シェパード、ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル、ピーター・ボイル、アルバート・ブルックス注※このサイトは映画のネタバレしようがし[…]
第9位「大荒れするからシートベルト着用よ」
シートベルトが必要な飛行機や船上での一コマではありません。自分の誕生パーティで大女優マーゴ・チャニング(ベティ・デイヴィス)が親しい友人一同に言ったセリフです。
一体何が「大荒れ」するのかと言うと、「マーゴの機嫌」。
メキメキと人気をつけて、マーゴをも脅かす存在となってきた新人女優イヴ・ハリントン(アン・バクスター)に苛立ちを隠さないマーゴが、
イヴあいつ腹立つわあ~!
わしイヴが来たらめっちゃ機嫌悪なるからな!
ワレらみんな覚悟しとけよオラ~!
と忠告しているのです。
自分がパーティをぶち壊すであろうことを先に言っておいてあげるだなんて、気が利く女性だよね、と、言えなくもない。
1950年/アメリカ/監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ/出演:ベティ・デイヴィス、アン・バクスター、ジョージ・サンダース、ゲイリー・メリル、セレステ・ホルム、ヒュー・マーロウ/第23回アカデミー作品・監督・助演男優・脚本・衣裳デ[…]
第8位「フォースと共にあらん事を」
これは皮肉ってるんでしたっけかね?それとも考えを改めたんでしたっけね?
ファルコン号に乗っている時、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)はフォースだとかジェダイだとかは呪術や宗教のようなたぐいだと言って、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)やオビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)をからかっています。
それなのにルークと別れる時に「ちょっと待てルーク」と言って引き止めてまで伝えた言葉がこれ。
「俺は信じてはないけどせいぜいフォースの力で頑張りな」って言う彼なりの最上級の激励ですかね。
1977年/アメリカ/監督:ジョージ・ルーカス/出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、デヴィッド・プラウズ、アレック・ギネス、アンソニー・ダニエルズ、ケニー・ベイカー、ピーター・メイヒュー/第50回アカデ[…]
第7位「デミル監督、クローズアップを」
セシル・B・デミル監督なんてどこにもいないよ。
誰もあんたの考えた脚本なんて採用してないし、映画化もしないよ。
それでもノーマ・デズモンド(グロリア・スワンソン)は監督に指示を出し、大衆とキャメラに向かって演技を続ける訳ですよ。
1950年/アメリカ/監督:ビリー・ワイルダー/出演:グロリア・スワンソン、ウィリアム・ホールデン、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ナンシー・オルソン、ジャック・ウェッブ、フレッド・クラーク/第23回アカデミー脚本・作曲・美術監督[…]
第6位「さあ、撃たせろ。やれよ、楽しませてくれ」
ダーティハリーって相手が撃ってこなかろうが丸腰だろうが捜査のためなら容赦なく44マグナムぶっ放してるイメージないですか?
強引な捜査で知られるダーティハリーですけどね、実は鉄の掟として「撃たれなきゃ撃たない」ことだけは守っています。当たり前だけど。
そして撃った瞬間相手は死に至る、と。
1983年/アメリカ/監督:クリント・イーストウッド/出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、パット・ヒングル、ブラッドフォード・ディルマン、ポール・ドレイク、オードリー・J・ニーナン、マイケル・キュリー、マイケル・V・ガ[…]
第5位「君の瞳に乾杯」
1位じゃなかった。
まさかの5位。
エクセレントな意訳の最高峰。
原文「Here’s looking at you, kid.」のどこにも「乾杯」なんて単語は出てきません。
直訳は「あなたを見つめています」。私が翻訳家だったら、どう絞り出しても「僕には君だけだ」ぐらいでしょうか。ショボいなおい。
1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー作品・監督・脚色賞受賞注※このサイトは映[…]
第4位「トト、ここはカンザスじゃないみたいよ」
すっとぼけのドロシー(ジュディ・ガーランド)が、カンザスから家ごとトルネードに飛ばされオズの国に足を踏み入れて、数分経ってから吐いた天然発言。
やっと気付いたんかい。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、バート・ラー、ビリー・バーク、マーガレット・ハミルトン、フランク・モーガン/第12回アカデミー作曲・歌曲・特別賞受[…]
第3位「違う、タイトルを取れたんだ。多少は大きな顔もできる身になれた。見ろ、今のこの俺はただのヤクザだ」
映画:【波止場】(1954年)
役名:テリー・マロイ
俳優:マーロン・ブランド
元ボクサーだったテリー・マロイ(マーロン・ブランド)がギャングの兄チャーリー(ロッド・スタイガー)に向けて絞り出したセリフ。
このセリフを言った時、テリーは今後の人生を左右する葛藤の中にあって、この期に及んで兄貴に八つ当たりしているようにも見えます。
今のしょーもない自分があるのを他人のせいにしても仕方ないことはテリー自身も分かっていて、それでも一度面と向かって言っておきたかったんでしょう。
1954年/アメリカ/監督:エリア・カザン/出演:マーロン・ブランド、エヴァ・マリー・セイント、カール・マルデン,リー・J・コッブ、パット・ヘニング、マーティン・バルサム、リーフ・エリクソン/第27回アカデミー作品・監督・主演男優・[…]
第2位「文句は言わさん」
「エクセレントな意訳の最高峰」のひとつ。
直訳「私は彼に彼が拒絶できない申し出をするつもりだ」からの、「文句は言わさん」。
素行が悪くプロデューサーから嫌われていた落ち目の歌手ジョニー・フォンテーン(アル・マルティーノ)が、ある戦争映画の役が欲しいとドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)に泣きついてきます。
ドン・コルレオーネの返答、「よっしゃよっしゃ、分かった分かった。ちゃんとプロデューサーに話通しといたる」に当たるのがこのセリフ、「文句は言わさん」です。
カッコいい~。
1972年/アメリカ/監督:フランシス・フォード・コッポラ/出演:マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュバル、ジョン・カザール、タリア・シャイア、ダイアン・キートン、リチャード・カステラーノ、モーガナ[…]
第1位「俺には関係ない」
「関係ないね」と訳されることもあるようです。
わがまま放題のスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)を、今までなんだかんだと決して見捨てることはなかったレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)が、ついに愛想を尽かして出て行ってしまう時のセリフ。
スカーレットの「貴方に出て行かれたら私はどうすればいいの?」の問いに対する答えです。
これは冷たい。
これ以上ないくらい突き放された感じがしますよね。
好きな人にこれ言われたらしばらく立ち直れません。
ところがどっこい、言われた当の本人は、
まあえっか。
明日考えよ。
で一旦終了します。
すごい。
このセリフを言われてめげないスカーレットのメンタルの強さはホントにすごい。
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド、トーマス・ミッチェル、ハティ・マクダニエル/第12回アカデミー作品・監督・主演女優・[…]
洋画名言集/AFI「アメリカ映画の名セリフベスト100」まとめ
「なんじゃこりゃ!」と思うものからどっかで聞いた正真正銘の名言まで、イカしたセリフが目白押しでしたね。
ランキング100のうち、複数ランクインしている映画タイトルは以下のとおり。
6個 | 【カサブランカ】 | 第67位 | 「世界には星の数ほど店はあるのに、彼女は俺の店に」 |
第43位 | 「君と幸せだったパリの思い出があるさ」 | ||
第32位 | 「いつもの要注意連中を一斉検挙だっ!」 | ||
第28位 | 「あれを弾いて、サム。時の過ぎ行くままにを」 | ||
第20位 | 「ルイ、これが友情の始まりだな」 | ||
第5位 | 「君の瞳に乾杯」 | ||
3個 | 【オズの魔法使】 | 第99位 | 「お前とその犬の命はないからね!」 |
第23位 | 「やっぱり、おうちが一番だわ!」 | ||
第4位 | 「トト、ここはカンザスじゃないみたいよ」 | ||
【風と共に去りぬ】 | 第59位 | 「神よ、ごらんください。二度と飢えはしません!」 | |
第31位 | 「明日は明日の風が吹くわ!」 | ||
第1位 | 「俺には関係ない」 | ||
2個 | 【欲望という名の電車】 | 第75位 | 「私、いつも見ず知らずの方のご好意に頼ってきましたの」 |
第45位 | 「ステラ!ステラ!」 | ||
【卒業】 | 第63位 | 「ミセス・ロビンソン、僕を誘惑しようと……違いますか?」 | |
第42位 | 「プラスチックだ」 | ||
【ザ・エージェント】 | 第52位 | 「言葉など要らないわ、戻ってくれただけで…」 | |
第25位 | 「金を稼げ!」 | ||
【サンセット大通り】 | 第24位 | 「私は大物よ!小さくなったのは映画の方だわ」 | |
第7位 | 「デミル監督、クローズアップを」 |
すごいですね【カサブランカ】。次点のダブルスコアで第一位。
どんなけ名言だらけやねん。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。