1986年/アメリカ/監督:トニー・スコット/出演:トム・クルーズ、ケリー・マクギリス、ヴァル・キルマー、アンソニー・エドワーズ、トム・スケリット、マイケル・アイアンサイド、ジョン・ストックウェル、メグ・ライアン、ティム・ロビンス/第59回アカデミー歌曲賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
続編の製作がやっと決まりましたねえ。
すんごい心中複雑なんですよ、観たかったような…観たくなかったような…。
若い人はご存じないでしょうが、80年代大ヒットした映画です。
「大ヒット」って言っても今のそれとは規模が全く違います。老若男女みんな観てたよ(断言)。
この映画の成功からトム・クルーズやヴァル・キルマー、メグ・ライアンなどの若手俳優達が注目されたことでも有名。
ええ映画であるかどうか以前にこれひとつで完成された作品なので、続編が作られることによってこの世界観にケチがつくような事態になりませんようにと祈らずにはいられません。
戦争ものではないけどアメリカ海軍のパイロットを描いた今は亡きトニー・スコット監督作品、【トップガン】です。
映画【トップガン】のあらすじザックリ
映画【トップガン】のテーマ曲は?
まず【トップガン】のヒットの要因のひとつにクールなテーマ曲の数々が挙げられます。
常に死と隣り合わせの危険な任務を遂行するパイロットたちにバッチリはまったスリリングな楽曲は、聞いただけで映画のワンシーンが脳裏に浮かびあがるほど。
オープニングで流れる最も有名な曲は“デンジャー・ゾーン~TOP GUN THEME”、トム・クルーズとケリー・マクギリスの濡れ場で流れる妖艶な曲は“愛は吐息のように~TOP GUN LOVE THEME”です。
懐かしいなあ、サウンド・トラック持ってました。
てかあれ?CDどこ行ったやろか。
映画【トップガン】ヒットの要因
テーマ曲以外にも、【トップガン】には図らずも「これでヒットしなかったらお終いやで」ってくらい大ヒットの要因が盛り込まれていたんですよね。
ちなみに本記事で“マーヴェリック”のように「“”」でかこっている呼称は海軍で使われているコールサイン。
主人公のコールサインである「マーヴェリック」という単語を聞いた人達がそれだけで失笑する場面が作中何度かありますが、それは「マーヴェリック」に「(焼印の押されていない仔牛を由来とした)組織に属さない一匹狼」という意味があるため。
これによって“マーヴェリック”は、会ったばかりの同僚にも「お前一匹狼なんやってなあ~!」とからかわれたりしているんですね。
天才肌で野性的な一匹狼の主人公“マーヴェリック”
何を置いても主人公に魅力がなければどないもならん。
「ミッション:インポッシブルシリーズ」とか近年のトム・クルーズを観てキャーキャー言うてる若者は、【トップガン】観たら泡吹いて卒倒するんちゃいますか。
若い頃のトム・クルーズ、予定日ちゃうのに急に生理きてまうくらいかっこええですよ。
この頃からトム・クルーズの背が低いのは当然としても、【トップガン】では特に、主人公ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)の相棒“グース”(アンソニー・エドワーズ)を筆頭に、周囲に高身長な俳優が多いんです。
なのにそんな中でも霞むことない稀有な存在感がさらに彼のカリスマを際立たせています。
「無鉄砲で危険を省みない危なっかしいキャラクター」って設定もヒーローになくてはならない要因ですしね。
チャレンジングな好敵手“アイスマン”
主人公ばかりが優れていてももちろんダメで。
かのマーヴェリックのライバルとして登場した“アイスマン”(ヴァル・キルマー)は“マーヴェリック”とは真逆の冷静・沈着が売りの優等生。
戦闘機に乗っている時のヘルメットの色にも個性が出てて良い。
氷のように心を動かさない男“アイスマン”は銀色のベースにブルーのラインというシンプルなデザイン。
対する“マーヴェリック”はアメリカ国旗を思わせる派手なトリコロールカラーの前面にデカデカとコールサイン“Maverick”と書かれた自己主張の強いヘルメットを被っています。
ザ・「イイ女」!女教官ケリー・マクギリス
エリートパイロット養成学校トップガンにやってきてすぐ、基地外のバーで“マーヴェリック”がナンパした魅惑の女性はなんと、トップガンの教官“チャーリー”(ケリー・マクギリス)。
「女教師と年下の男子生徒の恋」ってゆー萌え設定の最上級。
数少ない(であろう)世界最高のパイロット養成学校の女教官が美人で独身でかっこよくて、さらにそこへ都合よくええ感じのイケメンが入学してくるなんて、確率算出したら何パーセントになるんだか見当もつかへん。
先ほども書きましたが、【トップガン】の登場人物は“マーヴェリック”と、現状「世界一のパイロット」とされる“バイパー”(トム・スケリット)以外は大体背が高いんです。
“チャーリー”も然り。
“マーヴェリック”と“チャーリー”の身長はほぼ同じ(か何やったらトム・クルーズの方が低い)なんで、キスを交わす時も水平に顔を近づけることになるワケです。
普通の映画やドラマであれば男性が少しかがみ女性が背伸びして上を向くのが美しいキスシーンとしてありがちですよね。
しかし【トップガン】の場合はこの身長差のなさがまたいい。
明らかに“マーヴェリック”よりも年齢も立場も身長も上である“チャーリー”が、イチ生徒に過ぎない無鉄砲な“マーヴェリック”に惹かれていくことで、萌え加減が増幅されています。
マーヴェリックの乗ってるバイクは何?
トップガンといえば戦闘機と“マーヴェリック”が駆るバイク。
このバイクはKAWASAKIのGPZ900Rというんだそうです。
中でも北米仕様にはNinjaという愛称をつけられているんだとか。
数年前にバイク好きの若い男の子が「女子が単車の後ろに乗ってくれへん」って嘆いてたのを思い出しました。髪が乱れるとかお尻が痛いとかが理由だそうで。
時代を感じますね。単車の後ろなんて競って乗せてもらったもんですが。
そんな彼女にこそ【トップガン】を観せてあげましょう。
ネオンの綺麗な港にでも乗せて行ってあげたら、甘いムードに身を任せることを拒むなんてないはずですよ。
映画【トップガン】の感想一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。