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【ディパーテッド】映画レビュー:「別人」になり人を欺く

ポリス
 20秒で読める概要とあらすじ

2006年/アメリカ/監督:マーティン・スコセッシ/出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン/第79回アカデミー賞作品・監督・脚色・編集賞受賞

ボストン南部で育ったサリバンは暗黒街のボス・コステロに見込まれ警察官になり組織の内通者となる。一方犯罪者の多い家系で育ったコスティガンは警察学校で優秀な成績を修めるも犯罪組織に潜入する危険な捜査を命じられる。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

コスティガンに声をかけるコステロ

🄫The Departed/ディパーテッドより引用

この映画の主役って、ジャック・ニコルソンですよね?

 

もうぶっ飛んだ悪のボスキャラ演らせたら右に出る者はいませんね。

さすが私のジャック。

 

 

…と、私情はここまでにして、

ホントの主演は若手のレオナルド・ディカプリオマット・デイモン
正反対の境遇の敵同士であると同時に自分を偽らなければならなかったり同じ女性に惹かれてしまったりといった共通する部分も持ち合わせる主役の二人を演じています。

口の悪い特別捜査課の巡査部長を演じるマーク・ウォールバーグが本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされましたが、個人的には同じく特別捜査課の警部マーティン・シーンの方がいい演技してたと思います。(おっさんマニア)

 

ギャングやマフィアの映画が得意なマーティン・スコセッシ監督の人間不信になりそうなポリスアクション、【ディパーテッド】です。

 

 

タイトル「ディパーテッド」の意味

映画のタイトルに含まれる意味を考えるの好きです。

英語がまず分からないので直訳を調べて、映画のテーマと合致して理解することができた時に「ああーそういう意味か!」となるのが凄い快感です。

 

【ディパーテッド】の場合、「Departed「過去の、死んだ、故人、死者」という意味で…ふんふんそっか…

そのまんまやった!!

 

 

ジャック・ニコルソンとレオナルド・ディカプリオって似てますよね?

似てませんか?

以前からずっと思ってました。
あの、眉間にしわが寄るとことか、輪郭とか。

 

レオナルド・ディカプリオ自身もジャック・ニコルソンの顔真似をしてみたりして、ちょっと顔の系統が似ていることは自覚しているようです。

 

数年前に「レオナルド・ディカプリオ超絶劣化!」的なハリウッドゴシップ記事に、太ってさらにジャック・ニコルソンに寄せてきているレオナルド・ディカプリオの写真が掲載され話題になっていました。
その時「ほれやっぱり似てるやーん」と一人でほくそ笑んでいたものです。

レオナルド・ディカプリオ

さてこれはどっちでしょ~。

 

しかしレオナルド・ディカプリオが「超絶劣化」した結果の姿がジャック・ニコルソンに似ているとは これいかに。(←怒ってる)

 

劣化してなくても似とったわー!

 

…まあいいや。

とにかく大事なのは私がどっちも大好きってこと。

 

 

【ディパーテッド】には血生臭い組織の抗争や報復・制裁の描写が含まれていてバンバン人が殺されたり暴行されたりします。

 

しかし血みどろのシーンでもその場にぶっ飛んだジャック・ニコルソンがいるとまるでコメディみたいです。

だってちょん切られた人間の手を大好物の珍味みたいに扱うんやもん。

お手々つなぐコステロ

🄫The Departed/ディパーテッドより引用

 

 

犯罪組織の若衆サリバンが警察に 新人警官のコスティガンが犯罪組織に

コリン・サリバン(マット・デイモン)は少年の頃にフランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)に見込まれ、金銭的な援助などを受けて警察学校を卒業しやがてエリート警察官となります。
これで警察内部の動きはコステロたちに筒抜けというわけです。

 

他方ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)はトップクラスの成績で警察学校を卒業しますが、親類縁者に犯罪者が多いことを理由に犯罪組織への潜入捜査という危険な任務に就かされます。

警察学校でのコスティガン

🄫The Departed/ディパーテッドより引用

 

かくしてコステロを巡って守る者潰す者の攻防が始まるのです。

この設定だけでもうワクワクしますね。

 

両者の盛大なネズミ探しの物語

お互いの組織にスパイがいることがバレると、どちらも紛れ込んでいる敵のネズミを探すことに躍起になります。

 

このスパイ合戦はなんと5年にも及び…

ネズミは誰だどこにいるんだと探し回っているコステロの身近にいるコスティガンが神経をすり減らし、薬無しでは眠れなくなっていく様は痛ましくて見てられません。

 

どっちも頭がいいから頭脳戦が凄まじい

ミソはサリバンとコスティガン、どちらも優秀な成績で警察学校を卒業してるということ。

どちらかがバカだったら5年もこんな潜入捜査が続いているわけがない。

どっちも頭が回りすぎてボロが出ず、結果長期戦になっちゃってます。

ネズミ探しに躍起になるサリバン

🄫The Departed/ディパーテッドより引用

 

ラスト数分で急にスピードアップ!

中盤までは心理戦が多く、静かに敵を欺[あざむ]きじわじわと追い詰められるサスペンス映画の様相を呈していますが、組織と警察の銃撃戦でのコステロの死を皮切りに突然物語にスピード感が出てきて「あーあー…あわわー」(呆然)って感じ。

ここからのバッタバッタと容赦なく人が倒れていく様は少しクエンティン・タランティーノの映画を彷彿とさせます。

 

 

結末のディグナムの行動の真意は?

最終的に「育ちはどちら?」って聞きたくなるくらい誰にでも暴言を吐きまくるディグナム巡査部長(マーク・ウォールバーグ)が最後まで生き残ったサリバンを「ディパーテッド(死人)」に至らしめますが…

「おお、ここで出てくるか」ってびっくりしました。

銃を向けるディグナム

🄫The Departed/ディパーテッドより引用

 

警察に潜入していたネズミがサリバンであることを知っていたであろうことは明確ですが、それ以上にクイーナン警部(マーティン・シーン)が殺されるきっかけを作ったサリバンを相当恨んでいた可能性が高いです。

 

ふと思い返すと誰にでも悪口雑言の限りを尽くすディグナム巡査部長も唯一クイーナン警部にだけは暴言を吐いていません。

よっぽど恩があったのか尊敬していたのか…

 

最初から自分を偽る事なく誰に対しても平等にガラが悪かったディグナム巡査部長(クイーナン警部以外)。

人が人を裏切りまくる【ディパーテッド】で、もっとも誠実に人と接していたのはもしかしたらディグナム巡査部長なのかも知れません。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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