- 史劇
- 2025年12月22日
おはこんばんちは、朱縫shuhouです。

アカデミー賞は2020年で92回目を迎えました。
実に92作もの映画がその年の最優秀作品賞の栄冠を手にしているわけです。
かつて第40回アカデミー最優秀作品賞を獲得した【夜の大捜査線】の監督ノーマン・ジュイソンが「オスカーはノミネートされることにこそ意味がある」と言いました。それを聞いた私は思ったものです。

ノミネートまでは実力だけど、最優秀作品賞を獲得するには映画そのものの評価より他の要因(カネとかコネとか?)が重要になってくるってこと…?
こんな風になんだか深読みしちゃってハリウッドの闇の権力を空恐ろしく感じたもんですが、後世に語り継がれてしまうのはやっぱり「ノミネート作」ではなく「受賞作」だったりするんですよね。
賞レースにまったく縁のない無冠の名作なんて星の数ほど存在すること、逆にちっともおもろない凡作も紛れ込んでいることは百も承知で、差しあたって「歴代アカデミー最優秀作品賞受賞作」だけを面白かったおすすめ順にランキングしてみました。対象は第90回までです。
しかし言うても名作揃いなもんで甲乙つけ難く、主観だけでは10段階評価するのが精一杯…。
これじゃランキングにならんってことで、10点満点の私の評価に大手映画レビューサイト「映画.com」と「Filmarks」のそれぞれ5点満点の評価(2018年4月現在)を加算して、20点満点でランキングしています。
あなたが今日観る映画の参考になれば幸いです。
ランキングではなく年代順の一覧はこちら。
ワースト10の作品に文句タレて本来受賞すべきだった映画を勝手に提案している記事はこちら。
無冠の名作だって無数にあります。
各ランキングにワープしたい方はこちらからどうぞ。
90位~71位へ
- 1. 歴代名作洋画ランキング90位~71位!評価がつかない映画も…
- 1-1. 90位 【トム・ジョーンズの華麗な冒険】
- 1-2. 89位 【オリバー!】
- 1-3. 88位 【巨星ジーグフェルド】
- 1-4. 87位 【シマロン】
- 1-5. 86位 【シェイプ・オブ・ウォーター】
- 1-6. 84位 【ミニヴァー夫人】
- 1-7. 84位 【ブロードウェイ・メロディ】
- 1-8. 82位 【カヴァルケード(大帝国行進曲)】
- 1-9. 82位 【恋の手ほどき】
- 1-10. 81位 【恋に落ちたシェイクスピア】
- 1-11. 80位 【ハート・ロッカー】
- 1-12. 79位 【ガンジー】
- 1-13. 77位 【ブレイブハート】
- 1-14. 77位 【わが命つきるとも】
- 1-15. 76位 【ラストエンペラー】
- 1-16. 75位 【パットン大戦車軍団】
- 1-17. 74位 【我が道を往く】
- 1-18. 73位 【炎のランナー】
- 1-19. 72位 【わが谷は緑なりき】
- 1-20. 71位 【英国王のスピーチ】
歴代名作洋画ランキング90位~71位!評価がつかない映画も…
90位 【トム・ジョーンズの華麗な冒険】
メディア入手困難の為いまだに視聴できていません。量産されていないせいかVHSもDVDもプレミア価格になっちゃってる模様。
アカデミー賞4部門、英国アカデミー作品賞、ゴールデングローブ賞他数々の賞を獲得しているにもかかわらずマイナーの域を出ないイギリス映画。詳しいあらすじすらよく分かりません。
89位 【オリバー!】
原題:Oliver! (Wikipedia)
公開年:1968年(第41回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:153分
製作国:イギリス
監督:キャロル・リード
キャスト:マーク・レスター、オリヴァー・リード他
同年ノミネート:【冬のライオン】、【ロミオとジュリエット】他
【トム・ジョーンズの華麗な冒険】同様、メディア入手困難により視聴できていない作品。
でも原作が何度も舞台化・映画化されているチャールズ・ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」なので内容は想像つきます。
出生に秘密を持つ孤児のオリバー・ツイストが救貧院を抜け出し窃盗団に捕まり数々の事件に巻き込まれるお話。この【オリバー!】はミュージカルの映画化作品。ロマン・ポランスキー監督の【オリバー・ツイスト】(2005年)の方が有名なのではないでしょうか?
88位 【巨星ジーグフェルド】

19世紀末にアメリカのミュージカルの母体を築き上げたレヴュー王、フローレンス・ジーグフェルド・ジュニア(ウィリアム・パウエル)の半生を描いた映画。
モノクロだし3時間超えの長い作品ですが、ジーグフェルドが作り出したレヴューは今観ても圧巻です。現代より娯楽の少なかった当時の人々はステージにかぶりつき熱狂したことでしょう。後学ためにも(?)是非観てみてください。
私的にはまずまずの評価だったんですが…「映画.com」の評価が無かったため(私が視聴した映画の中で)最下位となってしまいました。
87位 【シマロン】

原題:Cimarron(レビュー記事へ)
公開年:1931年(第4回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:131分
製作国:アメリカ
監督:ウェズリー・ラッグルズ
キャスト:リチャード・ディックス、アイリーン・ダン他
同年ノミネート:【犯罪都市】、【スキピイ】他
開拓時代のアメリカを描いた壮大な小説が原作の映画。原作者はなんと女性(エドナ・ファーバー)。
迫力満点の土地獲得レース「グレート・ラン」や、馬車で何日もかけて荒れ地を進み新天地を目指すクラバット一家、荒野に人が集まり家を建て一つの「町」が出来上がって行く様子など、気分が高揚してくる描写がたくさん盛り込まれています。
86位 【シェイプ・オブ・ウォーター】
原題:The Shape of Water
公開年:2017年(第90回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:123分
製作国:アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
キャスト:サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン他
同年ノミネート:【ダンケルク】、【スリー・ビルボード】他
発話障害を持つ女性イライザ(サリー・ホーキンス)が「半魚人」のような生物と心を通わせるお話。
私が視聴して評価をつければもっと上位に食い込むと思われます。でもあんまり観る気になんない。
84位 【ミニヴァー夫人】

原題:Mrs. Miniver(レビュー記事へ)
公開年:1942年(第15回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:134分
製作国:アメリカ
監督:ウィリアム・ワイラー
キャスト:グリア・ガースン、ウォルター・ピジョン他
同年ノミネート:【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディ】、【打撃王】他
第二次世界大戦中にいくつも製作されたプロパガンダ映画の一つ。
陽気にショッピングを楽しみ、建築家の夫と3人の子供達と共に何不自由ない生活を送るミニヴァー夫人(グリア・ガースン)の目を通して、戦時中のとある田舎町の様子が描かれます。
ドイツ兵に脅されようが空襲で家を焼かれようが、いつでも前向きな姿勢を崩さないミニヴァー夫人が印象的。
84位 【ブロードウェイ・メロディ】

原題:The Broadway Melody(レビュー記事へ)
公開年:1929年(第2回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:127分
製作国:アメリカ
監督:ハリー・ボーモント
キャスト:チャールズ・キング、アニタ・ペイジ他
同年ノミネート:【懐かしのアリゾナ】他
世界初の全編トーキーによるミュージカル映画。
ちなみに「サイレント映画(無声映画)」に対して「トーキー映画」という言葉が使われることがあるようですが、「トーキー」自体が「発声映画」を指しているので、厳密には「トーキー映画」では「頭痛が痛い」「もっとも最悪」等と同じ重言になっちゃうのでご注意を。
82位 【カヴァルケード(大帝国行進曲)】

ロンドンに住む夫婦と息子2人のマリヨット家。彼らを主軸とした1899年大晦日からの30余年が、イギリスの歴史と共に描かれます。
動画配信なんてもちろんないし、レンタルビデオショップの店頭にも並んでないし、宅配レンタルTSUTAYA DISCASに入会してまでようやく視聴できた作品でしたが、ビックリするくらいおもろなかったです。
82位 【恋の手ほどき】

原題:gigi(レビュー記事へ)
公開年:1958年(第31回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:116分
製作国:アメリカ
監督:ヴィンセント・ミネリ
キャスト:レスリー・キャロン、モーリス・シュヴァリエ他
同年ノミネート:【手錠のまゝの脱獄】、【旅路】他
お転婆娘のジジ(レスリー・キャロン)が淑女へと変貌していくミュージカル・ラブ・コメディ。
どうしても【マイ・フェア・レディ】と比べてしまって物足りなさが残ります。
81位 【恋に落ちたシェイクスピア】
原題:Shakespeare in Love(Wikipedia)
公開年:1998年(第71回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:137分
製作国:アメリカ
監督:ジョン・マッデン
キャスト:グウィネス・パルトロウ、ジョセフ・ファインズ他
同年ノミネート:【プライベート・ライアン】、【ライフ・イズ・ビューティフル】他
若かりし日のウィリアム・シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)とお芝居が好きな資産家の娘ヴァイオラ(グウィネス・パルトロウ)との恋愛を、「ロミオとジュリエット」の公演を背景として描くラブストーリー。
映画に貪欲な私が途中で視聴を拒否するほど面白くなかった映画。なんでこれが作品賞獲ったのか理解不能。
この【恋におちたシェイクスピア】の受賞の裏には、2017年に長年に亘る女性達への性的暴行やセクシャル・ハラスメントが明るみに出て米国映画界を追われた映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが絡んどるんですよ。
しかしこの駄作を受賞に導く手腕はある意味凄い。どれほど金と権力振り撒いたらこれでオスカー獲れるねん。
同年公開の名作、【プライベート・ライアン】や【ライフ・イズ・ビューティフル】がオスカーの栄冠を手にできなかったことが悔やまれます。
80位 【ハート・ロッカー】

原題:The Hurt Locker(レビュー記事へ)
公開年:2009年(第82回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:131分
製作国:アメリカ
監督:キャスリン・ビグロー
キャスト:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー他
同年ノミネート:【アバター】、【イングロリアス・バスターズ】他
ジェームズ・キャメロン監督の【アバター】と、キャスリン・ビグロー監督の【ハート・ロッカー】が奇しくも同年のオスカーにノミネートされ、「元夫婦対決」はどちらに軍配が上がるのかと言った意味でも注目されました(ジェームズ・キャメロンとキャスリン・ビグローは元夫婦)。
イラクを舞台としたアメリカ軍爆弾処理班の活躍と爆弾処理に携わる軍人の心理に迫ります。
79位 【ガンジー】

「非暴力・不服従」を掲げインド独立のためにその人生を捧げたマハトマ・ガンジーの半生を描いた伝記映画。
若き日の健康的なガンジーから断食により痩せ細った晩年のガンジーまでを完璧に模倣したベン・キングズレーの役者魂に脱帽。
77位 【ブレイブハート】

スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレス(メル・ギブソン)の生涯を描いた歴史映画。
大逆罪で捕まったウォレスが当時の最も重い死刑の一つ、「首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑」に処される場面が怖すぎて私は涙目です。
77位 【わが命つきるとも】

原題:A Man for All Seasons(レビュー記事へ)
公開年:1966年(第39回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:120分
監督:フレッド・ジンネマン
キャスト:ポール・スコフィールド、ロバート・ショウ他
同年ノミネート:【バージニア・ウルフなんかこわくない】、【アルフィー】他
愛人アン・ブーリンと結婚するため世継ぎを産まない正妃キャサリンとの離婚を望むイングランド国王ヘンリー8世(ロバート・ショウ)。当時のカトリックでは離婚は許されておらず、ヘンリー8世はローマ法王を説得できる唯一の人物トマス・モア(ポール・スコフィールド)の力を借りようとします。
豊かな暮らしを奪われ命の危険にさらされようとも断固として「信仰」を曲げないトマス・モアには平身低頭する他ありません。
76位 【ラストエンペラー】

原題:The Last Emperor(レビュー記事へ)
公開年:1987年(第60回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:163分(オリジナル全長版219分)
製作国:イタリア、中華人民共和国、イギリス
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
キャスト:ジョン・ローン、ピーター・オトゥール他
同年ノミネート:【ブロードキャスト・ニュース】、【危険な情事】他
清朝最後の皇帝で後に満州国皇帝となった愛新覚羅溥儀(ジョン・ローン)の生涯を描いた歴史映画。
妖怪じみた西太后に喰われてしまいそうなプチ溥儀の無邪気な可愛らしさ、そして俗世間と隔絶されそこだけ時が止まってしまったかのような紫禁城の、時代遅れの豪華さが記憶に残ります。
75位 【パットン大戦車軍団】

原題:Patton(レビュー記事へ)
公開年:1970年(第43回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:170分
製作国:アメリカ
監督:フランクリン・J・シャフナー
キャスト:ジョージ・C・スコット、カール・マルデン他
同年ノミネート:【ある愛の詩】、【M★A★S★H マッシュ】他
「大胆不敵であれ!」がモットーのアメリカ陸軍軍人ジョージ・パットン(ジョージ・C・スコット)を描いた、これでもかと言うくらい男臭い戦争映画。
74位 【我が道を往く】

財政難のセント・ドミニク教会に派遣されてきた若い神父オマリー(ビング・クロスビー)が、偏屈の老神父フィッツギボン(バリー・フィッツジェラルド)だけでなく暇を持て余す町の悪ガキや家出少女とも心を通わせ、教会を再建する物語。
少々退屈ではありますが観終わった後には暖かい気持ちになります。
かのフランク・シナトラが憧れ目指したビング・クロスビーの心地よい歌声にも聴き入りましょう。
73位 【炎のランナー】

原題:Chariots of Fire(レビュー記事へ)
公開年:1981年(第54回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:124分
製作国:イギリス
監督:ヒュー・ハドソン
キャスト:ベン・クロス、イアン・チャールソン他
同年ノミネート:【黄昏】、【レイダース/失われた聖櫃《アーク》】他
走ることによって栄光を勝ち取り真のイギリス人になろうとするユダヤ人のハロルド・エーブラムス(ベン・クロス)と、神のために走るスコットランド人宣教師エリック・リデル(イアン・チャールソン)という、二人の実在のランナーを描いたスポーツドラマ。
聴けば誰もがランナー達がスローモーションで浜辺を走る冒頭のシーンを思い浮かべるほど、テーマ曲も有名になりました。
72位 【わが谷は緑なりき】

炭鉱の町に生まれ育った7人きょうだいの末っ子ヒュー(ロディ・マクドウォール)の回顧録。
賑やかだった頃の町を思い出せば出すほど湧き上がる郷愁の念。ノスタルジックな気分に浸りたい時にどうぞ。
71位 【英国王のスピーチ】

原題:The King’s Speech(レビュー記事へ)
公開年:2010年(第83回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:118分
製作国:イギリス、オーストラリア
監督:トム・フーパー
キャスト:コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター他
同年ノミネート:【ブラック・スワン】、【ソーシャル・ネットワーク】他
吃音症に悩まされたイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)と、その治療にあたった言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の友情を描いた作品。
「吃音症を克服する」というテーマを2時間かけて描く…
と、
やっぱり多少の無理は出てきますよね。むしろレビューサイトの評価が割と高めな事に驚き。コリン・ファース人気かな?
90位~71位へ



