2010年/オランダ/監督:トム・シックス/出演:ディーター・ラーザー、アシュリー・C・ウィリアムズ、アシュリン・イェニー、北村昭博、アンドリュー・レオポルド、ピーター・ブランケンシュタイン
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いやもうダメなんだって私。
怖いのもグロいのもダメなんですよ。
でもね、タイトルのインパクトに負けたんですわ。
【ムカデ人間】て。
いや、違うか。
タイトルだけでは観なかったですね恐らく。だってタイトルだけだと【アナコンダ】とか【プレデター】みたいなモンスターアクション系映画かなって思いますもんね。ムカデに憑依された“ムカデ人間”に襲われる人々、みたいなさあ。
そんなの別に観たくない。
本日の映画はそんなんじゃないんです。
人間の口と肛門をつなげてムカデ人間を創りたいマッド外科医のお話なんです。
意味不明すぎて観てみたくもなりますわいな。
映画【ムカデ人間】のあらすじザックリ
口と肛門をつなげたら人間はどうなるんですか
本作の主人公ヨーゼフ・ハイター博士(ディーター・ラーザー)は、シャム双生児の分離手術の第一人者。

シャム双生児(結合双生児)ってのは体がくっついて生まれてくる双子です。
ショービジネス界では映画【フリークス(1932)】にも出演したデイジー&ヴァイオレット・ヒルトン姉妹が有名。
1932年/アメリカ/監督:トッド・ブラウニング/出演:ウォーレス・フォード、オルガ・バクラノヴァ、ハリー・アールス、デイジー・アールス、リーラ・ハイアムス、ヘンリー・ヴィクター、ローズ・ディオン、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン[…]
これまでたくさんのシャム双生児を救ってきた(つまり“つながってた”のを“分けて”きた)ハイター博士は、ある日ふと思います。

今までは“分けて”ばっかりやった。
今度は“つなげたい ”…!

どのような過程でここに至ったのかは分かりませんが、とにかくハイター博士は今、人間の口と肛門をつなげて“ムカデ人間”を創ることに全力を傾けています(※3匹のロットワイラー犬では実験済)。口や肛門、ひざなどに外科手術を施し、一番前の人間が食事をすれば二番目は一番目の排泄物から栄養を摂り、三番目は二番目の…と延々と続くって寸法。

不幸にもこのマッドな願望の実験体になってしまうのは友達同士の旅行者リンジー(アシュリー・C・ウィリアムズ)とジェニー(アシュリン・イェニー)、それにチンピラっぽい日本人男性カツロー(北村昭博)の三人。

一番前が体力のあるカツロー、次がリンジーかジェニーのどっちか(忘れた)、そして最後にリンジーかジェニーのどっちか(忘れた)の順番で“つなげられる”のです。
手術は見事成功。
さすがシャム双生児分離手術の権威。
逆 (=つなげる)もまかせろ。

では早速ですがカツロー君。
一番前のキミには食事を与える。
よしよし。良い食べっぷりだ。
何?
もよおした?
よかろう、満足のいくまで“栄養”を排出したまえ。

映画【ムカデ人間】の感想一言

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