【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】

映画【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】あらすじ感想ボンキュッボン

映画の概要と注意事項

1965年/アメリカ/監督:ラス・メイヤー/出演:トゥラ・サターナ、ハジ、ロリ・ウィリアムズ、デニス・ブッシュ、スーザン・バーナード、レイ・バーロウ

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

タイトルの「ボンキュッボン」って意味分かります?

お胸がボン!ウエストがキュッ!お尻がボン!っていう、メリハリのある肉感的な女性の体型を指す言葉です。

言うても日本人なんかはね、スレンダーな女性が多いんで、そこまで爆乳爆尻の女性にはなかなかお目にかかれませんけども。

本日の映画【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】には信じられないくらいボンキュッボンの女性が出てきますよ。

それも3人

3人が3人とも、峰不二子並みの見事なボンキュッボン

いやあ~。3人のナイスバディを見てるだけで癒されるわあ~。

映画【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】のあらすじザックリ

ヴァーラ、ロージー、ビリーの3人のゴーゴーダンサーは砂漠を疾走するさなか、砂漠で出会ったトミーとリンダという若いカップルとカーレースをすることになる。狡猾な手を使い勝利をもぎ取ったヴァーラは、掴みかかってきたトミーを殺してしまう。3人は失神したリンダを拉致し、とある邸宅を訪れる。

ボンキュッボンのゴーゴーダンサー3人がキル!キル!

さて、ボンキュッボンの女性が3人も出て来るからと言って、本作は甘いラブロマンスでも艶っぽいポルノ映画でもございません。

まあそんなこたあ奇怪なタイトル【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】を見れば分かるわな。

助手

助手

もっと速く、子猫ちゃん!殺せ!殺せ!Faster, Pussycat! Kill! Kill!】………?

直訳はそんなところで。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

この過激なタイトルが示すとおり、【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】は観客に対して一切の遠慮を見せない映画です。

砂漠を暴走するヴァーラ(トゥラ・サターナ)、ロージー(ハジ)、ビリー(ロリ・ウィリアムズ)の3人のゴーゴーダンサー。彼女達は通りかかったカップルとレースをすることになり、勝負には勝ったけど、イチャモンつけてきた彼氏と取っ組み合いになったヴァーラが勢い余って彼氏を殺してしまうんですね。素手で。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

彼氏が殺される一部始終を見ていた恋人のリンダ(スーザン・バーナード)は卒倒、ヴァーラ達はリンダを拉致してその場をあとにします。

リンダを人質として連れ回すなか、近くの町のガソリンスタンドに立ち寄ったヴァーラ達は、巨額の現金を隠し持っているという噂の老人の存在を知ります。

ヴァーラ

ヴァーラ

車椅子の老人が大金を持ってるやと…?
ちょっとあとつけてってカネいただこうや。

3人は、老人が暮らす人里離れた邸宅へ向かいます。大きいけれど寂れた老人の邸宅には、老人と折り合いの悪い長男カール(ポール・トリンカ)と知的障害で体格の良い次男ベジタブル(デニス・ブッシュ)が暮らしていました。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

大金が欲しいヴァーラ、ヴァーラに内心嫌気が差しているロージー、筋骨隆々のベジタブルに抱かれたいビリー⸻かくしてそれぞれの欲望と猜疑心がぶつかりあって暴力と裏切りが連鎖する物語が幕を上げるのです。

ヴァーラの圧倒的な攻撃性とカリスマ性

この邸宅で暮らす3人もどうもいわくつきではあるんですけどね。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

どうやら老人は何人か若い女性を殺してきた経験を持つ殺人鬼であるみたい。

訪れたのが普通の女性だったら「殺人鬼の邸宅に迷い込んだ女性が恐ろしい目に遭う」っていう一般的なホラー映画が撮れてたかも知れません。

ところが今回の3人はそうはいかない。

特にヴァーラね。

攻撃性とカリスマ性とボンキュッボンが圧倒的。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】
©Faster, Pussycat! Kill! Kill!/ファスター・プシィキャット!キル!キル!より引用

ヴァーラは公開当時(1960年代)のハリウッド映画で一般的だった「守られる女性」とは正反対の存在。相手が男だろうが女だろうがお構いなしに支配し、脅迫し、誘惑し、場合によっては暴力もいといません。

【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】の中で最も強く、最も危険な人物はヴァーラであり、その圧倒的存在感が作品全体を牽引しています。ヴァーラが登場するだけで緊張感が一気に高まり、何が起きても不思議ではないという不安定な魅力が生まれるんです。

ヴァーラは映画史に残るカルトキャラクターとなり、彼女のお陰で映画自体も疾走感と挑発性に満ちたエクスプロイテーション映画を代表する一本として高い評価を受けています。

参考 エクスプロイテーション映画=搾取(金儲け)映画、キワモノ映画。流行風俗や犯罪、セックス、恐怖・怪奇といった見世物性を強調して話題を呼び、手軽に売り上げを獲得しようと作られた映画群。

言っておきますけど鑑賞後に感動や教訓なんかは一切ございませんからね。

ただ底知れないパワーはみなぎってくるとお約束しておきます。

映画【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】の感想ひと言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

モノクロ映画である【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】をカラーライズ化した映像を観たことがあるのですが、あれはいただけませんでした。
【ファスター・プシィキャット!キル!キル!】はモノクロ映像であることで予想以上の効果を生んでいるみたいです。
コントラストの強弱だけで映し出される無彩色の映像は、あけすけなカラー映像よりも力強く荒涼で、近年のCGだらけのアクション映画には無い生身の危険さが漂います。

朱縫shuhou

朱縫shuhou

あと本作はクエンティン・タランティーノ監督の【デス・プルーフinグラインドハウス】に影響を与えたことでも有名です。
【デス・プルーフinグラインドハウス】がお好きなら絶対ハマると思いますよ。

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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