【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ

映画【インセプション】あらすじと観た感想。最後のトーテム(コマ)どっちやねん

2010年/アメリカ/監督:クリストファー・ノーラン/出演:レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エリオット・ペイジ、トム・ハーディ、ディリープ・ラオ、キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー、マイケル・ケイン/第83回アカデミー撮影・視覚効果・音響編集・録音賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

「斬新な設定」とか「最新の映像技術」に頼った映画って好きじゃないです。

“斬新”が陳腐になって、“最新技術”が過去のものになったら、途端に価値を失うんだろうなあって思いながら観ちゃうから。

…まあ、本日の映画に関してはそれ以前の問題か?

 

クリストファー・ノーラン監督によるSFサスペンス、【インセプション】です。

 

映画【インセプション】のあらすじザックリ

他人の夢に潜入し潜在意識を操る技術を使う企業スパイのドム・コブは、過去の罪から逃れるため「インセプション=考えを植え付ける」不可能な任務に挑む。夢の中の夢という多重構造の中で、現実と幻想の境界が揺らいでいく。

ハッカーなんてもう古い!新手の産業スパイ誕生?

ちまたでは舞台設定が難しいとか言われる映画なんですけども、まあ要するに、脳みそ版ハッキングってことですよ。コンピューターから情報を盗むんじゃなくて、ターゲットの脳内から直接情報を盗む産業スパイが現れた近未来のお話です。

主人公のコブ(レオナルド・ディカプリオ)がまさにかの産業スパイ様。ターゲットの夢の中に入ってそこに居るターゲット本人から情報を盗む(聞き出す)のがお仕事って寸法。

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

この基本設定だけだったらさほど難しい内容じゃないと思うんですけど、これに付随する小ネタが色々めんどくさい。あ、「めんどくさい」って言うてしもた。

 

【インセプション】の夢の中には階層があります。

「夢の中の夢」、つまり二重寝にじゅうね三重寝さんじゅうねの世界があるってこと。さらに脳内スパイ達は「行ってきま〜す」「ただいま〜」ってなノリでいつでもどこでもターゲットの夢に入ったり出たりできる訳ではなく、怪しげな器具でターゲットと自分を繋げて眠りにつくことで夢に侵入し、夢の中で死ぬか“起きてる本体”が“キック”と呼ばれるなんらかの衝撃を受けなければ夢から目覚めることはできません。万が一深い層の夢の中で死んでしまった場合は肉体は目覚めることなく廃人になってしまうんだそうです。

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

夢から夢へウロチョロしてると夢と現実の境目が分からなくなってしまうこともあるようで、そんな時のために彼らが持ち歩いてるのが“トーテム”と呼ばれるアイテム。

それは人によって様々な形をしていて、例えばコブの場合はコマ・・

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

現実の世界でコマを回すと、当然いつかは止まりますよね?これがずーっと回り続けていたら夢なんですって。

だから夢か現実か分からなくなったらコマを回して確かめるわけです。止まらなかったら夢、止まったら現実だ、ってね。

インセプション=「植え付け」ねえ…

タイトルの【インセプション】ってのはなんなのかと言いますと、前述のようにコブ達スパイがターゲットの夢から情報を盗み出すことを“エクストラクト(抽出する、抜き出すの意)”と呼ぶのに対して、ターゲットの脳に(クライアントにとって都合の良い)アイデア考え植え付けるインセプションことを指します。

ターゲットの人格すらも変えてしまいかねない“インセプション”は“エクストラクト”よりも数段難しい技術で、人数もたくさん必要になるし、夢の階層も奥の方まで侵入しなきゃなりません。

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

コブが各専門分野のプロフェッショナル達を引き連れてターゲットである実業家のロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィ)の夢に侵入し、彼の心にアイデアをインセプションする、というのがメインストーリー。

これに並行してコブとその亡き妻モル(マリオン・コティヤール)のサブストーリーが綴られます。

【インセプション】クリストファー・ノーラン、レオナルド・ディカプリオ
©Inception/インセプションより引用

ロバートの夢を何層も“潜って”ゆくという発想も映像もすごいけど、まあそれだけですかね。

夢をテーマにした映画のカテゴリーでならニコラス・ケイジ主演の【ドリーム・シナリオ】の方がよっぽどおもろい。

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助手

助手

正気?!

映画【インセプション】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

で?
ラストのトーテムは結局回り続けてんの?(=ハッピーエンドは夢だった)
それともあのあと止まっちゃうの?(=ハッピーエンドは現実だった)

助手

助手

ラストのコマの考察は未だに後を絶たへんよな。
自分は「夢派」と「現実派」のどっちやねん。

朱縫shuhou

朱縫shuhou

私は「どっちどっち~?!」ってワクワクしてる視聴者を見てほくそ笑むクリストファー・ノーランが目に浮かぶから考察拒否してる派です。

助手

助手

別名「どっちでもええ派」ね…。

朱縫shuhou

朱縫shuhou

クリストファー・ノーラン監督の初期の作品【メメント】もそうなんですけど、「斬新な舞台設定」を頭に叩き込むのが忙しくてドラマそのものがあんまり入ってこないんですよね…。

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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