【ポルターガイスト】亡くなった少女

映画【ポルターガイスト(1982)】あらすじと観た感想。監督はスピルバーグじゃなくてあの人

【ポルターガイスト】亡くなった少女

1982年/アメリカ/監督:トビー・フーパー/出演:クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ドミニク・ダン、オリヴァー・ロビンス、ヘザー・オルーク、ビアトリス・ストレイト、リチャード・ローソン、ゼルダ・ルビンスタイン

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【ポルターガイスト】騒霊
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

この映画を観た時に初めて騒霊 そうれいって言葉を知りました。

作中の霊媒師のおばはんによると、「幽霊」は人に憑いて去っていくまでに数年かかるのに対し、「騒霊」は土地や家に憑いて2~3ヶ月で去るんだそうです。

朱縫shuhou

…2~3ヶ月で去るなら除霊しなくても待ってたら良かったんじゃね?

いやダメダメ、そんなに待ってたら霊界に連れてかれた少女死んじゃうから。

 

他にもこの映画のお陰で、日本では余り知られていなかった「ポルターガイスト現象」と言う言葉も一気に広まりましたよね。

誰も手を触れていないのに物体が動き出したり謎の音や発光体が暴れ回る心霊現象“ポルターガイスト”を扱ったSFXホラー・ムービー、その名も【ポルターガイスト(1982)】です。

 

 

 

映画【ポルターガイスト(1982)】のあらすじザックリ

フリーリング一家は不動産会社に勤める夫とその妻、3人の子供達の5人で新興住宅地の一軒家に暮らしている。ある夜中、次女のキャロル・アンが放送が終了したテレビの前で何者かと話している様子を見せる。その夜から奇妙な現象が続き、ついにある嵐の晩、キャロル・アンが消えてしまう。

 

 

監督はスティーブン・スピルバーグじゃなくてあれを撮ったあの監督

ところで、【ポルターガイスト(1982)】と言えばスティーブン・スピルバーグ監督作だと思っていませんか?

何を隠そう、私は昔ずっとそう思っていました。

誰に言われた訳でもないけど、スピルバーグが関わった映画って登場人物の置かれた環境とかプロローグ/エピローグとかがよく似てるから、絶対そうだと思ってましたわ。まあ作風が似てしまうのは他のどんな監督にも言えることですけど、スピルバーグなんかは割と顕著な方ですよね。

【ポルターガイスト】クライマックス
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

実際のところ、同年公開の【E.T.】の撮影でてんやわんやだったスピルバーグは脚本と製作総指揮に留まり、監督はトビー・フーパーが務めています。

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空飛ぶ瞬間

トビー・フーパーと言えばそうです、【悪魔のいけにえ】を世に放った大たわけです。

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アホでしょ?

朱縫shuhou

何を作っとんねん何を!

怖いにもほどがあるわ!

観たことあるんかって?

いやいやいやいや、一生観るかあんなもん!チビるわ!

私は極度の怖がりです。

 

よって【ポルターガイスト(1982)】は、いつもの「スピルバーグ臭」がする割には他のスピルバーグ作品よりも若干怖めに仕上がっているんですよ。トビー・フーパーを監督に起用したことによる絶妙のさじ加減でね。

 

「スター・ウォーズシリーズ」キャラクターが出てくるけどジョージ・ルーカスは関係ない

ちなみに恐怖の現場となるフリーリング家の子供部屋には「スター・ウォーズシリーズ」のキャラクターグッズが所狭しと並べられていますが、製作にジョージ・ルーカスが絡んでいる訳ではありません。

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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 アイキャッチ

これは「スター・ウォーズシリーズ」を手掛けた特撮スタッフがポルターガイスト現象のSFXを担当したためです。

ロビーの部屋のダースベイダーのポスター
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

宣伝すなすな。

 

 

自宅で起こる超常現象、さらわれたキャロル・アン

郊外の一軒家に住むフリーリング家は、不動産会社勤務の父スティーヴ(クレイグ・T・ネルソン)、専業主婦の母ダイアン(ジョベス・ウィリアムズ)、高校生の長女ダナ(ドミニク・ダン)、長男のロビー(オリヴァー・ロビンス)と次女のキャロル・アン(ヘザー・オルーク)の5人家族。

【ポルターガイスト】ヘザー・オルーク
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

ある晩、キャロル・アンが放送終了後のTVに向かって話しかけていたことをきっかけに、自宅で超常現象が頻発するように。勝手に台所の床を滑る椅子を見て最初はちょっと楽しんでいたダイアンでしたが、事態はそれほど悠然と構えていられるレベルのものではなく、ついに嵐の晩、キャロル・アンが何者かに連れ去られてしまいます。

なぜかTVのモニターを通じて聞こえてくる「ママ助けて…」と言うかすかな声。

スティーヴとダイアンは霊媒師タンジーナ(ゼルダ・ルビンスタイン)に助けを求めるのでした。

【ポルタ―ガイスト】タンジーナ
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

実はフリーリング家が暮らす新興住宅地はもともと墓地があった場所の上に開発されていて、超常現象の原因は開発者が墓石だけを移動させて死体をそのままにしていたことによる呪いであることが明らかになって行きます。

【ポルターガイスト】墓の上に住宅開発
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

 

主人公の少女をはじめ関係者が相次いで死亡

【ポルターガイスト(1982)】は【ポルターガイスト2】【ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…】と続く三部作です。

しかし【ポルターガイスト(1982)】の公開直後にダナ役のドミニク・ダンが恋人に絞殺され、【ポルターガイスト3/少女の霊に捧ぐ…】の撮影終了直後にキャロル・アン役のヘザー・オルークが12歳の若さで病死、他のキャストやスタッフも怪死したり呪いじみた病気に かかったりしました。

 

お陰で「ポルターガイストシリーズ」が後年「呪いの映画」と呼ばれるようになってしまったのは有名なお話。

【ポルターガイスト】ヘザー・オルーク
©Poltergeist/ポルターガイストより引用

一説によるとクライマックスで母ダイアンが泳ぐ「死体のプール」の場面に本物の死体を使ったことが呪われた原因などと言われていますが、真偽のほどは不明。

私としてはキャストやスタッフが不幸に見舞われた事実はさておき、この嘘か真実 まことか定かではない都市伝説的な話は映画に興味を持たせるための後付けじゃねーの?って思っています。だってさあ、プラスチックの人骨を作るより本物の死体の方が安上がりだからって、本物の人骨なんか使う?

あかんってそんなん、罰当たるで(当たってんのか?)。

 

 

映画【ポルターガイスト(1982)】の感想一言

朱縫shuhou

「ポルターガイストシリーズ」は当時大ヒットしましたが、今時あんまり観る人もいないだろうし、皮肉なことに今となってはこの映画の「呪い」の方が有名になってしまっているのかも知れませんね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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