1989年/アメリカ/監督:デヴィッド・S・ウォード/出演:トム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン、ウェズリー・スナイプス、デニス・ヘイスバート、チェルシー・ロス、ジェームズ・ギャモン、レネ・ルッソ、マーガレット・ホイットン
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
自分が変わってしまう“変身アイテム”に、人は憧れるものですよね。
仮面ライダーの「変身ベルト」とか(古い)。
パーマンの「パーマンセット」とか(古い)。
ひみつのあっこちゃんの「魔法のコンパクト」とか(例えが全部古い)。
そしてリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)にとっての“魔法の変身アイテム”といえば、そう、超絶ド近眼用ビン底メガネなワケですよ。
彼はこのド近眼用ビン底メガネによって未来を切り拓くということで。
憧れましたわあ~ビン底メガネえ~。
【メジャーリーグ】です。
映画【メジャーリーグ】のあらすじザックリ
負けがこんでる三流チーム、クリーブランド・インディアンズ
映画に出てくるクリーブランド・インディアンズというMLBの球団は実在します。1954年のリーグ優勝を最後に毎シーズン惨憺たる結果を残していたのも事実。
この弱小球団が優勝するという映画の結末はフィクションだけど、【メジャーリーグ】の公開から6年後の1995年、クリーブランド・インディアンズは実際にリーグ優勝を果たしています。
オーナーから実況・解説者・ファンまで…クセがすごい
まあ現実のクリーブランド・インディアンズについてはよく知らないのでここまでにしまして、映画の中のインディアンズの特異な境遇はと言いますと、前オーナーであった夫が死去したことで妻のレイチェル(マーガレット・ホイットン)が新たにオーナーとして就任したことから始まります。
見るからに性格の悪そうなレイチェルは、MLBの球団自体にはまったく興味なし。
夫亡き今、彼女の野望はただひとつ。チームの本拠地を今のクリーブランドから大好きなマイアミに移すこと。
そのためには観客動員数を減らさなければならないとあって、ここに史上稀に見る「自分が所有する球団の最下位を切望するオーナー」が誕生するワケです。
私なんかはインディアンズが置かれたこの状況だけで、地味に「この映画勝ってんな…」って思ったもんですけども。
インディアンズが1勝上げていくたび、オーナー席で悔しがってるレイチェルが映り込むのがおもろくて仕方なかったです。
前科モノのピッチャー、リッキー・ボーンとか、
呼ばれてないのに勝手にキャンプにやってきて瞬足を披露するウィリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)とか、
直球しか打てない強打者ペドロ・セラノ(デニス・ヘイスバート)とか、
選手たちが個性豊かで面白いのは当たり前。
前述のレイチェルや、文句ばっかり言ってるけど実はインディアンズ愛が半端ない実況アナウンサーのハリー(ボブ・ユッカー)、インディアンズのために日々グラウンドを綺麗にしてる球場従業員やウェーブがグッダグダの熱烈インディアンズファンなど、脇役にも個性と野球愛が溢れていて感涙ものの映画です。
ラブロマンスの塩梅が良い
野球ばっかりでなくてインディアンズの選手のひとり、ジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)の恋愛模様が垣間見える塩梅もほど良し。
しかしね、テイラーが追いかけてる元カノのリン(レネ・ルッソ)も「よくヨリを戻す気になったなあ…」って感じではありますけどね。
だって聞いてるとテイラーって、前にリンと付き合ってた時から散っざん浮気してるんですよ。
しかもテイラーはそれに対してあんまり罪悪感を持っていない。
「モテへん男よりマシやろ?」みたいなこと言ってる。馬鹿じゃねぇの。
あかんでこーゆー男は!
一生浮気するで!
浮気されるの覚悟の上ならいいけどねえ。
せっかく他の良い人と結婚決まってたのにテイラーが現れたばっかりに破談にしてしまうとは…気の毒なリン。
映画【メジャーリーグ】の感想一言
関係ないけど私はリッキーのテーマソングである“ワイルド・シング”を“Wild Sing”だと思っていたことがあります。
いかに英語力が無いかを端的に表している良い思い出です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。