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【サイコ(1960)】ネタバレあらすじと観た感想

サイコ/ジャネット・リー ミステリー・サスペンス

 

映画の概要と注意事項

1960年/アメリカ/監督:アルフレッド・ヒッチコック/出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ、ジョン・ギャヴィン、マーティン・バルサム、ジョン・マッキンタイア

注※このブログは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

©Psycho/サイコより引用

あなたは「サイコ」と聞いて何を思い出しますか?

 

たぶん「なんか変な奴」ですよね?

使用例→「あのサイコ野郎ドチクショウ」とかね?

 

その「サイコ」という言葉に「精神異常」やら「多重人格」という意味合いを含ませ世界中に広めた映画、【サイコ(1960)】です。

 

私?

私は「サイコ」って聞いたら「サイコガン」しか思いつきません。

そうです、コブラの左腕ですわ。

精神サイコエネルギーを破壊エネルギーに変換して撃ち出してんだってよ。

かっこええ~。

 

 

映画【サイコ(1960)】のあらすじザックリ

アリゾナ州フェニックス。不動産会社OLのマリオンは客から預かった現金4万ドルに目がくらみ、金銭面の問題で結婚に踏み切れずにいる恋人サムの元へ車を走らせてしまう。途中豪雨で立ち往生してしまったマリオンは、たまたま目に留まったベイツというモーテルに立ち寄る。

 

 

アルフレッド・ヒッチコックの傑作サイコスリラー

いやあ~やっぱり何回目だろうがオチが分かっていようが面白い!

それどころか観るたびに撮影技術の斬新や心理描写の精細さに驚かされます。ホントによくできた映画です。

 

結構長めのピロートーク

金曜日の昼休み、地元の不動産会社で働くマリオン・クレーン(ジャネット・リー)は恋人のサム(ジョン・ギャヴィン)とホテルで逢引中。

情事を終えてからいつものように結婚の話になる2人。

サムとマリオンのピロートーク

©Psycho/サイコより引用

バツイチのサムは父の残した借金と元妻に払う扶養料で首が回らず中々踏ん切りがつかない様子。

マリオンはちょっと拗ねた感じでサムをホテルに残して仕事に戻ります。

 

てか昼休みにホテルにしけこむとは…日本ではあんまり考えられない大胆なデートですね。

 

運転してるマリオンの映像だけ

仕事に戻ったマリオンは、社長から上客から即金で支払われた4万ドルを銀行に預けるように言われます。

…ところが人間多額の現ナマを手にすると魔が差すもんで。

マリオンは4万ドルを銀行に預けることなくそのまま家に帰り、荷造りをしてサムの待つカリフォルニアへ車を飛ばしてしまいます。

ジャネット・リー

©Psycho/サイコより引用

マリオン自身の心の声を映す直接的な心理描写は一切なく、マリオンが頭の中で想像した人々のセリフだけが聞こえてくる演出が巧み。マリオン自身はただおっかなびっくりハンドルを握っているだけ。

サム「どないしたんやこの金!すごいやんけ!」
大金を目にして喜ぶ恋人の姿を想像してみたり…
4万ドル支払った客「あの事務員が持ち逃げしたんや!色目使いやがって!」
雇い主の社長「そんなはずは…あの子はもう10年も働いてくれてるのに…」

月曜にお金がなくなっていることに気付いた関係者の反応を想像してみたり…

 

(恐らく)悪いことをし慣れていないマリオンは勝手にどんどん不安に駆られ疲弊してゆきます。

その結果職務質問してきた保安官や接客してくれた中古車ディーラーに対して不信感しか与えないような言動をするマリオンには笑いを禁じ得ません。だってまるで墓穴が服着て歩いてるみたいなんだもん。

こーゆー人って絶対無理して悪いことしない方がいいよね。

 

「鳥のはく製」と「底なし沼」

降り出した豪雨の中、マリオンがたどり着いたのは見るからに怪しげな「ベイツ・モーテル」

店主のノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の挙動不審度はのっけから超MAX。

ノーマン・ベイツ

©Psycho/サイコより引用

誰ぞ
マリオン
お部屋は空いてる?
誰ぞ
ノーマン

空いてます!

12部屋、全部屋空いてます!

いやこんな大雨の日に全部屋空室ってもうおかしいおかしい!

聞けば隣接する屋敷に病気の母親と二人暮らしだそうだけど、ノーマン自身も明らかに客商売向きじゃないし経営するモーテルもこんな状態で一体どうやって生活してんのか謎やし。

 

案の定、ここで宿を取ったマリオンは、シャワーを浴びている最中に何者かに襲われあっけなく帰らぬ人となります。

素っ裸のマリオンが容赦なく出刃包丁でぐっさぐっさと滅多刺しにされるこの有名過ぎるシャワーシーン、まだ観てない人は後学のためにも是非どうぞ。

失血死っぽい割には血の量が少なすぎる気はしますけど。

 

中盤で主人公があっさり死ぬというストーリーも衝撃的。最初はしばらくの間「実はまだマリオン生きてるんやろ?」って思ったままでしたよ私。

 

ノーマンの唯一の趣味である「鳥のはく製」が応接室のそこかしこから監視しているようでベイツ・モーテルの不気味さを増してますけど、私がさらに不気味に感じるのはマリオンが車ごと沈められる「底なし沼」

この沼には最終的に少なくとも4台の車が死体ごと沈められている訳なんですけど、それって…

こんな状態?

 

ちゃう?じゃあ

こんな状態?

まあどっちにしても、この沼なんぼほど車入るねんって感じでしょ?

 

まるで冥界か異次元にでも通じているかのような「底なし沼」。

沼怖いって沼。

 

姉妹とサイコがそろって絶叫

後半はマリオンを探しにきた妹のライラ・クレーン(ヴェラ・マイルズ)とサム、それに4万ドル窃盗の被害者が雇った探偵アーボガスト(マーティン・バルサム)が、マリオンの死の真相を探りに立ち上がります。

マリオンを探す3人

©Psycho/サイコより引用

アーボガストはまあ、咬ませ犬的な役割で問題ないんでしょうが、本来なら行方知れずの恋人を探すヒーローとならなければならないサムより断然頼りになってしまうのがなぜか妹のライラ。

マリオンの妹ライラ

©Psycho/サイコより引用

この姉妹の活躍を全面に押し出したかったんですかねヒッチコックは。

姉マリオンに負けない絶叫をかましてくれるライラ、さらにそれにも負けない絶叫をかます女装姿のノーマン。

 

ところで、最後のノーマンの絶叫ですが、吹き替えで観ていると意味が分からないことになるのでご注意ください。

ノーマンの人格を乗っ取った母親の意思が出刃包丁を持って

誰ぞ
ノーマン
ノーマン・ベイツだああ~!

と叫んでいるように聞こえますが、正確には死んだ母親が自分の名前ノーマ・ベイツ」って叫んでます。

ノーマ・ベイツだああ~!

©Psycho/サイコより引用

私は最初どうして自分の名前を叫びながら襲ってきたのか分からなくて混乱しました。

区別しにくいですよねえ?

活字で表現する原作小説であれば問題なかったでしょうが、映画化に際してジュリアン・ベイツとかサリー・ベイツとか、判別しやすい名前に変えたりしたらダメだったんですかね?

 

精神科医の種明かしの流れが悪い

ノーマンが逮捕されたのち突然物語の主導権を握るのは上から目線の精神科医。

延々とノーマンがサイコとなった経緯と今回の事件の顛末をしゃべり倒しますが、最後のこの部分だけ少々流れが悪くてダレちゃいます。

きっちりご説明いただけて光栄ですが綺麗さっぱり何もかも明らかにしなくても…。

 

そう思ってるのは私だけではないようで、リメイク版の【サイコ(1998)】では少し割愛されています。

 

 

映画【サイコ(1960)】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

シャワーシーンはパロディ作が多過ぎて、本家を観てるのにどうしても笑ってしまいますね…

あかんあかん…

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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ミステリー・サスペンス
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朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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