1991年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリック、ジョー・モートン、マイケル・ビーン/第64回アカデミー音響編集・録音・メイクアップ・視覚効果賞受賞
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テレレ~ レ~レ~レ~。
テレレ~ レ~レ~レ~ レえ~。
ダダンダンダダン。
ダダンダンダダン。
出ましたね、復習がてらちょっと観ようと思ってただけなのにいざ視聴してみると絶対ガッツリ観てしまう映画。
シリーズ最高傑作との呼び声も高い【ターミネーター2】を また 観ました。
最っ高やね。
ダダンダンダダン。(うるさい)
1984年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気[…]
映画【ターミネーター2】の時系列図とあらすじザックリ
前作から10年後、奴が帰ってきた
舞台は前作【ターミネーター】の1984年から10年後の1994年の設定。
1984年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気[…]
前作で、ある日突然殺人ヒューマノイド、ターミネーターT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)に命を狙われたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)。
彼女を救ったのは2029年の未来からきたという戦士カイル・リース(マイケル・ビーン)。
事の起こりは未来の人類が「審判の日」と呼ぶ1997年8月29日。サイバーダイン社が開発したスカイネット・システムが暴走し、機械対人類の核戦争が勃発。
人類は絶望的な状況に立たされますが、やがてジョン・コナーという一人の男が立ち上がります。
生き残った人類を率いるジョンはスカイネットの脅威となり、スカイネットはタイムマシンを用いてジョンが生まれる以前にターミネーターを送り込み、まだジョンを身籠る前の母親サラ・コナーを亡き者にして歴史を変えようとします。
それを知ったジョンはサラを守るため、戦士の一人であるカイルに後を追わせたのでした。
2029年の未来では、優れた指導者であるジョンを産んだサラは「伝説の人物」とされ、カイルもサラに憧れの気持ちを持っていました。
平和な1984年では廃墟となった未来の話をしたところで誰にも信用されず、たった2人でターミネーターから逃げるうちに惹かれ合うようになったサラとカイルは、潜伏先のモーテルで愛を確認。
その時の子供がジョンで、未来の人間であるはずのカイルが実はジョンのオトンだった、ってとこまでが【ターミネーター】のお話です。
【ターミネーター2】では、カイルが過去に来たあとに破壊されたはずのタイムマシンがまた復活してて(修理したのかまた作ったのかよく分かんない)、再び未来から2人のターミネーターが送り込まれてくるって訳です。
懲りない機械軍。過去にばっかり責任を押し付けてくる。
どんなけ未来のジョンが手に負えへんねん。
前作を凌ぐと言われた理由を考察
冒頭に書いた通り、【ターミネーター2】はシリーズ最高傑作とよく言われます。
「ターミネーターシリーズ」って言うても【ターミネーター3】以降はウンコなんでなかったことにしましょう。
…という考え方について、かねがね少数派じゃないとは思っていましたけど、2019年公開のシリーズ最新作ではホンマになかったことにされてて笑いました。
みんな(製作陣も)【ターミネーター3】以降はウンコやと思ってたんやん。
私は1作目の【ターミネーター】も同じくらい好きですけど、どうしてそれほど【ターミネーター2】の評価が高いのかちょっと考えてみました。
人類を救う男ジョン・コナー
【ターミネーター2】には、一作目で強烈な印象を残すものの詳細な姿が映し出されなかった人物が登場します。
人類の救世主となる男、ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)です。
この時はまだほんの10歳の少年ですが、これがまあすでにリーダーの資質満々で。
幼い頃からサラによって「リーダーとなってサバイバルするための英才教育」をされてきたジョンは、盗みを働いたりハッキングまがいのことしたり、一見するとただのやんちゃな不良少年のようにも見えます。その才覚というか、能力というか、持て余しちゃうんですかね。まあ普通の子供でいられるような器じゃないってことですわね。
部活のキャプテンとかでも良かったかも知れないけど、そういった普通の学校生活は送れなかったみたいだし、一体どうやって教育されてきたのか、とにかく大人顔負けの冷静沈着な判断力と情報分析能力を持ってます。
いっぱいいっぱいになってパニックを起こした母親のサラをなだめることもしばしば。
それでいて自分と対等な人間(ロボットやけど)に対しては無邪気な一面や弱さも見せたり…。
一作目ではもったいぶられていた(?)ジョンの存在が期待外れでなかったことが大いにヒットに影響していると思われます。
ちなみに演じた美少年エドワード・ファーロングの現在の姿は結構衝撃ですよ。敢えて載せないのでググってみてください。
私は恰幅の良い現在の姿も好きですけど。
ただの脆い女性であるかも知れないサラ・コナー
一作目ではただカイルに守られるばかりだったのに(とは言ってもターミネーターにとどめを刺したのは彼女)、【ターミネーター2】では打って変わってムッキムキのソルジャーと化しちゃってるジョンのオカンのサラ。
人類の最悪の未来を変えるため、収監されている精神病院から何度も脱走をはかったり、たった一人でスカイネットの開発責任者のマイルズ・ダイソン(ジョー・モートン)を殺しに行ったり、不屈の精神も行動力も半端ない。
でも精神病院でカイルの幻覚を見た時や、どうしてもマイルズを殺せなくて泣き崩れる時など、時折ふと見せる“女性らしさ”に涙が出そうになります。
ここで垣間見えるのは、必死に自分を奮い立たせて強く見せているけど、サラは実は「ごく普通の女性」であるということ。カイルですら「君は強い女性だ」と言ってしまうけど、でも待って。
でも待ってって。
愛するカイルがそう言ってくれれば力は沸いてくるでしょうけど、屈強な肉体と精神を手に入れても根本はやっぱり脆い面も持ち合わせる女性なんですって。生まれながらの戦士じゃない。
このサラの描き方がね、超フェミニンでね。
泣けるんですよ。
がんばれサラ。
単純にシュワちゃん人気
一作目では「敵」だったアーノルド・シュワルツェネッガーが「味方」に!ってだけでもテンション上がりましたよね。
シュワちゃんって正義のヒーローの方が似合うしね。
一作目であれだけ追いかけ回されて怖い思いしたってのに、味方につけるとこれほど頼りになるボディガードもいませんよ。
ただ強いだけじゃもちろんなくて、T-1000の銃撃からジョンを守るために自分の背中を盾にした時に改めて感動が襲ってきます。
ターミネーターを味方にするってこういう事か…!
ドラクエで言うたら「こうげき力」も「しゅび力」も最大ってこと。「盾」とか、「武器」とか、毒ガスも効かないし熱さも感じないし夜通し見張りしてるし…、
色々使える…!
半端ないT-1000の無双度
「ターミネーターシリーズ」はとにかく「敵がロボ」って基本設定だけでも画期的だったというのに、今回の敵最新型ターミネーターT-1000(ロバート・パトリック)はさらに無双。
液体金属って何それ。
銃で撃たれてもぐにゃーんと体を貫通。
棒でしばいてもぐにゃーんと体に吸収。
自分と同等の大きさ(体積?)であれば他人にも変身できるし床や壁にもなれる。手だけナイフに変えたりもできる。
液体窒素を浴びて固まってから粉々にされてもアメーバのように再生。
こんなもんどないして倒すんじゃ~い!
絶望感すごいもんね。
しかも最初に化けた人物が着ていた衣類が「基本形」にでもなるのか、色々と他人に変身しても用が済んだら必ず警官のコスプレ姿のロバート・パトリックに戻ります。
この「基本形」がもし、チノパンにトレーナーという「日曜のお父さん仕様」のロバート・パトリックだったら、ジョンが駆るミニバイクに全力疾走で迫る姿も恐らく迫力ゼロでしょう。
視覚効果はやっぱり大事。
公開当時シュワちゃんの敵役にしてはロバート・パトリックでは迫力不足なのでは、なんてことも言われてましたけど、真顔で3人に迫る「最新兵器の無双感」は十分出てると思います。
強いて言うならクライマックスの溶鉱炉の場面で、弾切れになったサラに向って「チッチッチ…」ってするのだけは急にロボっぽくなくなってサブいんで、止めて欲しかったかな。
映画【ターミネーター2】の感想一言
いやあ~、コケるとは思ってますけど(おい)、2019年の最新作が楽しみですね!
1984年/アメリカ/監督:ジェームズ・キャメロン/出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン、ポール・ウィンフィールド、ランス・ヘンリクセン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気[…]
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