クリスマス・キャロル1938

映画【クリスマス・キャロル(1938)】あらすじと観た感想

1938年/アメリカ/監督:エドウィン・L・マリン/出演:レジナンド・オーウェン、ジーン・ロックハート、テリー・キルバム、キャスリーン・ロックハート、バリー・マッケイ

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

クリスマス・キャロルタイトル
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用
朱縫shuhou

映画化された中で一番古い「クリスマス・キャロル」を観てみたい!

なんて思い立って鑑賞した映画、だったはずなんですけど…。

さらにこの3年前、チャールズ・ディケンズの小説「クリスマス・キャロル」を原作として【スクルージ(1935)】という映画が作られているみたいです。

せめて現在視聴可能な映画化作品だけでも全部時系列でまとめてみようとか一瞬脳裏をよぎりましたが、「クリスマス・キャロル」はリメイクだったりオマージュだったりディズニーだったり、果てしなく関連作が作られ続けている名著ですのであっさり諦めました!

 

とは言え数ある映像化作品の中でもかなり原作に忠実に製作されたもののひとつであることは間違いない映画、【クリスマス・キャロル(1938)】です。

 

映画【クリスマス・キャロル(1938)】のあらすじザックリ

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの同名小説の映画化作品。「スクルージ&マーリー商会」を営む老人スクルージは、守銭奴で思いやりに欠け、町の誰からも嫌われ遠ざけられていた。ある年のクリスマス・イヴの夜、スクルージの元に死んだはずの友人マーリーと3人の精霊が現れる。

強欲じじいスクルージ

ティム

ティム

パパのところへ行きたいけど、スクルージさんが子供嫌いやからイヤやねん…。

心優しい足の不自由な子供ティムにまで避けられる嫌われ者の老人スクルージ(レジナンド・オーウェン)。

「スクルージ&マーリー商会」の経営者で暮らしは裕福だけど心は貧しく、甥っ子のフレッド(バリー・マッケイ)や薄給で働いてくれる事務員のボブ・クラチット(ジーン・ロックハート)に暖かい微笑みひとつすら与えようとしません。

スマイルくらいおあげなさいよ。0円なんだから。

スクルージとボブ
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

それどころかスクルージは、子供達と一緒に遊んでいたボブの投げた雪玉が自分に当たったことに腹を立て、クリスマス・イヴにボブを解雇してしまいます。

前述のティムを始め、たくさんの子宝に恵まれて倹しくも幸せに暮らしていたボブを、雪玉ひとつで解雇。行ったれ労働組合。出てこい労働基準監督署。

 

さらには結婚の報告に来た甥っ子フレッドも、寄付金を募りに来た男性も、一体何がそんなに気にいらんねんとお聞かせ願いたくなるほど怒鳴り散らして追い返す。

ドケチの偏屈ジジイはもう手に負えません。

クリスマス・イヴに現れた精霊たち

クリスマス・イヴの真夜中、かつて共同経営者だったマーリー(レオ・G・キャロル)の霊がスクルージの元に現れます。

マーリーの霊
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

マーリー

マーリー

お前やばいぞそのままやったら。俺みたいに死んだ後に鎖でつながれて後悔する羽目になる。
今やったら間に合うから悔い改めるんや。生き方を変えるんや。
今から3人の精霊がここへやってくる。
ええか、悔い改めるんやぞ。

マーリーが言った通り、そのあと順番に3人の精霊がやってきます。

「他人への感謝の光でまぶしすぎる(自分で言ってる)(ごっつおもろい)過去のクリスマスの精霊(アン・ラザフォード)、柊の冠みたいなのかぶってギリシャ神話のゼウスのような風貌をしている現在のクリスマスの精霊(ライオネル・ブラハム)、そして人生はすべて「死」に向かって進んでいるからなのか完全に“死神”にしか見えない未来のクリスマスの精霊。

3人の精霊
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

3人の精霊たちはそれぞれ過去・現在・未来のクリスマスにおけるスクルージ自身やその他幸せそうな人々の姿を見せてくれます。

中でもスクルージがもっとも衝撃を受けたのは、未来のクリスマスの精霊が見せた「スクルージの葬式」

葬式には誰一人弔問客は訪れず、「やっと逝ったな強欲じじい」と陰口をたたく者さえいます。

 

花のひとつも手向けられていない寂れた自分の墓を見て気も狂わんばかりに動揺するスクルージ!

 

目を覚ますとそこはもと居た自室のベッドの中。

スクルージは慌ててベッドを飛び出し特大の七面鳥を買って、甥っ子フレッドと事務員ボブの家へと向かうのでした。

病院に担ぎ込まれるレベルの変貌っぷり

過去・現在・未来と旅してきたスクルージは、一夜にしてまるで別人のようになっちゃいます。

顔もおかしいスクルージ
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

いやちょい待て待て。

例えば現実に、親戚のおじいちゃんとかおばあちゃんがある日突然こんなに変わってしまったとしたら、私だったら119番通報します。

朱縫shuhou

朱縫shuhou

おじいちゃんが!
おじいちゃんの様子が変なんです!

短い映画(69分!)ですから尺の関係もあるのでしょうか、【クリスマス・キャロル(1938)】はクリスマスの朝にスクルージが目覚めてからの展開が異様に早い!

このテンポだと変貌したスクルージをあっさり受け入れるフレッドやボブの方が異常。

頭怒れたんじゃねーのじじい
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

ボブの妻

ボブの妻

(スクルージさん頭がおかしくなったのね!)
(どうしようあなた!子供達が危ないわ!)

ボブの嫁はんや私の反応の方が正常。

 

一同

一同

この世のすべての人々に。
メリー・クリスマ~ス!

メリー・クリスマス!
©A CHRISTMAS CAROL/クリスマス・キャロルより引用

いやちょっとあなたたち、病院連れて行ってあげた方がいいかもよ?

早い方がええって絶対。

映画【クリスマス・キャロル(1938)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

ロンドンの街の子供たちや無邪気な大人、果ては教会の神父様までが雪で凍ってつるつるになった路面でアイススケートみたいに滑って遊ぶ場面が微笑ましい。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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