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【カサブランカ】映画レビュー:「君の瞳に乾杯」…完敗です

クラシック
 20秒で読める概要とあらすじ

1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト/第16回アカデミー賞作品・監督・脚色賞受賞

1941年、ドイツの侵略を恐れてアメリカへ亡命を図るヨーロッパの人々でごった返す親ドイツ・ヴィシー政権下のフランス領モロッコ最大都市カサブランカ。盛況を呈する酒場「カフェ・アメリカン」を経営するリックの元に、その昔突然姿を消した元恋人のイルザが現れる。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

🄫Casablanca/カサブランカより引用

私が苦手とするどの国がどの国と戦っててどの国が味方でここは一体どの国の領土なのかがちんぷんかんぷんの映画ではあるんですが、それでもハンフリー・ボガートイングリッド・バーグマンが演じる恋人達が素晴らしすぎて何度も繰り返し観てしまいます。(繰り返し観ても分からんのかい)

 

本物の愛ってこんなんなのか…

お目にかかったことないわあ~…

と唸らずにはいられない傑作、【カサブランカ】です。

 

 

【カサブランカ】って都市の名前

第二次世界大戦中、ドイツの進軍に脅えるヨーロッパの人達はアメリカに亡命しようとしてフランス領モロッコの「カサブランカ」という都市にやってきますが、余程お金があるかツキに恵まれでもしない限りアメリカへの通行証が手に入ることはなく、カサブランカにとどまり延々とチャンスを待つしかないという舞台設定です。

フランス領と言ってもこの時のフランスの政権(ヴィシー政権)が親ドイツ派で、街中をドイツ兵が我が物顔で歩いてます。

 

 

これが名優ハンフリー・ボガートとイングリッド・バーグマン!

そんなカサブランカで盛況を呈する酒場「カフェ・アメリカン」の経営者リック(ハンフリー・ボガート)。

 

金がすべてだと吹聴していて人付き合いもしなければニコリともしないニヒルな男。女性への態度も厳しいです。

リックに思いを寄せるイヴォンヌ(マデリーン・ルボー)が酔っ払って絡んできても冷たく一蹴します。

イヴォンヌ
ゆうべどこにいたの?
リック
そんな昔のことは憶えてないね
イヴォンヌ
今夜会える?
リック
そんな先のことはわからない

 

ぎゃあー!取り付く島もない~!

でも言われてみたい~!!!

ハンフリー・ボガート

🄫Casablanca/カサブランカより引用

 

「カフェ・アメリカン」で日夜企てられる脱出劇

「カフェ・アメリカン」には色んな国のお客様が色んな事情を抱えてやってきます。

フランス植民地警察のルノー署長(クロード・レインズ)は公衆の面前で殺人犯を逮捕して手柄を立てようとし、
ドイツ軍のシュトラッサー少佐(コンラート・ファイト)は政治犯はいないかと目を光らせ、
ドイツ抵抗運動指導者ラズロ(ポール・ヘンリード)はアメリカ行きの通行証を求めてヤミ取引に訪れる…

 

ちょっとした異文化交流会です。

「カフェ・アメリカン」のピアニスト、サム

🄫Casablanca/カサブランカより引用

地下組織の大物であるラズロが謎の女性イルザ(イングリッド・バーグマン)を伴って酒場を訪れた時、取引相手のウーガーテ(ピーター・ローレ)はすでに通行証を盗んだ疑いをかけられルノー署長に逮捕された後でした。

 

自分が何者であるかを知る同志に声をかけられラズロは席を外し、そこへリックがやってきてイルザを見て仰天します。

言葉も出ないリックにあっけらかんと「久しぶりね」と微笑んでみせるイルザ。

 

さて名セリフ「君の瞳に乾杯」は何回言うでしょう?

イルザとリックは昔パリでほんの数日間だけ恋人同士だったのです。

お互いのことは詮索しないと約束していて、生まれも素性もまったく分からないのに二人は強く惹かれ合ったんですと。

ほうほう。

イングリッド・バーグマン

🄫Casablanca/カサブランカより引用

 

パリの回想はもううっとーしいくらいにラブラブです。

ええ大人がドライブ中に肩組んだりアイスクリーム半分こしたりしよります。

羨ましいやん?

 

 

そしてあるカフェでピアニストの演奏を聴きながらシャンパンを飲む時に出ます。

あのセリフ。

 

リック
 君の瞳に乾杯 

 

わっは!

 

この名セリフですが、何回言うかご存知ですか?

私最初に観る前は1回しか言わないんだと思ってました。

普通そうですよね、【風と共に去りぬ】の名セリフ「明日は明日の風が吹く」だって、ヴィヴィアン・リーが口にするのは1回だけです。

 

しかしなんと【カサブランカ】でハンフリー・ボガートは、4回も言います。

4回目なんて乾杯するもん何も持ってへんのに言います。

 

「君の瞳に完敗」って言うたんかな。

 

別れなければならなかった2人

しかしパリでの幸せは一瞬でした。

ドイツ軍がパリにもやってくるので一緒に逃げようと約束した日、「一緒には行けません。何も聞かないで。愛してる」という手紙だけをホテルに残しイルザはリックの前から姿を消してしまいます。

 

その時以来、今初めてこのカサブランカで2人は再会しました。

 

イルザはようやく当時言えなかったすべてを口にします。

実はイルザはラズロの妻で、当時収容所に捕まっていたラズロが死んだと聞かされ哀しみに暮れていた時にリックと出会い愛してしまったと言うのです。

危険を避けるため自分が地下組織の大物であるラズロの妻であることは誰にも言うなと口止めされていたので話すこともできず、さらにリックと一緒に逃げようと約束した日にラズロが生きていると分かり、どうすることもできなかったと…。

 

男の決断が渋すぎ

しかしリックと再会したことによってイルザの心は揺さぶられ、もう自分を偽って生きていくことはできなくなります。

ラズロだけをアメリカに亡命させて、自分はリックの傍にいると誓ってくれるのです。

やっとイルザが突然去った理由が分かり心が通じあったリックも同じく、「ラズロには渡さない」と抱きしめます。

 

朱縫shuhou
…はあ~…(うっとり)

 

そしてラストのリックの決断によって、本物の愛とはこういうことかと思わず膝を打ち、こんな恋もしてみたかったなあと思い巡らせてみたりします。

 

ラブロマンスにしてプロパガンダ要素が強く、公開当時の観客の盛り上がりたるや想像を絶する不朽の名作です。

参考 プロパガンダ=あらゆる宣伝や広告、広報活動、政治活動を含む特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為

 

 

屋台のオッサンの売り込みがすごい!

本編には全然関係ないんですが、

イルザが屋台で織物を見ている場面での店主の売り込みのキレの良さとぼったくり加減が関西人も真っ青なんでご紹介しておきます。

 

話術が巧みな上に動作もおもろい。

(言葉が通じない人用にか)色んな金額が書かれたプライスカードを用意していて、サクサクと手品のように値段を提示してきます。

まあイルザはまったく買う気ないんですけど、店主は負けじと声をかけるわけですよ。

屋台のオッサン

🄫Casablanca/カサブランカより引用

店主
どうですか奥さん、

その織物はたったの700フラン

(リックが後ろから現れる)

店主
あら、リックのお知り合いなら200フランに負けとくよ!
朱縫shuhou
えっ!

いきなり半額以下行った!

店主
なんだよもお~!

リックの恋人なら100フランでいいよ! 

朱縫shuhou
 100でええんかい!

原価なんぼやねん!

ぼったくりすぎ!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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