1942年/アメリカ/監督:マイケル・カーティス/出演:ジェームズ・キャグニー、ジョーン・レスリー、ウォルター・ヒューストン、リチャード・ウォーフ、アイリーン・マニング/第15回アカデミー主演男優・ミュージカル音楽・録音賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

これはプロパガンダ映画(特定の思想へ誘導する宣伝となる映画)とは呼ばないのかな?
まあ公開が1942年ですから、かなり政治色の強い仕上がりになってますわね。
私達は「戦争を知らない世代」とか言われますけども。やっぱり戦時中に製作された熱い映画を観るとどうしても温度差は感じてしまいますね。
全然分かんねえ~。
ただし往年のギャング映画には欠かせない名優ジェームズ・キャグニーのダンスだけはキレッキレで度肝抜かれます。

キャグニー踊れますやん!!
映画【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】のあらすじザックリ
タイトル「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー」の意味は?
大体謎の呪文のようなタイトル【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】ってなんのことよ?
よっしゃ今日はこっからイコか。
「ヤンキー」と言っても当然こんな人達のことではありません。
てか不良少年らを指す「ヤンキー」の語源もここなのかも知れないけど。
「ヤンキー・ドゥードゥル」ってのはアメリカの愛国歌です。
「ヤンキー」はイギリス人から見たアメリカの軍人のことで、「ドゥードゥル」は「落書きをする」「ぐずぐずする」「バカにする(バカ)」と言った動詞・名詞。
歌詞はこんな感じ。
Yankee Doodle went to town,
マヌケなヤンキー(ヤンキードゥードゥル)がa-riding on a pony;
子馬に乗って町へ行ったStuck a feather in his cap
帽子に羽根を一本さすだけでand called it macaroni.
[ Chorus ]
イタリア仕込みの洒落男気取りYankee Doodle Keep it up,
ヤンキードゥードゥル その調子Yankee doodle dandy.
ヤンキードゥードゥル イカしてるねMind the music and the step.
音楽にあわせてステップ踏めればAnd with the girls be handy!
女の子たちだってイチコロだ!
「ダンディー」が「イカしてるね」って訳されてる!
すんごいね語学の権威は。誰か知らんけど。
とりあえずそんなことで、タイトル【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】はアメリカの愛国歌「ヤンキー・ドゥードゥル」の歌詞の一部から取られているんですね。

作中で主人公ジョージ・M・コーハン(ジェームズ・キャグニー)がこの歌を歌って踊るシーンもあります。
興行師ジョージ・M・コーハン
芸能一家に生まれ生涯を舞台に捧げ、「ブロードウェイの父」と呼ばれた興行師ジョージ・M・コーハンの半生を描いた伝記映画です。

才能に恵まれすぎたため少々傲慢な性格であり、興行主と揉めて干されることも多かったジョージですが、やっぱり世間は彼を放ってはおきませんでした。
作詞も作曲も脚本も作ることができて自分自身も歌って踊れる。最後の方でブロードウェイのネオンが映し出されるシーンがありますが、そのほとんどがジョージの名前。

彼の作品で有名なのは軍歌「オーヴァー・ゼア」だそうです(最後に流れるのもこの曲)が、こんな曲まったく知らないのでここでも当時と現代、アメリカと日本の温度差を感じてしまいます。
映画【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】の感想一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。