おはこんばんちは、朱縫shuhouです。
アメリカの映画団体AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が1998年から(ほぼ)1年毎に発表し始めた「アメリカ映画100年シリーズ」。
ラインナップ
- 1998年:アメリカ映画ベスト100
- 1999年:映画スターベスト100
- 2000年:コメディ映画ベスト100
- 2001年:スリルを感じる映画ベスト100
- 2002年:情熱的な映画ベスト100
- 2003年:ヒーローと悪役ベスト100
- 2004年:アメリカ映画主題歌ベスト100
- 2005年:アメリカ映画の名セリフベスト100
- 2005年:映画音楽ベスト100
- 2006年:感動の映画ベスト100
- 2006年:ミュージカル映画ベスト
- 2007年:アメリカ映画ベスト100(10周年エディション)
- 2008年:10ジャンルのトップ10
この記事は「アメリカ映画100年シリーズ」のひとつ、1999年に発表された「映画スターベスト100」の一覧です。
「ベスト100」って言うからには、男優と女優に分けてもそれぞれ50人ずつ選出されてるんだと思うでしょ?
ところがどっこいなぜかこのランキングには男優25人+女優25人の合計50人しか選出されていません。
あと25人ずつ選んで本当の「ベスト100」にしてくれたら、少なくとも男優ではジャック・ニコルソン(←大ファン)やポール・ニューマンやロバート・デ・ニーロ、女優ではメリル・ストリープやジョディ・フォスターくらいはランクインすると思うんですけどね。無理?
百年以上に及ぶ映画史上の大スターをたったの50人に絞っているもので、若い人なんて聞いたこともない(増してや出演作なんて観たこともない)であろう超往年の俳優ばかりが並んでいます。
知らない俳優が多いかも知れませんが現在“大御所”と呼ばれる人達が目標にした世代の、「正真正銘大スター」一覧です。
あなたがこれから観る映画の参考になれば幸いです。
- 1 映画スターベスト25【男優編】
- 1.1 第1位 ハンフリー・ボガート
- 1.2 第2位 ケーリー・グラント
- 1.3 第3位 ジェームズ・ステュアート
- 1.4 第4位 マーロン・ブランド
- 1.5 第5位 フレッド・アステア
- 1.6 第6位 ヘンリー・フォンダ
- 1.7 第7位 クラーク・ゲーブル
- 1.8 第8位 ジェームズ・キャグニー
- 1.9 第9位 スペンサー・トレイシー
- 1.10 第10位 チャーリー・チャップリン
- 1.11 第11位 ゲイリー・クーパー
- 1.12 第12位 グレゴリー・ペック
- 1.13 第13位 ジョン・ウェイン
- 1.14 第14位 ローレンス・オリヴィエ
- 1.15 第15位 ジーン・ケリー
- 1.16 第16位 オーソン・ウェルズ
- 1.17 第17位 カーク・ダグラス
- 1.18 第18位 ジェームズ・ディーン
- 1.19 第19位 バート・ランカスター
- 1.20 第20位 マルクス兄弟
- 1.21 第21位 バスター・キートン
- 1.22 第22位 シドニー・ポワチエ
- 1.23 第23位 ロバート・ミッチャム
- 1.24 第24位 エドワード・G・ロビンソン
- 1.25 第25位 ウィリアム・ホールデン
- 2 映画スターベスト25【女優編】
- 2.1 第1位 キャサリン・ヘップバーン
- 2.2 第2位 ベティ・デイヴィス
- 2.3 第3位 オードリー・ヘプバーン
- 2.4 第4位 イングリッド・バーグマン
- 2.5 第5位 グレタ・ガルボ
- 2.6 第6位 マリリン・モンロー
- 2.7 第7位 エリザベス・テイラー
- 2.8 第8位 ジュディ・ガーランド
- 2.9 第9位 マレーネ・ディートリヒ
- 2.10 第10位 ジョーン・クロフォード
- 2.11 第11位 バーバラ・スタンウィック
- 2.12 第12位 クローデット・コルベール
- 2.13 第13位 グレース・ケリー
- 2.14 第14位 ジンジャー・ロジャース
- 2.15 第15位 メイ・ウエスト
- 2.16 第16位 ヴィヴィアン・リー
- 2.17 第17位 リリアン・ギッシュ
- 2.18 第18位 シャーリー・テンプル
- 2.19 第19位 リタ・ヘイワース
- 2.20 第20位 ローレン・バコール
- 2.21 第21位 ソフィア・ローレン
- 2.22 第22位 ジーン・ハーロウ
- 2.23 第23位 キャロル・ロンバード
- 2.24 第24位 メアリー・ピックフォード
- 2.25 第25位 エヴァ・ガードナー
- 3 「映画スターベスト100」改め「往年の洋画スターベスト50」のまとめ
映画スターベスト25【男優編】
第1位 ハンフリー・ボガート

主な出演作
※リンクは当サイト内のレビュー記事に飛びます。画像を引用した映画は太字に黄色マーカーを引いておきました。
第2位 ケーリー・グラント

主な出演作
- 1938年【赤ちゃん教育】
- 1940年【フィラデルフィア物語】
- 1941年【断崖】
- 1946年【汚名】
- 1957年【めぐり逢い】
- 1959年【北北西に進路を取れ】
- 1963年【シャレード】
第3位 ジェームズ・ステュアート

主な出演作
- 1937年【第七天国】
- 1938年【我が家の楽園】
- 1939年【スミス都へ行く】
- 1939年【砂塵】
- 1940年【フィラデルフィア物語】
- 1946年【素晴らしき哉、人生!】
- 1950年【ハーヴェイ】
- 1952年【地上最大のショウ】
- 1954年【裏窓】
- 1955年【ララミーから来た男】
- 1958年【めまい】
- 1959年【或る殺人】
- 1962年【リバティ・バランスを射った男】
第4位 マーロン・ブランド

主な出演作
- 1951年【欲望という名の電車】
- 1954年【波止場】
- 1962年【戦艦バウンティ】
- 1967年【伯爵夫人】
- 1968年【キャンディ】
- 1972年【ゴッドファーザー】
- 1972年【ラストタンゴ・イン・パリ】
- 1976年【ミズーリ・ブレイク】
- 1978年【スーパーマン】
- 1979年【地獄の黙示録】
- 1997年【ブレイブ】
第5位 フレッド・アステア

主な出演作
- 1933年【ダンシング・レディ】
- 1935年【トップ・ハット】
- 1936年【有頂天時代】
- 1942年【スイング・ホテル】
- 1953年【バンド・ワゴン】
- 1973年【タワーリング・インフェルノ】
第6位 ヘンリー・フォンダ

主な出演作
- 1938年【黒蘭の女】
- 1940年【怒りの葡萄】
- 1941年【レディ・イヴ】
- 1957年【十二人の怒れる男】
- 1962年【史上最大の作戦】
- 1968年【ウエスタン】
- 1981年【黄昏】
第7位 クラーク・ゲーブル

主な出演作
- 1933年【ダンシング・レディ】
- 1934年【或る夜の出来事】
- 1935年【戦艦バウンティ号の叛乱】
- 1939年【風と共に去りぬ】
- 1958年【深く静かに潜航せよ】
- 1961年【荒馬と女】
第8位 ジェームズ・キャグニー

主な出演作
- 1931年【民衆の敵】
- 1935年【Gメン】
- 1938年【汚れた顔の天使】
- 1942年【ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー】
- 1949年【白熱】
第9位 スペンサー・トレイシー

主な出演作
- 1938年【少年の町】
- 1941年【ジキル博士とハイド氏】
- 1942年【女性No.1】
- 1949年【アダム氏とマダム】
- 1950年【花嫁の父】
- 1958年【老人と海】
- 1961年【ニュールンベルグ裁判】
- 1963年【おかしなおかしなおかしな世界】
- 1967年【招かれざる客】
第10位 チャーリー・チャップリン

第11位 ゲイリー・クーパー

第12位 グレゴリー・ペック

第13位 ジョン・ウェイン

主な出演作
- 1939年【駅馬車】
- 1947年【拳銃無宿】
- 1948年【赤い河】
- 1949年【黄色いリボン】
- 1956年【捜索者】
- 1959年【リオ・ブラボー】
- 1962年【リバティ・バランスを射った男】
第14位 ローレンス・オリヴィエ

第15位 ジーン・ケリー

主な出演作
- 1949年【踊る大紐育】
- 1951年【巴里のアメリカ人】
- 1952年【雨に唄えば】
- 1974年【ザッツ・エンタテインメント】
第16位 オーソン・ウェルズ

第17位 カーク・ダグラス

第18位 ジェームズ・ディーン

第19位 バート・ランカスター

主な出演作
- 1953年【地上より永遠に】
- 1957年【OK牧場の決斗】
- 1957年【成功の甘き香り】
- 1960年【許されざる者】
- 1961年【ニュールンベルグ裁判】
- 1989年【フィールド・オブ・ドリームス】
第20位 マルクス兄弟

主な出演作
- 1930年【けだもの組合】
- 1933年【我輩はカモである】
- 1935年【オペラは踊る】
第21位 バスター・キートン

主な出演作
- 1923年【荒武者キートン】
- 1924年【キートンの探偵学入門】
- 1924年【海底王キートン】
- 1925年【キートンのセブン・チャンス】
- 1927年【キートンの大列車追跡】
- 1952年【ライムライト】
第22位 シドニー・ポワチエ

主な出演作
- 1958年【手錠のまゝの脱獄】
- 1963年【野のユリ】
- 1967年【夜の大捜査線】
- 1967年【招かれざる客】
- 1997年【ジャッカル】
第23位 ロバート・ミッチャム

主な出演作
- 1945年【G・I・ジョウ】
- 1955年【狩人の夜】
- 1957年【眼下の敵】
- 1962年【史上最大の作戦】
- 1962年【恐怖の岬】
- 1991年【ケープ・フィアー】
第24位 エドワード・G・ロビンソン

主な出演作
- 1931年【犯罪王リコ】
- 1944年【深夜の告白】
- 1948年【キー・ラーゴ】
- 1956年【十戒】
- 1973年【ソイレント・グリーン】
第25位 ウィリアム・ホールデン

主な出演作
- 1950年【サンセット大通り】
- 1953年【第17捕虜収容所】
- 1954年【麗しのサブリナ】
- 1957年【戦場にかける橋】
- 1969年【ワイルドバンチ】
- 1974年【タワーリング・インフェルノ】
- 1976年【ネットワーク】
映画スターベスト25【女優編】
第1位 キャサリン・ヘップバーン

主な出演作
※リンクは当サイト内のレビュー記事に飛びます。画像を引用した映画は太字に黄色マーカーを引いておきました。
- 1933年【若草物語】
- 1938年【赤ちゃん教育】
- 1940年【フィラデルフィア物語】
- 1942年【女性No.1】
- 1949年【アダム氏とマダム】
- 1967年【招かれざる客】
- 1968年【冬のライオン】
- 1981年【黄昏】
- 1994年【めぐり逢い】
第2位 ベティ・デイヴィス

主な出演作
- 1934年【痴人の愛】
- 1938年【黒蘭の女】
- 1941年【偽りの花園】
- 1942年【情熱の航路】
- 1949年【森の彼方に】
- 1950年【イヴの総て】
- 1962年【何がジェーンに起ったか?】
- 1964年【ふるえて眠れ】
- 1978年【ナイル殺人事件】
- 1987年【八月の鯨】
第3位 オードリー・ヘプバーン

主な出演作
- 1953年【ローマの休日】
- 1954年【麗しのサブリナ】
- 1956年【戦争と平和】
- 1957年【昼下りの情事】
- 1960年【許されざる者】
- 1961年【ティファニーで朝食を】
- 1963年【シャレード】
- 1964年【マイ・フェア・レディ】
- 1966年【おしゃれ泥棒】
- 1967年【暗くなるまで待って】
第4位 イングリッド・バーグマン

主な出演作
- 1941年【ジキル博士とハイド氏】
- 1942年【カサブランカ】
- 1943年【誰が為に鐘は鳴る】
- 1944年【ガス燈】
- 1945年【白い恐怖】
- 1946年【汚名】
- 1948年【ジャンヌ・ダーク】
- 1956年【追想】
- 1970年【サボテンの花】
- 1974年【オリエント急行殺人事件】
第5位 グレタ・ガルボ

主な出演作
- 1927年【アンナ・カレニナ】
- 1931年【マタ・ハリ】
- 1932年【グランド・ホテル】
- 1935年【アンナ・カレニナ】
- 1936年【椿姫】
- 1939年【ニノチカ】
第6位 マリリン・モンロー

主な出演作
- 1950年【イヴの総て】
- 1953年【紳士は金髪がお好き】
- 1953年【百万長者と結婚する方法】
- 1955年【七年目の浮気】
- 1959年【お熱いのがお好き】
- 1961年【荒馬と女】
第7位 エリザベス・テイラー

主な出演作
- 1944年【緑園の天使】
- 1949年【若草物語】
- 1950年【花嫁の父】
- 1951年【陽のあたる場所】
- 1956年【ジャイアンツ】
- 1958年【熱いトタン屋根の猫】
- 1963年【クレオパトラ】
- 1966年【ヴァージニア・ウルフなんかこわくない】
第8位 ジュディ・ガーランド

主な出演作
- 1939年【オズの魔法使】
- 1944年【若草の頃】
- 1954年【スタア誕生】
- 1961年【ニュールンベルグ裁判】
第9位 マレーネ・ディートリヒ

主な出演作
- 1930年【嘆きの天使】
- 1930年【モロッコ】
- 1932年【上海特急】
- 1939年【砂塵】
- 1957年【情婦】
- 1958年【黒い罠】
- 1961年【ニュールンベルグ裁判】
第10位 ジョーン・クロフォード

第11位 バーバラ・スタンウィック

第12位 クローデット・コルベール

第13位 グレース・ケリー

主な出演作
- 1952年【真昼の決闘】
- 1953年【モガンボ】
- 1954年【ダイヤルMを廻せ!】
- 1954年【裏窓】
- 1954年【喝采】
第14位 ジンジャー・ロジャース

第15位 メイ・ウエスト

主な出演作
- 1933年【わたしは別よ】
- 1970年【マイラ】
第16位 ヴィヴィアン・リー

主な出演作
- 1939年【風と共に去りぬ】
- 1945年【シーザーとクレオパトラ】
- 1951年【欲望という名の電車】
第17位 リリアン・ギッシュ

第18位 シャーリー・テンプル

主な出演作
- 1933年【歓呼の嵐】
- 1934年【可愛いマーカちゃん】
第19位 リタ・ヘイワース

第20位 ローレン・バコール

主な出演作
- 1944年【脱出】
- 1946年【三つ数えろ】
- 1948年【キー・ラーゴ】
- 1953年【百万長者と結婚する方法】
- 1974年【オリエント急行殺人事件】
- 1990年【ミザリー】
第21位 ソフィア・ローレン

主な出演作
- 1960年【ふたりの女】
- 1961年【エル・シド】
- 1967年【伯爵夫人】
- 2009年【NINE】
第22位 ジーン・ハーロウ

第23位 キャロル・ロンバード

主な出演作
- 1934年【特急二十世紀】
- 1936年【襤褸と宝石】
第24位 メアリー・ピックフォード

主な出演作
- 1917年【小公女】
- 1929年【コケット】
第25位 エヴァ・ガードナー

主な出演作
- 1951年【ショウ・ボート】
- 1953年【モガンボ】
- 1954年【裸足の伯爵夫人】
- 1974年【大地震】
「映画スターベスト100」改め「往年の洋画スターベスト50」のまとめ
こうして画像つきで並べてみると、ランクインしているスターの代表作のほとんどがモノクロ映画であることが一目瞭然。それほど本当に往年のスターだらけだと言うことですね。
ケーリー・グラントもジェームズ・ステュアートも一番脂が乗ってた時期はモノクロ映画の頃ですが、カラー画像を載せたかったので中年期の作品からチョイスしました。
さすがに超有名なスターばかりですから一応全員名前くらいは聞いたことがあると思いますけど、古い洋画が大好きな私でも映像作品を一度も観たことのない俳優もランクインしています。
メアリー・ピックフォードです。
アカデミー賞の選考などをする団体「Academy of Motion Picture Arts and Sciences 」の初代会長ダグラス・フェアバンクスの元嫁はんで、サイレント期の大スター。チャールズ・チャップリンやバスター・キートンの活躍した時期も似たようなもんですが、彼らの場合「DVD喜劇大全」のように未だにメディアが流通しているので視聴しやすい。メアリー・ピックフォードの動画なんて、はてさてどうやって手に入れればいいものやら。
蛇足ですが、男優1位のハンフリー・ボガートと女優20位のローレン・バコール、男優7位のクラーク・ゲーブルと女優23位のキャロル・ロンバード、男優14位のローレンス・オリヴィエと女優16位のヴィヴィアン・リー、男優16位のオーソン・ウェルズと女優19位のリタ・ヘイワースは元夫婦、男優9位のスペンサー・トレイシーと女優1位のキャサリン・ヘップバーンは長年のパートナーです。
セレブのカップルっていつの時代も良いものですよね、煌びやかで。

ジャック・ニコルソンとアンジェリカ・ヒューストンとかね(古い)。ブラッド・ピットとジェニファー・アニストンとかね(古い)。ティム・バートンとヘレナ・ボナム=カーターとかね(情報が全部古い)。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。