50位~31位へ
歴代名作洋画ランキング50位~41位!可もなく不可もない
47位 【サウンド・オブ・ミュージック】

原題:The Sound of Music(レビュー記事へ)
公開年:1965年(第38回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:174分
製作国:アメリカ
監督:ロバート・ワイズ
キャスト:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー他
同年ノミネート:【ドクトル・ジバゴ】、【愚か者の船】他
人気高いですよね~この映画、ほんと。そんなにええかな?
「映画.com」でも「filmarks」でも驚異の4.0超え。(ちなみに私の4.0は10段階評価の4.0)
もっと下位でもええんちゃうんと思ってたんですけど、レビューサイトの評価のお陰でここに食い込んでしまいましたね。
有名な作品ですので内容にはあまり触れませんが、まあ~退屈。
主人公マリア(ジュリー・アンドリュース)の所構わず発揮される天然ぶりにもうんざり(天然ってそーゆーもんか)。
47位 【シンドラーのリスト】

原題:Schindler’s List(レビュー記事へ)
公開年:1993年(第66回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:195分
製作国:アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ
キャスト:リーアム・ニーソン、ベン・キングズレー他
同年ノミネート:【逃亡者】、【ピアノ・レッスン】他
同率47位の【サウンド・オブ・ミュージック】と同じく、レビューサイトの評価に押し上げられてこの順位に食い込んでます。
まあ【シンドラーのリスト】の評価が高いのは【サウンド・オブ・ミュージック】よりは まだ 納得ですけど。
お時間が許せばレビュー記事を読んでいただければと思いますが、私は余り好みません。
オスカー・シンドラーという人物然り、監督のスティーブン・スピルバーグ然り、なんだか金の匂いがするんですよねこの映画…。分かっていただけますでしょうか。
数ある映画の中でもこの【シンドラーのリスト】は信者と呼んでもいいくらい熱狂的なファンを獲得しているので、完全にマイノリティの私は声を大にして「おもろない!」とは言いにくい…。言うてるやん。
47位 【ムーンライト】

原題:Moonlight(レビュー記事へ)
公開年:2016年(第89回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:111分
製作国:アメリカ
監督:バリー・ジェンキンス
キャスト:トレヴァンテ・ローズ、マハーシャラ・アリ他
同年ノミネート:【ラ・ラ・ランド】、【メッセージ】他
最初戸惑ったんです。「どういう観方」をしたらいいのか心構えができなくて。
これは何の映画なんや、一体何を訴えているんや⸻そんなことを考えているうちに不思議と懐かしいマイアミの風景や主人公の恩人や友人に引き込まれて、【ムーンライト】が過去に類を見ない「ラブストーリー」であることが理解できてきます。
ああ…、驚いた。
時代は変わったのね。
47位 【アニー・ホール】

原題:Annie Hall(レビュー記事へ)
公開年:1977年(第50回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:93分
製作国:アメリカ
監督:ウディ・アレン
キャスト:ダイアン・キートン、ウディ・アレン他
同年ノミネート:【スター・ウォーズ】、【グッバイガール】他
ウディ・アレン監督の作品は独特の世界観を持ちすぎて好き嫌いがハッキリ別れますよね。特に男性ってあんまり好きじゃないかも…?
【アニー・ホール】はハマるとホントに面白い。
ちょっと世間一般の感覚とはピントのズレた恋人同士がケンカをしたり仲直りしたりしながら絆を深めて行きます。何気ない日常にいちいち屁理屈・難癖つけてくる漫談家の主人公アルビー(ウディ・アレン)と飄々としてるけど運気だけは強そうなアニー(ダイアン・キートン)の相性は抜群!
44位 【アメリカン・ビューティー】

原題:American Beauty(レビュー記事へ)
公開年:1999年(第72回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:122分
製作国:アメリカ
監督:サム・メンデス
キャスト:ケヴィン・スペイシー、アネット・ベニング他
同年ノミネート:【グリーンマイル】、【シックス・センス】他
【普通の人々】同様、「裕福で何不自由なく幸せそうだけど中身は問題だらけの中流以上の家庭」を扱った作品。
娘の同級生のティーンエイジャーにエロスを感じる中年夫(ケヴィン・スペイシー)、毒々しい赤いバラで彩られた庭にご満悦の妻(アネット・ベニング)、体面ばかり気にする両親を辟易し小馬鹿にすらしている娘(ソーラ・バーチ)…。
見せかけの「美」に縛り付けられている人々に対し、ただのスーパーのビニール袋が路地で風に舞い踊っている様を、「美しいから」と言う理由でビデオに納める隣人リッキー(ウェス・ベントリー)の純粋な感覚にハッとさせられます。
44位 【マイ・フェア・レディ】

原題:My Fair Lady(レビュー記事へ)
公開年:1964年(第37回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:170分
製作国:アメリカ
監督:ジョージ・キューカー
キャスト:オードリー・ヘプバーン、レックス・ハリソン他
同年ノミネート:【メリー・ポピンズ】、【博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか】他
みすぼらしい身なりと蓮っ葉な言葉で道行く人に花を売る(いえ、「売り付ける」と言った方がしっくりくるかも)老婆のような女性。外股で歩き肩を丸め姿勢も悪く、どうしようもなく下品で粗野なこの女性が、「銀幕の妖精」と呼ばれた「オードリー・ヘプバーン」に変貌するのにそう時間はかかりません。
女性なら誰もが心に秘めている変身願望を完璧に満たしてくれる映画。
恋の相手役のレックス・ハリソンがおっさんくさいことだけが悔やまれるかな?
【ローマの休日】のグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンのように、恋愛模様については年の差はあっても美男美女で観てみたかったかも。
44位 【ウエスト・サイド物語】

タイトルを目にするだけで脳内再生される挿入歌の数々。
敵対する組織のキーマンである男女が許されない恋に落ちることから「現代版ロミオとジュリエット」と表現されることが多いですが、(完全に流行遅れの服装などはやむをえないとして)全体に漂う現代的で彩り豊かな音楽と雰囲気は、まったく別物と捉えてしまって間違いないでしょう。
そして特筆すべきはシャーク団のリーダーを演じたジョージ・チャキリスのフェロモンよ。
ムンムンよもー。
43位 【アーティスト】

原題:The Artist(レビュー記事へ)
公開年:2011年(第84回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:100分
製作国:フランス
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
キャスト:ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ他
同年ノミネート:【ファミリー・ツリー】、【マネーボール】他
サイレント映画からトーキーへの変換期のハリウッドを舞台に、これまでのやり方に固執し没落していくサイレント映画の大スター(ジャン・デュジャルジャン)と、トーキーの波を上手に捉えた新鋭女優(ベレニス・ベジョ)との淡い恋を描いたフランス映画。
意図的に「白黒サイレント映画」として製作されていて、ラストシーンまでセリフは一切ありませんが、過剰なまでに豪奢なCG映像が一般的になった現代に観るとまた新鮮。
ラストでは本物のサイレント映画時代では逆立ちしても実現できなかった現代ならではの趣向が凝らされています。
歴代名作洋画ランキング40位~31位!最も好みが別れる層?
40位 【スポットライト 世紀のスクープ】

原題:Spotlight(レビュー記事へ)
公開年:2015年(第88回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:129分
製作国:アメリカ
監督:トム・マッカーシー
キャスト:マイケル・キートン、マーク・ラファロ他
同年ノミネート:【オデッセイ】、【レヴェナント:蘇えりし者】他
地域に根付いた新聞「ボストン・グローブ」紙の少数精鋭部隊スポットライト・チームが、長い間ひた隠しにされていた教会に蔓延しているカトリック司祭による性的虐待を暴く社会派ドラマ。
ボストンという保守的な土地で(教会を敵に回しているので非協力的な市民が多い)、たった4人の記者達が真実を求めて奔走します。
仏教徒である私の理解を遥かに凌駕し戦慄が走るのは、法の番人であるはずの弁護士が放った「教会より強い力などない」というセリフ。
もれなく絶望感を味わうことができるでしょう。

弁護士が無条件降伏て…
じゃあ一体どないしたらええねん…
40位 【それでも夜は明ける】

原題:12 Years a Slave(レビュー記事へ)
公開年:2013年(第86回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:134分
製作国:アメリカ、イギリス
監督:スティーブ・マックイーン
キャスト:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファルベンダー他
同年ノミネート:【ゼロ・グラビティ】、【ウルフ・オブ・ウォールストリート】他
家族を持ち自適に暮らしていたヴァイオリニストのソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)は、人身売買商人に騙され有無を言わさず奴隷として南部の農園に売られてしまう。自由黒人であると証明され解放されたのは、それからなんと12年も経ってから。
解放されすぐに向かった自宅には、年老いた妻と成長した子供達、そして初めて会う孫…。
これが実話と言うから恐ろしい。
自宅に戻ることができたソロモンはその後、この映画の基になった回想記「Twelve Years a Slave」を執筆し奴隷制度廃止運動家として活動しますが、その死については一切不明で、再び誘拐されたのか何者かに殺害されたのかなぜ消息を絶ったのかが歴史研究家の間で議論されるところだそうです。
どこかで平和的に天寿を全うされていることを祈ります。
40位 【アラビアのロレンス】

実在のイギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンス(ピーター・オトゥール)が率いた、オスマン帝国からのアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた歴史映画。
効果的で記憶に残る名場面の数々を生みだしたデヴィッド・リーン監督の感性には唸らざるを得ません。
「トマス・エドワード・ロレンス」はという人物は作品内では霞がかかったようにつかみどころなく描かれます。基本的に自由人?個人的にはロレンスよりもオマー・シャリフ扮する砂漠の民アリの方が好き。
38位 【レベッカ】

サスペンス映画の神様、アルフレッド・ヒッチコックが唯一アカデミー作品賞を獲得した映画。
実態のない(すでに死んでいる)女性「レベッカ」にじわじわと追い詰められていく主人公「私」。タネを明かせば大したことない事態を、まるでこの世の終わりのように思い込ませるヒッチコックの技法がふんだんに詰め込まれてます。
嫌いじゃないけどやっぱり【鳥】が一番好き。
38位 【アルゴ】

原題:ARGO(レビュー記事へ)
公開年:2012年(第85回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:120分(エクステンデッド版130分)
製作国:アメリカ
監督:ベン・アフレック
キャスト:ベン・アフレック、ブライアン・クランストン他
同年ノミネート:【ジャンゴ 繋がれざる者】、【リンカーン】他
1979年に実際に起こったイランアメリカ大使館人質事件の際にカナダ大使公邸に逃げ延びた6人のアメリカ人外交官の救出劇の映画化。ベン・アフレックが監督・主演で製作。
CIAが決行した救出作戦の内容が奇をてらい過ぎていて正気を疑いますが、事実当時のイランに入出国するのはこのくらい奇抜な作戦でしか不可能だったんでしょうね。
まあ~突き抜けてます。
37位 【ビューティフル・マインド】

原題:A Beautiful Mind(レビュー記事へ)
公開年:2001年(第74回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:135分
製作国:アメリカ
監督:ロン・ハワード
キャスト:ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー他
同年ノミネート:【イン・ザ・ベッドルーム】、【ムーラン・ルージュ】他
数学会に多大な功績を残した天才数学者ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニア(ラッセル・クロウ)の半生を描いた映画。
統合失調症を患っていたジョン・ナッシュの作り出した幻覚が実体化し、何度振り払おうとも言葉巧みに「こっちの世界においでよ~」と誘いかけてくるのが怖い…。観客までもが錯乱してきます。
36位 【つばさ】

原題:Wings(レビュー記事へ)
公開年:1927年(第1回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:141分
製作国:アメリカ
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
キャスト:クララ・ボウ、チャールズ・ロジャース他
同年ノミネート:【暴力団】、【第七天国】他
記念すべき第1回アカデミー最優秀作品賞受賞作品。
空を自由に飛び回ることを夢見るアメリカの片田舎の青年(チャールズ・ロジャース)は、第一次世界大戦が始まると航空隊に志願し、厳しい訓練を経て念願の戦闘機乗りとなります。
サイレント映画だし余りに古すぎて退屈だろうなあ~と勝手に思い込み敬遠していましたが、観てみると案外面白かったです。人も傷つき死んでしまう戦争映画なので不謹慎な表現ですが、どことなくポップな雰囲気が漂う作品。
35位 【戦場にかける橋】

原題:The Bridge on The River Kwai(レビュー記事へ)
公開年:1957年(第30回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:161分
製作国:イギリス、アメリカ
監督:デヴィッド・リーン
キャスト:ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス他
同年ノミネート:【十二人の怒れる男】、【情婦】他
いい映画です。
あれ?私的評価6.0だっけ?もっとつけても良かったか。
いやそもそもこのランキング自体がすごく無謀なんですよね。オスカー受賞作なんて一部例外除いてホントに名作がひしめいてるもんで、他の映画と競合した結果ここに落ち着いたんだったかな。
唐突に。
私は【シンドラーのリスト】や【ダンス・ウィズ・ウルブス】なんかが好きではありません。
理由の一つは 英雄度が偏りすぎているから。
要はどの立場から見るかに尽きるのですが、一極にスポットを当てすぎてしまうと、戦争の客観性が失われてしまって事実が正しく伝わらないですよね。誰かを英雄と奉れば大衆受けはするのでしょうが、その分その英雄の人間らしさが薄れてしまって陳腐で嘘臭く感じてしまいます。
その点【戦場にかける橋】では、登場人物それぞれに立場と考え方があって、それは一方から見れば英雄的であるかも知れないけれど他方から見れば人道的配慮に欠けたものであるかも知れないという、現実世界にごく近い「人間」達が映し出されます。
映画の最後には何もかもが綺麗さっぱり消え失せてしまいますが、この映画を観ることによって得るものは多いでしょう。
33位 【失われた週末】

原題:The Lost Weekend(レビュー記事へ)
公開年:1945年(第18回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:101分
製作国:アメリカ
監督:ビリー・ワイルダー
キャスト:レイ・ミランド、ジェーン・ワイマン他
同年ノミネート:【白い恐怖】、【ミルドレッド・ピアース】他
ダメ男のダメな週末を描いたダメダメ映画。…てこれだけじゃなんのこっちゃ分かりませんよね。
この主人公のダメ男はなんでダメかっていうと酒浸りでダメなんです。重度アルコール依存症・33歳・無職のダメ男(レイ・ミランド)が、一杯の酒を求めて町中練り歩き、自殺まで考えた結果なんとか思い直してまっとうな人生を歩むスタートラインに立つという、ある意味ちょっとしたホラー映画。
ダメ男がどこまで堕ちていくのかが気になって目が離せません。
33位 【プラトーン】

原題:Platoon(レビュー記事へ)
公開年:1986年(第59回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:120分
製作国:アメリカ
監督:オリバー・ストーン
キャスト:チャーリー・シーン、ウィレム・デフォー他
同年ノミネート:【ハンナとその姉妹】、【ミッション】他
ベトナム帰還兵のオリバー・ストーン監督が自身の実体験に基づいて製作した、「ベトナム戦争もの」といえば必ず名前が挙がるほど有名な映画。タイトルの【プラトーン】は「小隊」の意味で、ベトナム戦線のとある小隊をチャーリー・シーン扮する新兵クリスの目線で描きます。
ベトナム戦争の現実が怖すぎて終始涙目…。
作中「最も理性を保った人間」として描かれるエリアス(ウィレム・デフォー)の壮絶な最期は余りにも有名。
小さな子供のように「帰りたい」と祖母に手紙をしたためるクリスの姿に胸がしめつけられます。
32位 【我らの生涯の最良の年】

原題:The Best Years of Our Lives(レビュー記事へ)
公開年:1946年(第19回アカデミー最優秀作品賞受賞作)
上映時間:172分
製作国:アメリカ
監督:ウィリアム・ワイラー
キャスト:マーナ・ロイ、フレドリック・マーチ他
同年ノミネート:【素晴らしき哉、人生!】、【子鹿物語】他
偶然同じ軍用輸送機に乗り合わせたことで意気投合した3人の同郷の帰還兵が、各々の元通りの市民生活を取り戻そうとする様を描いた戦争映画。
戦地で功績を挙げ数々の勲章を授かったフレッド(ダナ・アンドリュース)が、市民生活に戻れば就職先すらない現実に唖然。両手を失って帰ってきたホーマー(ハロルド・ラッセル)に対する周囲の腫れもの扱いも、ダメとは分かっていても共感してしまう。
ただただ職人監督ウィリアム・ワイラーの表現力に恐れ入ります。
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