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【アラビアのロレンス】映画レビュー:マッチに列車に蜃気楼…

ナイフをかざして浮かれるロレンス 伝記
 20秒で読める概要とあらすじ

1962年/イギリス/監督:デヴィッド・リーン/出演:ピーター・オトゥール、アレック・ギネス、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン/第35回アカデミー賞作品・監督・撮影・編集・美術・作曲・録音賞受賞

1916年、イギリス陸軍エジプト基地勤務の地図作成課のロレンス少尉はマッチの火を指で消すのが趣味の変わり者。オスマントルコ帝国からの独立闘争中のハーシム家のファイサル王子と会見する任務を与えられたロレンスは案内役のベドウィンと共に砂漠を旅する。

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

爆破した列車の上で衣装をはためかせるロレンス

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

世界中に名画は数あれど、観たことはなくても有名なワンシーンだけで何の映画か分かってしまう映画もそうあるまい。

 

この【アラビアのロレンス】はそういった後世に残る名場面をたくさん生み出しました。

何回観ようが私には物語の政治的背景なんてさっぱり理解できません。

でも忘れられない場面はたくさんあるし、ピーター・オトゥールの青い瞳とそこに映し出される黄色い砂漠と灼熱の太陽の対比は素晴らしいです。

 

 

白人の救世主思想の代表的な作品

冒頭の交通事故に遭う場面

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

映画では冒頭でバイク事故死させることでアラブ時代の自身との決別を描き、また映画の最後でロレンスの乗った車がバイクに抜き去られるシーンは、非アラブのトルコ人対アラブ人という民族対立の構図からスンナ派のハーシム家対ワッハーブ派のサウード家の部族間対立へと移り変わろうとする時代の流れに置いていかれようとするロレンス達のヒジャーズ王国を暗示していた。

出典:Wikipedia

こんなこと分かってなくていいです。

じゃあ書くなって?

 

アラブとかトルコとかって、宗教もガッツリ絡んでるし日本人には馴染みがなくて難解すぎます。日本人ならずとも世界中の「【アラビアのロレンス】は名画だ!」って言ってる人が本作のすべてをこんな風に理解しているとは到底思えません。

映画の冒頭でロレンスの葬儀に訪れた人々の反応からも分かるように、現地では英雄として讃えられた彼の功績に対する評価ですら受け取る人によって様々です。

 

製作者の意図をこねくり回して難しく理解するのが映画じゃない訳で。だって「…を暗示している」とか言われたって…ねえ?

わかんねーよ。

「オマー・シャリフかっこええ~…」とか、「指でマッチ消せるようになりてえ~…」とかでいいんですよ。ただ事実としてオスマントルコ帝国からの独立のためアラブ人達を率いて戦った異色のイギリス人がいたということ。

…てここんとこ全部、細かい戦況とかさっぱり分かってない私の開き直りとして書いてますけど。

哀愁漂うロレンス

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

 

 

トマス・エドワード・ロレンスという人物

イギリス陸軍エジプト基地勤務地図作成課少尉

最初に登場した時のトマス・エドワード・ロレンス(ピーター・オトゥール)の役職。ここから死の直前には大佐にまで昇進しています。

知識は高いが飄々としてつかみどころがなく、マッチの火を指で消すのが趣味の変人。

マッチを吹き消すシーン

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

イギリス軍はこの変人であれば或いはアラブ人の反乱を扇動することができるかも知れないと目してオスマントルコ帝国と敵対するファイサル王子(アレック・ギネス)の元に派遣します。

 

屈託のない笑顔で無邪気にはしゃぐ

会見の席で、道理に見合えばさらっとイギリスに不利になる発言もするロレンスを訝[いぶか]しがるファイサル王子。

ファイサル王子
愛国心はないのか?

ロレンスはにっこり笑顔を返すだけ。

 

何にも考えてない売国奴と思うなかれ、ロレンスはきっと国がどうの人種がどうのという小さな了見では生きていないんでしょう。いつでも「人として」正しい方に加担するんでしょうね。

部族の仲間を救った行動を讃えられアラブの伝統的な白装束をもらった時の無邪気なはしゃぎようから察しても、その心根は損得や利害抜きで自分の中の善悪のみに従って行動する子供のよう。

少なくとも映画の中ではそんな人物に描かれています。

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

 

ロレンスと対照的なハリト族のアリ

砂漠の戦場で大いにロレンスの力となってくれるのがハリト族のアリ(オマー・シャリフ)。

井戸の水を飲んでいたロレンス達の前に蜃気楼の中から現れる姿は余りにも有名。

蜃気楼から現れるアリ

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

ロレンスと対照的な黒い肌に黒い衣装を身にまとい、男らしく言葉少なにロレンスの傍らで戦況を見守っています。

ロレンスより断然このアリの方がツボな私。【ドクトル・ジバゴ】での哀愁もよかったですけど、褐色の肌はやっぱり砂漠によく似合う。

アリに扮するオマー・シャリフ

©Lawrence of Arabia/アラビアのロレンスより引用

…て、あれ?

【ドクトル・ジバゴ】ってロシアの映画なのにあの時のオマー・シャリフってもっと美白してたよね?不自然?

よしチェック。

ユーリ・ジバゴん時のオマー・シャリフ

©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴから引用

おお~。肌の色全然ちゃいますね。不思議。だって最初に【ドクトル・ジバゴ】のユーリ・ジバゴを観た時ロシアの俳優やと思って疑わなかったですもん。お見事。

 

とか何とか、好みの男性に心奪われながらアラビアンナイトな世界観に溺れましょう。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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