晩年のマハトマ・ガンジー

映画【ガンジー】あらすじと感想。ベン・キングズレーがすごいだけ?

晩年のマハトマ・ガンジー

1982年/イギリス、インド/監督:リチャード・アッテンボロー/出演:ベン・キングズレー、ロヒニ・ハタンガディ、キャンディス・バーゲン、ジョン・ギールグッド、ロシャン・セス、サイード・ジャフリー/第55回アカデミー作品・監督・主演男優・脚本・撮影・美術監督装置・衣裳デザイン・編集賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

ガンジーの国葬の様子
©Gandhi/ガンジーより引用

出産後体重がなかなか戻らなくてですね。

私妊娠中、20キロ太ったんですよ。

妊婦健診の際には毎回「体重増加注意!」のハンコ押されて産婦人科の医師からめちゃくちゃ怒られてたけど湧き起こる食欲に勝てず…と言うより「どうせ赤ちゃんに栄養取られるんやしええやん」くらいの軽い気持ちでモリモリ食べてたワケです。

よくもまああれだけ食って妊娠中毒症にならへんかったもんやなっていうラッキーウーマンなんですよ私は、ええ。

 

その時に身についてしまった「腹が減ったら食ったらええやん」癖と伸びきった胃の皮のせいで、赤ちゃんを産み落として数年経過した今でも私は、産前より10キロもオーバーした体重のままキープしております。

もう完全に動物に例えたら豚です。キリンて言われてた時代もあったのに。背の高さは変わらないんで豚キリンです。しかし腹が減って減ってたまりません。おやつ食べたい。

 

何が言いたいのかというと要するに、断食ってつらいよね。

【ガンジー】です。

 

 

 

映画【ガンジー】のあらすじザックリ

吸い込まれるようにゾロゾロと一処へ集まっていく群衆に紛れる一人の男。男は人々の前に姿を現した老人に手を合わせ跪き、立ち上がりざまに3発の銃弾を浴びせる。世界中が悲しみにつつまれた国葬の主はマハトマ・ガンジー。インドの独立のためにその生涯を捧げた。

 

 

「非暴力・不服従」…てテロ容認?!

ガンジーと言えば「非暴力・不服従」って習いますよね、学校で。

映画【ガンジー】を観てまず最初にこれがびっくりしたんですけど(真面目に勉強してたら或いは教科書にちゃんと載ってたの?)、ガンジーは人々の権利のためならテロ行為も辞さない思想を持った御仁です。

若き日のガンジー
©Gandhi/ガンジーより引用

ガンジーの考え方の重きは「非暴力」よりむしろ「不服従」にあって、誰に支配されそうになっても決して屈するなってことみたい。

権力者に背き殴る蹴るの拷問されその結果死に至ることになったとしても、彼らは「死体」を手に入れることができるだけで「服従」は永遠に手にすることができません。それはただの「無抵抗主義」ではなくって、全力であらがう部分は抗った結果としても決して「服従」だけはしてはならん、ってことなんですね。

 

ガンジーはまた、「目には目を」は絶対に違うとも言うてはります。

「支配されたから支配する」のが目的ではなく、ガンジーは自分達の当たり前の権利を主張していただけだということです。

 

 

事前調査がかなり必要

伝記映画って好きですけど、【ガンジー】にはちょっと困りました。

「マハトマ・ガンジー」と言う人物の偉業を詳しく知らない私みたいな人にとっては不親切な映画です。

マハトマ・ガンジー
©Gandhi/ガンジーより引用

伝記映画の多くではストーリーテラーの説明や登場人物のさりげな~いセリフのやり取りなんかで時代背景や主人公の来歴が語られたりするものですけど、【ガンジー】にはそれがなくて、ただ史実が順番にドッカンドッカン画面に映し出されて、知らない人には分かりえないことがたくさん出てきます。

 

例一つ。ガンジーのセリフ。

ガンジー
私はインドを知らない。
朱縫shuhou

えっ?!

インド人ちゃうの?!

 

なにじん?!

調べましたもんね「ガンジー」で。

ちなみに生まれはイギリス領だったインド帝国ですが、18歳の時にロンドンに渡り、24~25歳くらいでイギリス領南アフリカ連邦に弁護士として開業したようです。

朱縫shuhou
18歳まで過ごしたならインドのこと分かってんちゃうんの?

いやいや、日本みたいに国土がちっちゃな国を基準に考えたらあかんのかな?

上記のセリフの後ガンジーはインドを見て回りますから、「『インド全土』なんてデカすぎて分かってない」ってことなんですかね。

断食で弱っていくガンジー
©Gandhi/ガンジーより引用

なんしか視聴前には事前知識を詰め込むことをお勧めします。

 

 

映画【ガンジー】の感想一言

朱縫shuhou

断食って絶対つらいよね。

(お腹減った…)

 

 

>> 翌年(第56回)のアカデミー最優秀作品賞はこれ!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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