【ドクトル・ジバゴ】オマー・シャリフ

【ドクトル・ジバゴ】あらすじと観た感想。壮大な革命と不倫

1965年/アメリカ・イタリア/監督:デヴィッド・リーン/出演:オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティー、ジェラルディン・チャップリン、アレック・ギネス、ロッド・スタイガー/第38回アカデミー脚色・作曲・美術(カラー)・撮影(カラー)・衣裳デザイン(カラー)賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

ユーリの娘を探すエフグラフ
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

洋画大好きのみなさんこんにちわ。

南北戦争といえば【風と共に去りぬ】、ロシア革命といえば【ドクトル・ジバゴ】ですよね。

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寒い寒いロシアの激動の時代を描いた美しく壮大な名画ですけども、長いんですわ。

上映時間なんと197分

ご丁寧な特典映像を含めるとDVD3枚分にもなります(片面DVD1枚、両面DVD1枚)。

 

インターミッション入ってますけど、映画館で観てたらお尻が痛くなっちゃうね。

 

 

 

映画【ドクトル・ジバゴ】のあらすじザックリ

19世紀末のロシア。幼い頃両親を失い母親の知人夫婦に引き取られたユーリ・ジバゴは、医学を学び詩人としても名を知られるようになる。帝政打倒の革命の動きが活発化する中、ジバゴは恋人トーニャとの婚約発表パーティの席で、仕立て屋の娘ラーラと出会う。

 

 

ロシア革命に翻弄された医師ユーリ・ジバゴ

幼くして母親を亡くしたユーリ・ジバゴ(オマー・シャリフ)は、母親の友人夫婦に引き取られます。

「腹違い」の兄エフグラフ(アレック・ギネス)がいますので、どうやらユーリは私生児っぽい。出生について多くは語られませんが、母親が大事にしていたバラライカだけをユーリに残し、遺産をすべて持ってっちゃうような人が父親です。

しかし幸運にもユーリが引き取られた家庭は裕福で、立派な住居も教育も与えらてもらえます。夫婦の娘のトーニャ(ジェラルディン・チャップリン)と愛し合うようにもなり、お嫁さんまでくっついてくるというオマケつき。

 

ちなみにトーニャを演じたジェラルディン・チャップリンは、“世界三大喜劇王”のひとり、チャールズ・チャップリンの娘です。

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街の灯の出会いの場面

 

第一次世界大戦からロシア革命へ

革命前、まだ学生だったユーリは、まるで貴族のような暮らしをしています。

大通りに面した大きな屋敷に住んで、豪華なパーティに出かけ、著名な人々と挨拶を交わす。貰われっ子のユーリですらこんな待遇だってんだから、一人娘のトーニャのお嬢様っぷりったらもうあっぱれ。

ヨーロッパ留学から戻った時はこんな格好でしたからね。

ヨーロッパから戻ったトーニャを出迎えるジバゴ
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

ドっピンク。

まるで林家パー子師匠かチンドン屋。パリかぶれですよパリかぶれ。

 

しかし第一次世界大戦とロシア革命が起こったことで、彼らのみならず国民の生活は一変します。

 

第一次世界大戦時、ユーリは医師として従軍しますが、戦地での描写より除隊して自宅に戻ってきた時の有様ありさまの方が酷い。

屋敷には見ず知らずの人々がごった返していて、お役人みたいな人が平然と、「みんな平等に居住区を分配しまーす」て言ってる。

ユーリの家の調度品を「贅沢は敵よ~!」とか言いながら勝手に持ち去る人もいる。

屋敷を乗っ取られるユーリ一家
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

信じられます?

学校とか役所とか公共の施設を住居として民衆に分配するなら分かりますけど、個人の家を勝手に振り分けちゃうんですよ?

庶民の革命なんで金持ちは敵なんでしょうけど、これじゃただの窃盗じゃん。完全に終末状態。

金持ちじゃなくて良かった。

 

ラーラとの愛の物語だけど要するに不倫劇場

混沌としたロシア革命を描く一方で、美しいラーラ(ジュリー・クリスティ)との愛の物語も描かれます。

踊るラーラとビクター
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

ラーラはある意味では主人公のユーリよりもドラマティックな人生を歩んでる。

仕立て屋を営む母親の相談役兼恋人の弁護士ビクター・コワロフスキー(ロッド・スタイガー)と17歳で肉体関係持っちゃうし、夫のパーシャ(トム・コートネイ)はのちに“ストレルニコフ”と名を変えて赤衛軍を指揮するほどの大物になっちゃうし。

パーシャとラーラ
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

さらにユーリの腹違いの兄エフグラフにも想いを寄せられるし。

どんなけやねん。

 

医師として従軍していた時、妻子ある身でありながら、看護婦としてサポートしてくれたラーラにすっかりのぼせ上ってしまうユーリ。

最初は「奥様を裏切るようなことはできない」と常識的なことを言ってユーリを拒んでいたラーラも、数年後に再会した時には情熱を抑えきれずメイクラブですわ。

ベッドインしちゃったユーリとラーラ
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

デヴィッド・リーン監督らしく、とても情景が美しい映画であるのに、このシーンだけお昼のメロドラマみたいで逆に好き。

最後の方でラーラが不倫する人の常套句、「もっと早くに出会いたかった」を言ってしまいますけど、まあ結局そういうことです。

余りの寒さに空気が凛と引き締まり、キラキラ輝くダイヤモンドダストに彩られた美しい映画ですが、とどのつまりは不倫劇場です。

純愛?

いやそうかも知らんけど。

どう言い方を変えたところで結局は不倫劇場です。

 

パリに追放されたトーニャ達家族はほったらかしか~い。

 

 

実話じゃなくて原作はノーベル文学賞受賞の小説

すんごい実話っぽいけどフィクションで、原作はロシアの作家ボリス・パステルナークによる同名小説。

棺に入れられ土をかけられる死んだユーリの母親が一瞬映し出されたり、どこまでも続く雪原を汽車が静かに走りぬけたり、窓の霜を見つめていたら一面黄色の花畑に変わったり、詩的な映像が素晴らしい映画です。

花畑に佇むユーリ
©Doctor Zhivago/ドクトル・ジバゴより引用

数十年もの年月を同じ役者が演じているのに違和感が少ないのもすごい。

 

いや…死の直前のユーリだけはちょっと髪の毛ふさふさし過ぎか?オマー・シャリフ髪の毛多いよね。

 

 

映画【ドクトル・ジバゴ】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

ロシアでの戦闘って、他の国での戦闘より過酷な気がする…。

 

だってただ立ってるだけでもめっちゃサブいでしょ?

通常の装備プラス防寒具(コートとかブーツとか)がめっちゃ重いでしょ?

暖房もホッカイロもないんでしょ?

 

まず第一段階で「寒さと重さに耐えた上で」戦わなければならないなんて…過酷よやっぱり…。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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