1965年/アメリカ/監督:ロバート・ワイズ/出演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー、リチャード・ヘイドン、シャーミアン・カー、ニコラス・ハモンド/第38回アカデミー作品・監督・編集・音楽・録音賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
中学生の時に音楽の授業で観せてもらいました。
それにしても学校で観せられた映画ってどうしてあんなに記憶に残らないんでしょうね?今思うと「タダで映画観られてええやんけ」ってなもんですけどね。
まあ中学生なんか普通真面目に観ないでしょ。しかも本日の映画なんかはええ感じに音楽が流れるもんで、開始3分で爆睡してましたね、スヤスヤとね。ああそうか、寝てたから記憶に残ってへんのか。
当時の私にジュリー・アンドリュースの魅惑の歌声の芸術的価値など見出せる訳もなく、その時ばかりはうちのオカンの子守歌と変わりませんでした。
今だに芸術的価値なんて全然分かってませんけど。
個人的には惜しい部分もあるものの軒並み高評価の名作らしい。
映画【サウンド・オブ・ミュージック】のあらすじザックリ
頭がフワフワした成人女性マリア
他人をうらやんだり恨んだりすることなくいつも明るく前向きでコロコロとよく笑い、弱者をいたわり強者に立ち向かい、誰からも好かれる人気者。
天然でマイペースだから仕事は遅いけどそこは持てる社交性でごっそりカバー。
めちゃくちゃモテるくせに「男の子と手も繋いだことな~い」とか言ってカマトトぶってるかと思ったらちゃっかり社内イチ(若しくは校内イチ)のイケメンと付き合ってたりする。
こんな奴おれへん?
何を隠そう【サウンド・オブ・ミュージック】の主人公マリア(ジュリー・アンドリュース)こそが「こんな奴」。
のっけから申し訳ないんですけど、私はマリアみたいな女が苦手です。私のようにヒネくれた人間から見ると眩しすぎて近寄りたくないタイプ。光が強いと影は濃くなるんですよ。でもこういうのに限って仲良くなってみるとその場にひれ伏してまうくらい良い子だったりするんですよね。
非の打ち所がないんですよコレ系の女はホント。ああそうさ羨ましいのさ。
さて、そんなマリアは「修道女見習い」として教会に住んでいます。
ある朝シスター達がマリアを探して大騒ぎしている中、悪びれる様子もなくひょっこり姿を現したマリアご本人様。
マリア!
どこへ行っていたの?
お前はええ天気になるたびに仕事サボってつい丘で歌うんか。
しょっぱなからド天然ぶり発揮。この女に真面目にツッコミ入れてたらキリがない。
「男性に恋するなんて神の教えに反するわ!」とかなんとか言っといて、修道院長のツルの一声でオットコ前のゲオルク・フォン・トラップ大佐(クリストファー・プラマー)と結婚してしまうしね。
ほれみろちゃっかりしとるやろ?
当時のオーストリアを取り巻く状況がややこしい
修道院で良くも悪くも台風の目のような存在であったマリアは、規律正しいトラップ家の家庭教師として教会の外に修行(?)に出されます。
トラップ夫人は亡くなっていて、現在トラップ家には父親のゲオルク大佐と7人の子供達、それに使用人が数人住んでいます。
トラップ夫人が亡くなってからというものすっかりふさぎ込み、笑うことも得意の歌をうたうことも忘れてしまったゲオルク大佐は、子供達を兵隊のように厳しく躾けるようになっていました。
軍隊さながらのトラップ家の現状を知ったマリアは持ち前の天真爛漫さフル稼働。
彼女のお陰で家族みんなが再び明るい笑顔と絶え間なく歌うことの喜びを取り戻していきます。
当然のように惹かれ合うマリアとゲオルクはついに結婚、子供達にも素敵な母親ができて、めでたしめでたし。
で、終わりやったらあかんのかな?
マリアとゲオルク大佐の結婚後、ナチからの出頭命令を受けたトラップ一家は家族全員でアメリカへ亡命しようとするんですけど、この時の世界情勢やオーストリアの立ち位置が難しくてよく分からないんですよね。
実在の人物マリア・フォン・トラップを題材にした自伝的映画であるとは言え【サウンド・オブ・ミュージック】は同名ミュージカルをさらに映像化したもので、ミュージカルから映画になった段階ですでにかなり脚色してあるみたいだし、そんならもう脚色ついでに結婚して「ちゃんちゃん」でも良かったんちゃうん?
あかんか。
映画【サウンド・オブ・ミュージック】の感想一言
そら中学生寝てまうわ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。