- その他(ドラマ)
- 2025年12月23日
おはこんばんちは、朱縫shuhouです。

闇夜に浮かぶ月を見るとゴシック様式の古城が懐かしくなったり、植木を見るとゴジラの形に剪定したくなったりしませんか?
あなたそれ…「ティム・バートン症候群」ですよ。
そんな奇異な病気を患っているあなたのために、天才奇才うごめくハリウッドの中でも特に異彩を放つアーティスト、ティム・バートンについてまとめてみました。
一度「これでもか」と言うくらいティム・バートンのことばっかり考えてみたら少しは症状が軽くなるのではないでしょうか。
彼が関わった映画をすべて並べると膨大な数に上るので、この記事では「監督作」だけに絞ってご紹介しています。ランキングの判定基準は私の主観のみ。苦情は受け付けていません。
- 1. ティム・バートン映画おすすめランキング/ノミネート作品一覧(TVドラマ含む監督作22本+原案映画1本)
- 2. ティム・バートン監督(原案)映画おすすめランキング23
- 2-1. 第1位【マーズ・アタック!】
- 2-2. 第2位【エド・ウッド】
- 2-3. 第3位【シザーハンズ】
- 2-4. 第4位【スリーピー・ホロウ】
- 2-5. 第5位【ビートル・ジュース】
- 2-6. 第6位【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】
- 2-7. 第7位【ビッグ・フィッシュ】
- 2-8. 第8位【バットマン(1989)】
- 2-9. 第9位【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】
- 2-10. 第10位【バットマン リターンズ】
- 2-11. 第11位【ティム・バートンのコープスブライド】
- 2-12. 第12位【チャーリーとチョコレート工場】
- 2-13. 第13位【ヴィンセント】
- 2-14. 第14位【ビッグ・アイズ】
- 2-15. 第15位【ダンボ】
- 2-16. 第16位【ダーク・シャドウ】
- 2-17. 第17位【ピーウィーの大冒険】
- 2-18. 第18位【フランケンウィニー(2012)】
- 2-19. 第19位【アリス・イン・ワンダーランド】
- 2-20. 第20位【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】
- 2-21. 第21位【フランケンウィニー(1984)】
- 2-22. 第22位【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】(TVドラマ)
- 2-23. 第23位【PLANET OF THE APES/猿の惑星】
- 2-24. ひと目で分かるティム・バートン映画おすすめランキング一覧
- 3. ティム・バートンってどんな人?
ティム・バートン映画おすすめランキング/ノミネート作品一覧(TVドラマ含む監督作22本+原案映画1本)
それでは早速、まずはティム・バートンが監督として携わった22作品を公開年順に見ていきましょう。
ティム・バートン監督映画・TVドラマ22本
| 1 | 【ヴィンセント】 Vincent |
| 公開年:1982年 キャスト:ヴィンセント・プライス | |
| 2 | 【フランケンウィニー(1984)】 Frankenweenie |
| 公開年:1984年 キャスト:バレット・オリバー、シェリー・デュヴァル、ダニエル・スターン他 | |
| 3 | 【ピーウィーの大冒険】 Pee-wee’s Big Adventure |
| 公開年:1985年 キャスト:ポール・ルーベンス、エリザベス・デイリー、マーク・ホルトン、ダイアン・サリンジャー他 | |
| 4 | 【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】 Aladdin and His Wonderful Lamp |
| ※TVドラマ 放送年:1986年 キャスト:ロバート・キャラダイン、ジェームズ・アール・ジョーンズ他 | |
| 5 | 【ビートルジュース】 Beetlejuice |
| 公開年:1988年 キャスト:マイケル・キートン、アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジェフリー・ジョーンズ他 | |
| 6 | 【バットマン】 BATMAN |
| 公開年:1989年 キャスト:マイケル・キートン、ジャック・ニコルソン、キム・ベイシンガー、ロバート・ウール、ジャック・パランス他 | |
| 7 | 【シザーハンズ】 Edward Scissorhands |
| 公開年:1990年 キャスト:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アラン・アーキン、ヴィンセント・プライス他 | |
| 8 | 【バットマン リターンズ】 BATMAN RETURNS |
| 公開年:1992年 キャスト:マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、ヴィンセント・スキャヴェリ、マイケル・ガフ他 | |
| 9 | 【エド・ウッド】 Ed Wood |
| 公開年:1994年 キャスト:ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ジェフリー・ジョーンズ、ビル・マーレイ、リサ・マリー他 | |
| 10 | 【マーズ・アタック!】 Mars Attacks! |
| 公開年:1996年 キャスト:ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン、ダニー・デヴィート、マーティン・ショート、サラ・ジェシカ・パーカー、マイケル・J・フォックス、ナタリー・ポートマン他 | |
| 11 | 【スリーピー・ホロウ】 Sleepy Hollow |
| 公開年:1999年 キャスト:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、マイケル・ガンボン、クリストファー・ウォーケン、ジェフリー・ジョーンズ、ミランダ・リチャードソン、リサ・マリー、マーティン・ランドー他 | |
| 12 | 【PLANET OF THE APES/猿の惑星】 Planet of the Apes |
| 公開年:2001年 キャスト:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・クラーク・ダンカン、クリス・クリストファーソン、チャールトン・ヘストン他 | |
| 13 | 【ビッグ・フィッシュ】 Big Fish |
| 公開年:2003年 キャスト:ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ビリー・クラダップ、ジェシカ・ラング、ヘレナ・ボナム=カーター、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・デヴィート他 | |
| 14 | 【チャーリーとチョコレート工場】 Charlie and the Chocolate Factory |
| 公開年:2005年 キャスト:フレディ・ハイモア、ジョニー・デップ、デイビッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー、ミッシー・パイル、ディープ・ロイ他 | |
| 15 | 【ティム・バートンのコープスブライド】 Tim Burton’s Corpse Bride |
| 公開年:2005年 キャスト:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン、アルバート・フィニー、ディープ・ロイ他 | |
| 16 | 【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】 Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street |
| 公開年:2007年 キャスト:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン、ティモシー・スポール、ジェイン・ワイズナー他 | |
| 17 | 【アリス・イン・ワンダーランド】 Alice in Wonderland |
| 公開年:2010年 キャスト:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー他 | |
| 18 | 【ダーク・シャドウ】 Dark Shadows |
| 公開年:2012年 キャスト:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、エヴァ・グリーン、ベラ・ヒースコート、クロエ・グレース・モレッツ、ヘレナ・ボナム=カーター、クリストファー・リー他 | |
| 19 | 【フランケンウィニー(2012)】 Frankenweenie |
| 公開年:2012年 キャスト:チャーリー・ターハン、キャサリン・オハラ、マーティン・ランドー、マーティン・ショート、ウィノナ・ライダー他 | |
| 20 | 【ビッグ・アイズ】 Big Eyes |
| 公開年:2014年 キャスト:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、ダニー・ヒューストン、テレンス・スタンプ、クリステン・リッター他 | |
| 21 | 【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】 Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children |
| 公開年:2016年 キャスト:エヴァ・グリーン、エイサ・バターフィールド、クリス・オダウド、テレンス・スタンプ、ジュディ・デンチ、サミュエル・L・ジャクソン他 | |
| 22 | 【ダンボ】 Dumbo |
| 公開年:2019年 キャスト:コリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、ニコ・パーカー、フィンリー・ホビンス他 |
ティム・バートン原案映画1本
| 23 | 【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】 The Nightmare Before Christmas |
| ※原案・脚本 公開年:1993年 キャスト:クリス・サランドン、キャサリン・オハラ、ウィリアム・ヒッキー、グレン・シャディックス、ポール・ルーベンス、ダニー・エルフマン他 |
ティム・バートンの代表作と言っても良い【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】への彼の参加は実は、原案にとどまります。
【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】の製作当時【バットマン リターンズ】を撮影中だったティム・バートンに代わって監督を任されたのは、ディズニー時代の同僚ヘンリー・セリック。
そんな事情で正式に「監督」としてクレジットはされていないものの、ティム・バートンがどっぷり関わっていることが明白である【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】もこの「ティム・バートンランキング」に加えてしまおうと思います。
ティム・バートン監督(原案)映画おすすめランキング23
上記23作品を「ノミネート作」といたします。
「第○位」と順位を付けているランキングは飽くまでも「私が好きな作品順」です。私が個人的に愛する作品と世間一般に受け入れられている作品は必ずしも一致しないので、ランキングと「おすすめ度」を分けて記載しています。
第1位【マーズ・アタック!】

ジャック・ニコルソン、ピアース・ブロスナン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、マイケル・J・フォックス、サラ・ジェシカ・パーカー、ダニー・デヴィート、パム・グリア、ナタリー・ポートマン、ジャック・ブラック…並み居るセレブをこれでもかとばかりに無駄遣いしていることで有名なしょーもないSF映画。
何をしに地球に来たんだかよく分からない火星人と、未知の生命体へのアレルギー症状がありありと見て取れる地球人との攻防が描かれます。
…いやすみません。
「攻防」じゃなかった。
一方的な「殺戮」でした。
ええもちろん一方的に殺戮するのは火星人の方です。
たぶん火星人はサバゲー感覚で地球に来たんでしょうね。
危うく滅びるところだったね。
第2位【エド・ウッド】

「史上最低の映画監督」と呼ばれるエド・ウッドの伝記映画。
「史上最低」であるのはエド・ウッド監督のことであって、映画【エド・ウッド】が「史上最低」な訳じゃないですよ?
むしろエド・ウッド氏や往年の怪奇スター、ベラ・ルゴシについて色々知った上で鑑賞すると、かなり事実に忠実で完成度の高い映画であることが分かります。
私はウッハウハ笑いながら観るんですけど(それでいて時折厳かな哀愁も漂う)、全編白黒映像だし、1930年代のユニバーサルのモンスター映画や1950~1960年代のゴシックホラー映画を観たこともない人にはウケないかも知れないので、「おすすめ度」としては★1つとしておきました。
第3位【シザーハンズ】

ティム・バートンといえば【シザーハンズ】。
【シザーハンズ】といえばティム・バートン。
ベタだけどこれだけは外せません。
手がハサミの人造人間“シザーハンズ”エドワード(ジョニー・デップ)が人里に降り立った時、「普通の人々」は彼にどう接するのか。
児童向け絵本のように教訓めいていて、それでいて普遍的な深い愛が伝わるラブストーリー。
第4位【スリーピー・ホロウ】

「首なし騎士」を題材にした小説「スリーピーホローの伝説」が原作のファンタジー・ホラー。
とにかく映像が美しい。
ティム・バートンが撮る映画の色彩は18~19世紀のヨーロッパに抜群にマッチします。
第5位【ビートル・ジュース】

大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ユニバーサル・モンスター・ライブ・ロックンロール・ショー」のDJとして未だに愛されているキャラクター「ビートルジュース」の元ネタ(今やかなりデフォルメされてちゃってて別物みたいになってるけどね)。
ビートルジュースの職業って何か知ってます?

ちゃうよ!
ちゃうちゃう!
バイオ・エクソシストですやんか!
バイオ・エクソシスト!
ね?
意味分かんないでしょ?
第6位【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】

(初期の)ティム・バートンの描く主人公たちはどこか奇異で孤独で不気味で、他の人とは一風変わった「理解されないはみ出し者」であることが多いです。
その最たるものがこの【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】の主人公ジャック・スケリントン。
人々の悲鳴がこだまする薄気味悪い「ハロウィン・タウン」で暮らす“パンプキン・キング”ジャックは、子供たちの笑い声にあふれ色とりどりに彩られた「クリスマス・タウン」に迷い込み、その素晴らしさに衝撃を受けます。

分不相応な夢を抱きハロウィン・タウンを駆けずり回り、クリスマス当日、見事に空回るジャックに哀れを催し涙さえ出ちゃいそう。
ティム・バートンがこだわり続ける昔ながらのストップモーション・アニメーションと、ジャックのペット「ゼロ」に代表されるCG映像の融合も必見。
第7位【ビッグ・フィッシュ】

ティム・バートンにしてはまあまあ普通のファンタジー。もしくはヒューマンドラマ。
現実に経験した出来事を「ほんのちょっとだけ」誇張して話すのが好きな父エドワード(アルバート・フィニー)と、そんな父との確執を抱える一人息子のウィル(ビリー・クラダップ)の物語。
エドワードの最期にウィルが取った行動に涙して、エドワードの葬式で初めて知る事実にもう一度感動が押し寄せる、隅から隅まで暖かい映画です。
第8位【バットマン(1989)】

バットマンをマイケル・キートンが、宿敵ジョーカーをジャック・ニコルソンが演じています。
「バットマン」シリーズといえば、2008年の【ダークナイト】や2019年の【ジョーカー】など、何度も映像化されその度に話題を振りまいておりますけども、私は何と言ってもこの1989年版【バットマン】が一番好きです。
なぜなら私は、ジャック・ニコルソンの大ファンだから(それだけか~い)。
第9位【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】

妻子の復讐と称して関係ない人の喉をカミソリで掻っ切って“人肉パイ”に調理して食べちゃう狂気の理髪師スウィーニー・トッド(ジョニー・デップ)を描いたミュージカル・ホラー。
バッサバッサと喉を切られる様子が結構リアルに映し出されるので、ホラーというよりはスプラッターの方が近いような…。
ティム・バートンが縁で数々の映画に共演しているジョニー・デップとヘレナ・ボナム=カーターですが、【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】でのコンビネーションが一番素晴らしかったと思います。
第10位【バットマン リターンズ】

第8位の【バットマン(1989)】とセットで観た方がいいんじゃないでしょうか。一応つながっています。ヒロインはいなくなってますけど。
マイケル・キートンのバットマンは本作が最後です(次作【バットマン フォーエヴァー】でのバットマンはヴァル・キルマー)。
前作よりもさらにバットマンがないがしろにされて、悪役のペンギン(ダニー・デヴィート)とキャットウーマン(ミシェル・ファイファー)にスポットが当たりまくっています。
でもこれでも足りないくらい。
だってキャットウーマンはともかく、ペンギンがホントに可哀想すぎるんですって。もっとスポット当ててやって。
第11位【ティム・バートンのコープスブライド】

【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】から12年。
またもティム・バートンは、素敵なストップモーション・アニメーション映画を作ってくれました。
12年も経つとさすがに【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】の時のような、良い意味での“手作り感”は薄まって、より“CG感”が強く仕上がっています。
第12位【チャーリーとチョコレート工場】

誰もが楽しめる大衆娯楽映画として申し分ない逸品。
一見ティム・バートンのイメージじゃないような有名ドコロの映画のオマージュも盛り込まれていて、映画ファンならますます楽しいはず(レビュー記事に詳しく記述しています)。
ちなみにウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)のチョコレート工場で働く165人の小人のウンパルンパを演じているのは全員ディープ・ロイ。
第13位【ヴィンセント】

ディズニー・スタジオのアニメーターとして働いていた頃のティム・バートンの初監督作品。
6分弱の超短編ながら彼らしさが凝縮されている秀作。
デビュー作からいきなり憧れの怪奇スター、ヴィンセント・プライスにナレーションをお願いするあたりやっぱり只者じゃないね。
第14位【ビッグ・アイズ】

実はですねえ、まだまだランキングもやっと半分を過ぎた辺りだと言うのにアレですけども、ここより下位に関しましては全部、金太郎飴みたいなもんやと思っていただきたいんです。要するに「どこを切っても大体同じ」。似たり寄ったりです。差があったとしてもほんの僅か。
14位以下は基本的には「おもろない」と認識して間違いないのではないでしょうか。
ランキングするの難しかったんですけど、この【ビッグ・アイズ】なんかはクリストフ・ヴァルツの奇怪な演技のお陰でまだ観られる。
すごいですよねこの人。色んな意味で面白すぎ。
あの長ったらしいだけの駄作【ジャンゴ 繋がれざる者】でも一人だけ輝いてたもんね。
第15位【ダンボ】

ディズニーの名作アニメ【ダンボ(1941)】の実写化映画。
動物はしゃべらないしオリジナル版にはない登場人物がわんさか出てくるし、「耳の大きな子象が空を飛ぶ」と言う基本設定以外はまったく別の物語になっています。それでいて「オリジナル版の世界観ぶち壊し」という訳でもなく、予想以上に綺麗にまとまっていました。
もっと大コケすると思ってたんですけどね。
「思ってたよりは」観られる映画。
第16位【ダーク・シャドウ】

200年の時を経て現代に甦った吸血鬼(ジョニー・デップ)のお話。
家族の絆が描きたかったんだかモンスターのバトルが描きたかったんだか時を超えた真実の愛を描きたかったんだかよく分からないファンタジー。
ちなみに【ダーク・シャドウ】を最後にティム・バートン作品にジョニー・デップが出演することはなくなりました(2020年現在)。
さすがにマンネリ感ありましたもんね。
ヘレナ・ボナム=カーターも同じく多くのティム・バートン作品に出演しているものの、彼女は役によって化けますから全然飽きさせなかった。
ところがジョニー・デップの演技って3パターンくらいしかないから観飽きちゃって、まあここらが潮時って感じ。
第17位【ピーウィーの大冒険】

ティム・バートン初の長編監督映画。
狂気のピエロが出てきたり、マッドサイエンティストさながらの実験器具が出てきたりといった「ティム・バートンっぽさ」は申し分なく、加えて小粋なギャグも随所に盛り込まれていて愉快なコメディ映画に仕上がっていたってのに、主演のポール・ルーベンスがいくつか不祥事を起こしているので全然笑えなくなってしまった残念な作品。
私の中では「上映禁止」となっております。
詳しくはレビュー記事をご覧ください。
第18位【フランケンウィニー(2012)】

【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】【ティム・バートンのコープスブライド】に続く長編ストップモーション・アニメーション映画の3作目。1984年の短編同名映画のセルフ・リメイク作。
以前の2作品よりも映像技術は格段にアップしているんでしょうけど、いかんせんストーリーがよろしくない。
主人公のヴィクター・フランケンシュタインの目的(死んだ愛犬を蘇らせる)が中盤であっさりと達成されてしまうので、その後のワクワク感もないし、怒りや悲しみといった強い感情を持つ人物が一切出て来ないので、前2作のように鑑賞後の感動もない。
第19位【アリス・イン・ワンダーランド】

ディズニーアニメの【不思議の国のアリス】というよりは、原作児童小説「不思議の国のアリス」と続編「鏡の国のアリス」を実写化した映画。
しかもただの実写化じゃなくて誰もが知るあのアリスの冒険の13年後を描いた後日談として実写化。
それだけでも意味不明だというのに成長したアリスが鎧着て剣持ってドラゴン的な怪物と戦うって…。
なんなのよそれ。
第20位【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】

「ミス・ペレグリン(エヴァ・グリーン)」ってのは時間を操ることができるインブリンと呼ばれる種族の女性のことで、「奇妙なこどもたち」ってのはミス・ペレグリンのもとで暮らすそれぞれ違った特殊な能力を持つこどもたちのこと。
ここまでだったらティム・バートンっぽいような気もするけど、そこへこどもたちを狙う奇妙なモンスターが出てきてバトったりするもんだから、「X-メン」に毛が生えた程度のバトル・ファンタジーに落ち着いてしまっています。
第21位【フランケンウィニー(1984)】

第20位の【フランケンウィニー(2012)】のオリジナル版。30分弱の短編映画です。
【ヴィンセント】に続くティム・バートンの監督第2作。【ヴィンセント】はアニメなので、実写映画では初監督作ということになります。
そりゃ一介のアニメーターだった人間が初監督作でこれを撮ったらすごいんでしょうけど、リメイク版の項にも書きましたけど、【フランケンウィニー】はホントに、ストーリーが面白くないんですよこれが。参った参った。
第22位【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】(TVドラマ)

初期のTVドラマ作品です。
しかし「アラジンと魔法のランプ」に出てくるランプの魔人って、昔から基本は青いんですね。
第23位【PLANET OF THE APES/猿の惑星】

基本設定の変更(人間が言葉を話す、主人公が割と人道的な扱いを受ける)、ラストの改悪、本家主人公チャールトン・ヘストンの無駄なカメオ出演などで、危うく不朽の名作である元祖【猿の惑星(1968)】にまでケチをつけそうになった罪深い映画。
ティム・バートン自身もこの映画を撮った事実を闇に葬り去りたいと思っているに違いない。
ひと目で分かるティム・バートン映画おすすめランキング一覧
- 【マーズ・アタック!】
- 【エド・ウッド】
- 【シザーハンズ】
- 【スリーピー・ホロウ】
- 【ビートル・ジュース】
- 【ナイトメアー・ビフォア・クリスマス】
- 【ビッグ・フィッシュ】
- 【バットマン】
- 【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】
- 【バットマン・リターンズ】
- 【ティム・バートンのコープスブライド】
- 【チャーリーとチョコレート工場】
- 【ヴィンセント】
- 【ビッグ・アイズ】
- 【ダンボ】
- 【ダーク・シャドウ】
- 【ピーウィーの大冒険】
- 【フランケンウィニー(2012)】
- 【アリス・イン・ワンダーランド】
- 【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】
- 【フランケンウィニー(1984)】
- 【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】(TVドラマ)
- 【PLANET OF THE APES/猿の惑星】
こうして並べてみると、ハリウッド屈指の鬼才と呼ばれたティム・バートンも近年失速していると言わざるを得ません。
私が彼の全盛期だと感じるのはせいぜい2007年の【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】くらいまで。続く2010年の【アリス・イン・ワンダーランド】辺りからは駄作のオンパレードで衰退の一途をたどってますもんねえ。
ところがその2010年代以降の映画は、なぜか興行収入だけはガッポリであるという不思議。
こういうところに「有名な俳優や監督ありき」で映画を観にいく日本人の特性が顕われています。
【ダーク・シャドウ】や【ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち】の監督がティム・バートンじゃなかったら観に行ってないって人は多いはず。残念だけど「客寄せパンダ」と化してる感も拭い切れない。
初心に立ち戻り商業的なものとはかけ離れた映画を撮るか、思い切って映画監督は卒業して絵本作家とかに専念してみたらどないやろ。
ティム・バートンってどんな人?
続きまして、これらの映画を作りだした鬼才ティム・バートンについて、もう少し詳しく書いてみようと思います。

親日家と言われるティム・バートンは、なんやっちゅーたら新作発表とかなんとかかこつけてすぐ日本に来よるので、容姿をご存知の方も多いはず。
それでなくてもモジャモジャ頭のインパクトがすご過ぎて、一度見たら忘れられないビジュアルをしていらっしゃいます。
私はいつも彼のことを、愛を込めて「バートゥン」と呼んでいます。
発音を表現するのがちょっと難しいんですけど、アクセントは「バ」で、「-」は伸ばすというよりは「ば“あ”つん」みたいな感じです。でも「つ」は完全に「つ」ではなく、「つ」と「う」の割合が8:2くらいの「つぅ」と発音してみてください。で、「あ」の音は下がる。
「ばあつぅん」。
うん、まあ、そんな感じ。
墓地と美術館は似ていると思ってる変な人
このモジャ男は(「ばあつぅん」て呼ばへんのかい!)、カリフォルニア州のバーバンクで育ちました(無視か!)。
昔から絵を描くのが好きだったバートン少年は(普通に呼んだ!あんなけ説明したのに!)、思いつくものを何でも描いたり、この町で怪獣映画やテレビを観たり、近所の墓地で遊んだりしていたそうです。
成長して美術館を訪れるようになった時の彼の感想は、「美術館と墓地って似てる」。
どちらも静かで、自分と向き合えて、それでいて身体に電気が走るような雰囲気があります。
出典:The World of Tim Burton
分かるような気もするけど美術館と墓地を比較するなんて、やっぱりこの人変わってる。

ディズニー・スタジオのアニメーターをクビに
カリフォルニア芸術大学でキャラクター・アニメーションを学んだバートンは、アニメーターとしてディズニー・スタジオで働くことになります。
このディズニー・スタジオに在籍中製作した映画が【ヴィンセント】と【フランケンウィニー(1984)】です。
その後、バートンがディズニーをクビになったお話は有名ですが、実際は「クビ」という残忍で無情な響きとは程遠い円満退社だったみたいですね。
現在でもディズニーの名作【ダンボ】の実写化映画の監督を任されたりしていることから、双方が良い関係を築いていることがうかがえます。

まあバートンはどう見ても「ザ・ディズニー」とは違った作風のアーティストですから、「クビ」というよりは「君のやるべき事は他にある」みたいな感じだったんでしょう。
ヴィンセント・プライス、東宝怪獣映画【ゴジラ】【ガメラ】、ストップモーション・アニメーションが大好き
エドガー・アラン・ポーの恐怖小説を原作とする多くの映画で主演を務めているヴィンセント・プライスの大ファンであり、日本の特撮怪獣映画【ゴジラ】や【ガメラ】、1950~1960年代のストップモーション・アニメーションの影響を受けていることでも有名なティム・バートン。

奇しくもヴィンセント・プライスの遺作となったのは、ティム・バートンが手掛けた中でもっとも有名な映画のひとつ【シザーハンズ】でした(“シザーハンズ”エドワードを造り出した発明家役)。
ヴィンセント・プライスの死後は同じく怪奇スターのクリストファー・リーを繰り返し起用しています。
一方、【ピーウィーの大冒険】、【マーズ・アタック!】、【シザーハンズ】、【ミス・ペレグリンの奇妙なこどもたち】などでたびたび大好きなゴジラを登場させたりもしています。

【フランケンウィニー(2012)】にはどう見てもガメラにしか見えない巨大化した亀が出てきますし。

ところで素朴な疑問なんですけど、カリフォルニア州で暮らすバートン少年は自宅でどうやって東宝怪獣映画を鑑賞してたんでしょう。
TVで放送してたのかしら。
ティム・バートンの妻・彼女・恋人・パートナーについて
2014年、ついに長らくパートナー関係にあったヘレナ・ボナム=カーターとの破局が報じられました。

お似合いだったのに…。
1987年-1991年 レナ・ギーゼゲ(結婚)
1992年-2001年 リサ・マリー
2001年-2014年 ヘレナ・ボナム=カーター
ヘレナ・ボナム=カーターの前の彼女リサ・マリーのティム・バートン作品への出演作が4作(【エド・ウッド】【マーズ・アタック!】【スリーピー・ホロウ】【PLANET OF THE APES/猿の惑星】)であるのに対し、ヘレナ・ボナム=カーターはなんと7作(【PLANET OF THE APES/猿の惑星】【ビッグ・フィッシュ】【ティム・バートンのコープスブライド】【チャーリーとチョコレート工場】【スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師】【アリス・イン・ワンダーランド】【ダーク・シャドウ】)!
すっかり「ティム・バートン作品といえばヘレナ・ボナム=カーター」の図式が出来上がってたのにね。
ついでに言うなら「出演作7作」はクリストファー・リーと同率2位です。
1位はもちろん、8作もの映画でタッグを組んでるジョニー・デップ。

近年はもっぱらエヴァ・グリーンを起用してますね。
付き合ってんじゃねーの?って思ってるのは私だけではないはず。
ホントにバートンの好みは分かりやすい。
最初の彼女がリサ・マリーでしょ?

次がヘレナ・ボナム=カーター。

そして現在進行形(?)のエヴァ・グリーン。

歴代彼女全員巨乳(レナ・ギーゼゲは知らんけど)。
お気に入りの俳優女優を起用し続けるのも良いけど、そろそろもう少しパンチの効いた映画を撮っておくんなせえ~。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。




