2001年/アメリカ/監督:ティム・バートン/出演:マーク・ウォールバーグ、ティム・ロス、ヘレナ・ボナム=カーター、マイケル・クラーク・ダンカン、クリス・クリストファーソン、エステラ・ウォーレン、ポール・ジアマッティ、チャールトン・ヘストン
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

第22回(2001年)ゴールデン・ラズベリー賞最低リメイク賞を見事に獲得した最低な映画。
レビューサイトなどでも軒並み低い評価を付けられていますが、私を含め低評価をつけているほとんどの人はオリジナルの【猿の惑星(1968)】を観ている人だと思うんですよね。
【猿の惑星(1968)】を観てない人はあるいは、好意的に受け取っているのかも知れない。
1968年/アメリカ/監督:フランクリン・J・シャフナー/出演:チャールトン・ヘストン、ロディ・マクドウォール、キム・ハンター、モーリス・エヴァンス、ジェームズ・ホイットモア注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気に[…]
と、言いますのも、【猿の惑星】は「猿が人間を支配している」という基本となる世界観自体がすでに画期的であって、オリジナル版とどれほど中身がかけ離れていたところで、オリジナル版を知らなかったら意外と面白いのかも知れない、とふと思ったんです。
んなワケないか。
ホントに酷いウンコちゃん映画、【PLANET OF THE APES/猿の惑星】です。
映画【PLANET OF THE APES/猿の惑星】のあらすじザックリ
なぜに監督引き受けたしティム・バートン!
一応監督はティム・バートンではあるんですけど、「ティム・バートンっぽさ」は皆無。
それもそのはずこの映画の製作には色んな映画人がかかわっています。
監督も脚本家もプロデューサーも何回も代わってる。だから(かどうか知らんけど)さっぱりまとまりのない仕上がりになっている。
しかしこの仕事は断っても良かったんちゃうんかティム・バートン。完全にヘタこいてるやん。「監督:ティム・バートン」って後世に名が残っちゃってるやん。黒歴史やん。
冒頭で「オリジナル版を知らなかったとしたら」なんて仮説を立てようと試みてみましたが、よく考えたらそんなことする必要ないよね。
だって曲がりなりにもタイトルに【猿の惑星】って掲げてるんだからさ。
オリジナル版と比較して当然よ。
じゃあオリジナル版と比較して一体どこがあかんかったのか。
あかんかったポイント①「猿顔が猿じゃない」
まずは主演に物申す。
おいレオ(マーク・ウォールバーグ)。

君は猿顔であるのになぜに猿(役)ではないのだ。
そして「猿顔やなあ~この人」なんて一度も思ったことのない俳優ティム・ロスが比類無き猿感を押し出してくるのは一体どういうことなんや。

ちなみにティム・ロスが演じたジーク将軍の父親は、【猿の惑星(1968)】【続・猿の惑星】のチャールトン・ヘストンです。

面影もへったくれもないけど。
あかんかったポイント②「人間しゃべる」
続いて絶対に変えてはならない設定を変えてしまった責任者に物申す。


なんのこと?


あかんよこんなもん。
【猿の惑星】で人間がしゃべったらあかんよ。
しゃべることができるなら、知能も高くて手先も器用な人間がこれほどまでに猿に虐げられ続けていることの説明がつかないでしょうが。
問題外。
あかんかったポイント③「ラストの改悪」

と、思ったのも束の間、リンカーン像はセード将軍の姿に変わっていて、あっという間に猿のお面(にしか見えない)をかぶった警官たちに包囲されるレオ。

ドッキリカメラやねこれは。
映画【PLANET OF THE APES/猿の惑星】の感想一言

これはもうホントに酷い!
ジャッキー・チェンの香港アクションばりのボケをちょいちょいかましてきたりもするんだけど、それもこれも全部ダダスベリ!
ただただサブい!
どうしようもない!
逆に爽快!
さようなら!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。