1988年/アメリカ/監督:ティム・バートン/出演:マイケル・キートン、アレック・ボールドウィン、ジーナ・デイヴィス、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジェフリー・ジョーンズ、グレン・シャディックス/第61回アカデミーメイクアップ賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
2019年にティム・バートン監督による実写版【ダンボ】が公開されましたね。
実写版【ダンボ】
「ダンボとの出会いにより夢と希望を取り戻していく“家族の物語”」
「自分のため、母に会うため、大事な仲間を救うため、ダンボは勇気を振り絞る」
出典:ディズニー公式サイト
夢と希望と勇気のハートウォーミングなファンタジー?
は あ ?!
ティム・バートンの真骨頂はこれでしょうがこれ!
アバンギャルドなシマシマスーツに身を包んだ変幻自在・神出鬼没のハイテンション・バイオ・エクソシスト!
髪はエメラルドグリーン、顔は真っ白、目は隈取り、主人公のクセに出演シーンはほんの数分!
さあみんなでその名を3回呼んだらんかい!
【ビートルジュース】!
【ビートルジュース】!
映画【ビートルジュース】のあらすじザックリ
タイトル「ビートルジュース」の意味は?
「ビートルジュース」ってのは何かと言うと、TVで大々的に自分を売り込むこいつの名前。
ホントの名前は「ベテルギウス」って言うんですけど、人間に英語読みの「ビートルジュース」と呼ばせるため、ジェスチャーで「beetle(カブトムシ)」と「juice(ジュース)」を示し、そのままくっつけて「Beetlejuice」って呼ばれてます。
“バイオ・エクソシスト”ビートルジュース
ビートルジュース(マイケル・キートン)の職業は自称“バイオ・エクソシスト”。
直訳「人間追っぱらい屋」。
誰でもいいから3回名前を呼んでもらえれば実態化することができるビートルジュースは、名前を呼ばせる機会を狙っています。
そんなビートルジュースのカモとなるのが新婚夫婦のアダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイヴィス)。
二人は、買い物帰りに事故に遭い仲良く死亡。思い入れの強い自宅から出られない地縛霊になってしまいます。
しばらくして、(生きている)家主のいなくなったアダム達の家に、新たな家族が引っ越してきます。
ディーツ一家は、田舎でスローライフを送りたい夫チャールズ(ジェフリー・ジョーンズ)、センスの欠片もないアーティストの妻デリア(キャサリン・オハラ)、喪服ばっかり着て陰気臭いチャールズの連れ子リディア(ウィノナ・ライダー)の3人家族。
一家の実権を握っているデリアは芋臭い自宅を“アーティスト仕様”に改装しようとし、アダムとバーバラはこれを阻止するため一家を追い出すことを決意、“バイオ・エクソシスト”のビートルジュースを呼び出してしまいます。
「バナナ・ボート・ソング」で踊る人々
ところが呼び出したビートルジュースは、普段の言動も人間を祟 るのも過激すぎる霊界の問題児。
危険を察知したアダムとバーバラはビートルジュースを再びミニチュアのセットに封じ込め、自分たちの力だけで一家を祟 ることにします。
そこで二人が思いついたのはなぜか、「ハリー・ベラフォンテの名曲“バナナ・ボート”を踊らせる」。
♪(ヒ)デエ~オ。
♪ヒデエエオ。
♪NOMOが投~げれば大丈夫~。
そうです、野茂英雄のテーマです。
知らんか、若い人は。
と言うかそもそもこの祟り方をしたところで、「体が勝手に踊り出すなんて怖い!引っ越しましょう!」てなるかドアホ。
こんな霊現象楽しすぎるわ。
この場面が映画史に残る爆笑シーンだと信じて疑わない人は多いでしょう。実際間違いないと思うべな。
全員体が勝手に動き出し、最初は戸惑うもののふとそのまま心地よさに身を任せそうになって、いやあかんあかん、と我に返ったりしてる表情が実にファンタスティック。
これを吹き出さずに演じ切る役者魂に脱帽。
西川のりおの吹き替え動画(ええとこ取り)
ビートルジュースの日本語吹き替えは漫才師の西川のりおが担当しています。
【シュレック】の浜ちゃんや【モンスターズ・インク】の石塚英彦や田中裕二など、今でこそ芸人が洋画の吹き替えをするのは珍しくなくなりましたけど、当時は結構革新的でしたよ。
しかものりお師匠の吹き替えがもうヒドイ酷い。
ちょっと観てくださいよこれ。
字幕と全然ちゃうこと言うてるやん。
そんで「ツッタカタ…っと…」て、
さりげなく自分のギャグ入れてる!
ハリウッド俳優マイケル・キートンに西川のりおのギャグ言わせてる!
逆にもう「ツクツクボーシ!」って言うたらええやん!
ホンマやで、「のりおちゃんポーン!」って言うたったらええねん!
可能であれば絶対字幕出しながら吹き替えで観た方がええと思います。
続編【ビートルジュース2】の構想は本当らしい
色んな意味で超怖い怪奇映画【ビートルジュース】、なんと公開から30年以上経った今になってようやく、続編【ビートルジュース2】の構想が具体的になってきたようです。
ティム・バートン監督自身が監督する、彼の88年のヒット作の続編「ビートルジュース2」Beetlejuice 2 の新たな脚本家が決定。新鋭マイク・ヴァカディノヴィッチがこの続編の脚本をリライトする。
出典:SCREEN ONLINE
しかしホントに、なんで今頃…。
嬉しいような残念なような…。
マイケル・キートンはハリウッドの続編映画に懐疑的だから恐らく出ないでしょ?
ビートルジュースは誰が演 んのよ。
吹き替えは誰が演 んのよ。
のりお師匠もだいぶ高齢やで?
いや、まだまだイケるか、のりお師匠は。声だけやもんな。漫才師やし。べしゃりはイケるやろ。
映画【ビートルジュース】の感想一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。