1979年/アメリカ/監督:リドリー・スコット/出演:トム・スケリット、シガニー・ウィーバー、ヴェロニカ・カートライト、ハリー・ディーン・スタントン、ジョン・ハート、イアン・ホルム/第52回アカデミー視覚効果賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
ウンコちゃんみたいな最新作観るくらいなら古い名作映画を何回も観たいと思っているし、そもそも子供もまだ小さいのでほったらかして映画館に足を運ぶこともままならない私は、映画と言えばもっぱら家でDVD鑑賞というスタイルになっています。
家でDVDを鑑賞するにあたって困るのが 必要以上にビックリする映画。
そう、例えば【エイリアン(1979)】。
振り返ったら ばあ!
とかね。
とどめ刺したと思ったのに ばあ!
とかね。
一人でビクッてなって恥ずかしいんですよ、もう!
困った映画ですわホントに。
映画【エイリアン(1979)】のあらすじザックリ
大人向けSFホラー映画【エイリアン】
リドリー・スコットは【スター・ウォーズ】ブームに反抗して、宇宙から恐ろしいモンスターがやってくるという安っぽい映画のジャンルを復活させ、予算をかけて洗練されたヴィジュアルを導入し、印象的で神経にさわる、大人向けのSFホラー映画をつくりあげた。
出典:「死ぬまでに観たい映画1001本」
【スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望】の公開は1977年ですからね。そりゃ【エイリアン】が公開された1979年なんかはもうホントに大ブームだったことでしょう。
こうしていい監督同士が切磋琢磨してどんどんいい映画を生み出してきて、そしてこれからもいい映画が生まれていくんでしょうね。
ええこと言うた。
1977年/アメリカ/監督:ジョージ・ルーカス/出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、デヴィッド・プラウズ、アレック・ギネス、アンソニー・ダニエルズ、ケニー・ベイカー、ピーター・メイヒュー/第50回アカデ[…]
初代【エイリアン】です。
この映画の大ヒットによって「異邦人・外国人」という意味も持つ「Alien」という単語は、日本では完全に「敵意ある怖い宇宙人」の認識となってしまいました。
寄生→赤ちゃんエイリアン誕生
巨大貨物宇宙船ノストロモ号は7人のクルーと鉱石2千万トン(!)を積んで地球に帰航…のはずでしたが、クルーがハイパースリープから目覚めるとどうやら予定の航路と違う。
宇宙船のAI「マザー」によるとSOS信号を受信したため航路を変更したらしい。
不審に思いつつもノストロモ号は信号を発する小惑星に降り立ちます。
ところが探索に向ったクルーの一人、ケインがタコみたいな地球外生命体に顔面を食いつかれて戻ってきたことで事態は急展開。
導入部ってこんな感じだったっけか…シガニー・ウィーバー扮するエレン・リプリーのオットコ前な戦いっぷりしか記憶に残ってなかったわ。
しばらく経つとタコはケインの顔面からはがれ死亡しますが、その後ケインの腹部を突き破ってタコの赤ちゃんらしき生物が誕生します。
なんと…ちょっとかわいいやないの。
7人のクルーがいなくなっていく順番
赤ちゃんエイリアンはしゅしゅしゅしゅしゅ~っとその場から逃げ出し、あっという間に行方不明に。
この瞬間を見逃すと、次にお目にかかる時にはよだれダッラダラで巨大な「例の」エイリアンに成長してしまってるので貴重な映像ですよ。
ああこれプレデターか。
成長したエイリアンはなぜか次から次へとクルーに襲い掛かってくる。
なんでこんなに攻撃的なのかは【エイリアン(1979)】では明かされていません。単純に「人間がお食事」ってワケでもなかったような…。
一人、また一人とクルーがいなくなっていくサスペンスフルな描写が見ものである訳ですが、活字ではその緊張感は表現できないので、とりあえずいなくなる順番を図にしてみました。
ホントに久しぶりに観すぎて死ぬ順番とか完全に忘れてましたけど、意外だったのは船長のダラス(トム・スケリット)が早々と2番目にいなくなってる(死体は見つかっていないので「行方不明」としました)こと。
当時まだ無名に近かったシガニー・ウィーバーよりもクレジットも上に来てるし、割と最後まで生き残るんだと思ってました。
「エイリアン・フェミニズム」?口にエロ本、白い液体…
エイリアン・フェミニズム
ホラーSFである『エイリアン』には、性的・恋愛要素がほとんどないにもかかわらず、妊娠・出産のメタファーを中心に「濃厚なセクシュアリティが漂っている」ことが指摘されている
出典:Wikipedia
確かに、エイリアンのあのキャラクターデザイン。
なんであんなに頭長いねんって思ってましたけど、あれってチン○を象徴してるんだって。
とどのつまり チン○VS女性(リプリー)の戦い だったとは。
加えてエイリアンを地球に連れ帰ることを最優先事項とする科学部長アッシュ(イアン・ホルム)とリプリーの一連の攻防にもセクシャルな意味が隠されていると言います。
アッシュが意識が朦朧としているリプリーを窒息させようと丸めた雑誌を口に押し込むシーンは、アンドロイドであるがゆえに性器を持たないことや、レイプの代替行為であることの暗示となっている
出典:Wikipedia
そんなこと言い出したら、「『事後(リプリーに襲い掛かった後)』に破壊されたアッシュが自分の『白い体液』まみれになる」って展開は、やっぱり「あの液体」を象徴していると考えていいんでしょうかね…?
嫌やな…精子まみれのイアン・ホルム…。
映画【エイリアン(1979)】の感想一言
当然昔から知ってる映画ですが、こんなに深い意味があったとは知りませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。