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【シザーハンズ】映画レビュー:抱きしめることすら叶わない

ラブストーリー
 10秒で読める概要とあらすじ

1990年/アメリカ/監督:ティム・バートン/出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アラン・アーキン、ヴィンセント・プライス

哀しいまでに純真無垢な人間の心を持った手がハサミの人造人間のおとぎ話。高台の孤城から降りてきた彼を、町の人達は一度は快く受け入れるが…

※このブログはネタバレしようがしまいが気にせずただ映画について書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

古城に一人残るエドワード

©scissorhands/シザーハンズより引用

純真無垢で優しい心とハサミの両手を持つ人造人間と、彼を取り巻く小さな町の現代のおとぎ話。

 

鬼才ティム・バートン監督の最も哀しいラブストーリー、【シザーハンズ】です。

 

 

泣かずに観られたことなどない

もしかしたら私は、

【シザーハンズ】が嫌いなのかも知れません。

 

好きならもっと観てるはず…。

まだ2~3回しか観てません。

 

でも強烈な印象だけは残ってます。

 

哀しすぎる。

 

滂沱[ぼうだ]の涙を止められなくて、毎度毎度次の日まぶたパンパンで出かける羽目になるので、大好きな映画のはずやのに避けようとしてしまうのかも知れません。

 

泣きはらすと翌日まぶたパンパンになる人はお休みの前日に鑑賞されることを強くお勧めします。

 

 

イケメンのくせに色物キャラ多すぎ

ジョニー・デップの映画を観るのはこれが2作目でした。

 

【ギルバート・グレイプ】で初めて銀幕の彼に出会いました。

【ギルバート・グレイプ】では家族に問題を抱えて苦悩するセクシーな長男役だったので(もち素顔)、【シザーハンズ】でのエドワードには「えっ!同じ俳優?!」とビックリしたのを覚えています。

 

【シザーハンズ】でティム・バートン監督と出会ったことがジョニー・デップのその後の俳優人生にどれほど大きな影響を与えたかは、これだけ彼が有名になった今では周知の事実なのでここではそっとしておきまして。

 

ホントにジョニー・デップという人は、ただのイケメンではないですよね。

素顔で十分かっこいいし演技力もあるのに、今やジャック・スパロウに代表されるようなメーター振り切ったおかしな色物キャラ多すぎ

 

【シザーハンズ】なんて素顔全然出てないし。

顔真っ白やし。

 

 

幽霊屋敷での大発明

舞台は鮮やかなパステルカラーの家々が立ち並ぶ郊外の小さな町。

町のはずれに(すぐ近くにあるのに)忘れられたように「幽霊屋敷」と呼ばれる高台の城があります。

 

切り立った崖の上にそびえ立つ真っ黒な城と、その麓から愛くるしいパステルカラーの町並みが続く風景は異様です。

これぞティム・バートンの世界観。

ティム・バートンの世界観

©scissorhands/シザーハンズより引用

その「幽霊屋敷」には変わった発明家が住んでいて、
発明家はその手のハサミで野菜をバカスカ切っちゃうブリキのマッシーンにクッキーの心臓を与え命を吹き込み、ついに人造人間エドワードが完成します。

 

父である発明家と生まれたてのエドワードの楽しい日々も束の間、発明家はエドワードの最後の機械の部分・ハサミの手を付け替える直前に突然死。

手をつける前に発明家は突然死

©scissorhands/シザーハンズより引用

「シザーハンズ・エドワード」の誕生です。

 

シザーハンズが生きる道

父である発明家を失ったエドワードはその後もひっそりと独りで幽霊屋敷で暮らしていましたが、ある日笑ってしまうくらい底抜けに優しい女性・ペグ(ダイアン・ウィースト)と出会い屋敷を出ることに。

ペグの家に厄介になりながら、笑顔の作り方も分からなかったエドワードは少しずつ、はにかみながらひきつりながら、少~しずつ笑顔を見せられるようになります。

 

ハサミの手を活かして植木を芸術品のように剪定し、もの珍しさも手伝って町の人気者になり、地元のTV番組にも出演しちゃったりして、充実した日々を送ります。

町の人気者になるエドワード

©scissorhands/シザーハンズより引用

 

でも物語の結末を知ってしまうと、

エドワードが幸せそうであればあるほど、

このまま平和に物語が進んでくれないものかと、

この視聴から突然ラストがハッピーエンドに変わってやしないかと、

期待せずにはいられません。

 

どこの国でも「主婦」「多勢」「群集心理」は一緒

しかし暇な「主婦」連中は人の噂ばっかり!(偏見)

人は「多勢」となると異質なものを排除しようとする!(偏見)

出過ぎた杭を見つけると打って叩いて平らにしようとする!(偏見)

 

「主婦」「多勢」「群衆心理」……ホンマに怖い。

 

真実を見抜く眼力を持った立派な大人になりてーな。

 

 

その後の彼に救いがあってほしい

エドワードの運命が、

才能が、

恋が、

ぜんぶ哀しい。

 

誰かを愛する心は私達と何も変わりません。

ただ手がハサミであるだけで、

両の手で愛する人を抱きしめることすら叶わないなんて。

 

救いは、

ペグの娘のキム(ウィノナ・ライダー)がエドワードを理解し愛するようになってくれること。

 

エドワードが町中の人に追い詰められ逃げる場所がなくて元居たペグの家へこっそり帰った時、

後ろからそっと、

エドワードを驚かせないように、

彼の怯えた心をすべて理解して、

(大丈夫よ。あたしよ)と伝えるかのように、

 

……そーっと、

 

優しく

肩に触れるキムの手が、

めっちゃキューンときます…

 

アラフォー女子、キュウーンときます…

ウィノナ・ライダーとジョニー・デップ

©scissorhands/シザーハンズより引用

 

黒人のポリのオッサンのオットコ前な行動にもキューンときますけども。

 

世の中におとぎ話は数あれども

おとぎ話や童話って、人魚姫も悲恋やしグリムも実は残酷な解釈があるらしいし、アンハッピーエンドで教訓めいたものが多いのかも知らんけど、

 

私にとって最も哀しいおとぎ話はこのシザーハンズです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【シザーハンズ】を観たくなったら

朱縫shuhou
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