1993年/アメリカ/監督:バリー・ソネンフェルド/出演:ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリスティーナ・リッチ、ジミー・ワークマン、クリストファー・ロイド、キャロル・ケイン、ダナ・アイヴィ、カレル・ストルイケン、ジョーン・キューザック、バリー・ソネンフェルド
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ない。
ない。
どこに行ってもない。
たまーに急に観たくなるんですけど、第一作目【アダムス・ファミリー】のメディアがどこに行ってもないんです。
てなワケで観るのはいっつも続編のコチラ、【アダムス・ファミリー2】になっちゃうわけです。
面白いしこの続編はクリストファー・ロイド扮するフェスターの恋模様がメインなんで、これはこれで楽しんで観られるのですが、余りに長い歳月観てないから一作目の内容忘れちゃいましたよ…。
なんでDVDないのかなぁ~。
2017年9月追記:見つけました【アダムス・ファミリー】のDVD!
一作目の記事はこちらからどうぞ。
1991年/アメリカ/監督:バリー・ソネンフェルド/出演:ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリスティーナ・リッチ、ジミー・ワークマン、クリストファー・ロイド注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず[…]
映画【アダムス・ファミリー2】のあらすじザックリ
テーマ曲はHONDAオデッセイのCMに起用
若い方はご存知ないでしょうが、【アダムス・ファミリー】のテーマ曲とキャラクターは、その昔HONDAオデッセイのCMに起用されていました。
インパクト抜群のCMでしたから、私なんかは今でもオデッセイを見かけるとディディディディッ♪とテーマ曲口ずさんじゃいます。
「ファミリーでも乗れちゃう!」ってコンセプト、からの、「アダムス・ファミリー」ってつながりだとお察ししますが、当時ヒットした映画とは云えモンスター一家をどどんとCMに起用しちゃう奇抜な発想のHONDA、さすがです。
縁起悪いこと大好きアダムス・ファミリー
アダムス・ファミリー。
モンスター一家である彼らですが、「父が吸血鬼」で「母が魔女」とか、具体的な「種類」は出てきません。全部オリジナルキャラっちゅうか。強いて言うなら使用人のラーチ(カレル・ストルイケン)がフランケンシュタインの怪物?ってくらい。
1931年/アメリカ/監督:ジェイムズ・ホエール/出演:ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、ヴァレリー・ホブソン、メイ・クラーク、ジョン・ボリス、エドワード・ヴァン・スローン注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気に[…]
手首から先だけで生きてるモンスター(?)“ハンド”(クリストファー・ハート)はこの映画で市民権を得た新種のモンスターのような感じですし。
ハンド以外はただの「不吉や不幸や縁起の悪いもの・残酷な事が好きな変わった人間の一族」とみることもできないでもないですが、どうやらこの一族は不死身っぽいので、やっぱりモンスターなんでしょうね。
冒頭で月に吠えてるフェスターは狼男的な感じなのかも?
原作の漫画読んでみたいけど一体どこで入手すればいいのやら。
好きなキャラはミセス・アダムス、モーティシア(アンジェリカ・ヒューストン)です。ぶっ飛んでるフェスターもいいけど、モーティシアの妖しい色気がたまりません。
貞子みたいに長~い陰気な黒髪に漆黒のロングドレスを引きずって、唇と長い爪だけがやけに真っ赤っか。
どう見ても血も涙もない非情の連続殺人犯のような風貌なのに、夫のゴメズ(ラウル・ジュリア)とはラブラブで、子供や一族も心底愛してるというキャラのギャップが私の目にはとってもかわいく映ります。
赤ちゃんがやってきた!
【アダムス・ファミリー2】はこのモーティシアの出産から始まります。
赤ちゃんの誕生をよく思わない姉のウェンズデー(クリスティーナ・リッチ)と兄のパグズリー(ジミー・ワークマン)は赤ちゃんを亡きものにしようと企みます。
それはもう火炎放射したり斧落としたり鉄球転がしたり全力で。
それを知った父ゴメズと母モーティシアは赤ちゃんを守るためにベビーシッターを募集。
結果、不気味な一家にやたらニコニコと好意的なお姉さんデビー(ジョーン・キューザック)を招き入れることになるのですが、そのお姉さんは実は、ゴメズの兄で独身のフェスターと結婚してアダムス家の財産を奪おうとする結婚詐欺師の連続殺人犯だったワケ(ちなみに普通の人間)。
いち早くデビーがただ者ではないことに気付いたウェンズデーは、デビーの策略にハマり弟と共にサマーキャンプに送られてしまいます。
そして物語は「アダムス家」と「キャンプ場」の二極に分かれます。
地獄絵図のようなサマーキャンプ場
キャンプ場の描写はウェンズデーでなくとも恐怖を覚える。蕁麻疹出そう。
焼けつくような太陽。
澄み切った水。
爽やかな風。
小鳥さえずる大自然の中、あんな暑苦しい指導員がいたとしたら、
殺意しか芽生えない。
いるいる、自分が楽しいと思ってる事は世界中の誰もが楽しいと思ってる奴。
「まぶしい青春の1ページ」を強要するキャンプ指導員に姉弟は完全にアレルギー状態。熱い、いや暑苦しいキャンプの参加者と対照的に、終始仏頂面のウェンズデー。
あのバカテンション共とキャンプしようもんなら誰でもあんな表情になるわ。
最後には暑苦しい連中も豚の丸焼きみたいに棒にくくりつけられて直火でこんがり焼かれてたからスッキリするけど。
もっとホットになっちゃいなよ。
アダムス邸ではフェスターが恋をする
一方邪魔者のいなくなったアダムス邸では、デビーとフェスターのヘンチクリンな恋模様が描かれます。デビーがふと見せる殺人犯の表情がこれ見よがしに怖いのに、恋したフェスターは気付く素振りもありません。
しかしあんなデビーの胸の谷間は反則。男なんてお乳の谷間見せたらイチコロですよ。
祈りも虚しく生まれて初めての恋に髪の先まで(ハゲやけど)どっぷり浸かっちゃったフェスターは、のんきに鼻に棒を突っ込んでデビーのために渾身のボケをかます。
おい。
そんな下品なギャグが年頃の女性にウケると思ったら大間違…………
ウケるんですよコレが。
年頃だろうが年増だろうが、おもろいもんはおもろい。うまいもんはうまい。
映画【アダムス・ファミリー2】の感想一言
オチがバレバレのエンディングだけがちょっと残念なんですよね~。エンディングはベタな方がいいのかも知れないけど。
欲を言うならもう一回くらい爆笑したかった感じ。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。
1991年/アメリカ/監督:バリー・ソネンフェルド/出演:ラウル・ジュリア、アンジェリカ・ヒューストン、クリスティーナ・リッチ、ジミー・ワークマン、クリストファー・ロイド注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず[…]