2009年/アメリカ/監督:クエンティン・タランティーノ/出演:ブラッド・ピット、イーライ・ロス、ティル・シュヴァイガー、ギデオン・ブルクハルト、B・J・ノヴァク、オマー・ドゥーム/第82回アカデミー助演男優賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
ブラッド・ピットって、ただのイケメンやと思ってたら痛い目みる俳優ですよね?
イケメンであることが間違いというか…。
【リバー・ランズ・スルー・イット】とか【セブン・イヤーズ・イン・チベット】が嘘ピットなんですよ。【トゥルー・ロマンス】とか【バーン・アフター・リーディング】が真ピットな訳で。
1992年/アメリカ/監督:ロバート・レッドフォード/出演:クレイグ・シェイファー、ブラッド・ピット、トム・スケリット、ブレンダ・ブレッシン、エミリー・ロイド、スティーヴン・シェレン、ニコール・バーデット、エディ・マックラーグ/第6[…]
1993年/アメリカ/監督:トニー・スコット/出演:クリスチャン・スレーター、パトリシア・アークエット、デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマン、サミュエル・L・ジャクソン、ヴァル・キル[…]
あの甘いマスクさえなければ、私としては多才でアクの強いダン・エイクロイドやダニー・デヴィートくらいのポジションに推します。
なまじイケメンすぎるせいでアイドル的に奉られていることには違和感しかない。絶対ホンマは変な奴やと思う。いい意味でよ?
そしてまた抜群の存在感でクエンティン・タランティーノ監督(以下、タラちゃん)のおもろい映画に出てくれてます。
映画【イングロリアス・バスターズ】のあらすじザックリ
タイトルの意味を考察するのは止めました
英語が分からないなりに、頑張ってタイトルの意味とかそこに映し出されるテーマとかを読み取ろうとしたりしますけど、【イングロリアス・バスターズ】に関してはすっぱり諦めました!
絶対わからん!
なんでも超映画オタクのタラちゃんがイタリアだかどっかのB級映画からパクったんだとか。
大体“Inglourious Basterds”なんて単語はなく、完全にタラちゃんの造語。
一応作中の第2章のタイトルが「Inglourious Basterds(名誉なき野郎ども)」となっていますがこれも意味不明。
作中に出てくるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる秘密特殊部隊の「バスターズ」は恐らく、「駆除屋」や「退治人」の意味をもつ「Busters」のはず(【ゴーストバスターズ(Ghostbusters)】と一緒)。
1984年/アメリカ/監督:アイヴァン・ライトマン/出演:ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミス、シガニー・ウィーバー、リック・モラニス、アーニー・ハドソン、アニー・ポッツ、ウィリアム・アザートン注※このサイ[…]
さらには「くそ野郎」の意味の「BASTARD」の綴り遊びとの説もあって…。
いや綴りが違うとかそんな細かいのもう止めて!
…まあいいや。
タラちゃんの考えることなんて一生理解できひん。
たぶんタラちゃん自身も「分かる奴(ごく少数)にしか分からない」ことをちょいちょい仕込んでほくそ笑んでるタイプでしょ。
思惑にはまっといてあげましょう。
はい、タイトル【イングロリアス・バスターズ】の意味は、よく分かりません!
グロくないってば。今回も華麗に主要人物が死んでいく
タラちゃん作品は全作鑑賞していますが、バイオレンスとかホラーとかスプラッターとか、「怖い系」の映画はまったく受け付けない私が、どの作品も楽しく視聴することができました。
耳切り取られたり、頭蓋骨斬られたりするのにですよ?
どの作品も総じてなぜか笑えてしまう。時に爆笑するほどに。
コーエン兄弟の作品と同じく、人がばっさばっさ無惨に殺されていくというのに、全然怖くないんですよね。後味もすっきりだし。
公開当時、アメリカでは大ヒットを記録した【イングロリアス・バスターズ】でしたが、日本では余り振るわなかったそうです。
ばっさばっさ人が殺されたり、ナチスの額に鍵十字掘ったりする描写のグロさが日本人に合わなかったことが要因の一つとされていますが、こんな私でも全然グロく感じなかったけどなあ?
意外とブラッド・ピットが生き残る
なんとなく「ナチスを扱った復讐劇」ってことで、
全員死ぬ系のやつかな?
って思ってましたけど、意外とブラッド・ピットが生き残った上にオチに使われるという…。
まあ、これが本来のブラッド・ピットの使い方ですよ。ええ感じ。
本作でアカデミー助演男優賞を獲得したナチス親衛隊の“ユダヤ・ハンター”ランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)と、レイン中尉とその部下が繰り広げる「オチの数分」はちょっとネタ色濃すぎて笑うしかないんですけど。
そしてナチスを扱ってるというのにアドルフ・ヒトラー総統(マルティン・ヴトケ)の存在感の無さよ。
映画【イングロリアス・バスターズ】の感想一言
当たりはずれの差が大きいタラちゃん監督作の中で、「当たり」の方の映画だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。