- 近未来
- 2026年1月3日
1986年/アメリカ/監督:ティム・バートン/出演:ロバート・キャラダイン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、レナード・ニモイ、ヴァレリー・バーティネリ、ジョゼフ・メイハー、シェリー・デュヴァル
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

あの伝説的名画【ビートルジュース】を生み出す直前のティム・バートン監督作品。
映画ではなくアメリカの「フェアリーテール・シアター」というオムニバスTVドラマシリーズのひとつです。
初期の作品とはいえあれだけ個性の強い監督ともなると、すでに作品のいたる所に“バートン臭”が立ちこめている。
全然面白くはないけど(おい)ティム・バートンが好きな人は観てみるといいかもね、【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】です。
映画【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】のあらすじザックリ
“バートン臭”がありありと見てとれる場面
ディズニーアニメの【アラジン】の記事にも書きましたけど、私アラジンって嫌いです。
いえ、物語そのものではなくて、「アラジン」という人物が嫌いなんです。
そもそも「貧しいけど心優しい青年」というのが一般的にアラジンを形容する常套句ですけど、それって違うと思いません?
「貧しい」って言うけどコイツ、全然働かないんですよ。そら貧しくて当たり前。
ディズニーアニメの方には「生きるために仕方なくパンや野菜を盗むけど、そうやってせっかく盗んだパンも孤児の子供に分けてあげるほど優しい」って描写があるんですけど、それもちゃうでしょ。盗んでどないすんねんな。パン屋も八百屋も生活かかってんねん。苦労してんのが自分だけやと思うなよ。
あまつさえ魔人の力を借りて王女と結婚しようだなんてちゃんちゃらおかしいわ。
世の中なめんな。
働け。
って、思うんです。

【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】でも例に漏れず、アラジン(ロバート・キャラダイン)は働きもせず遊びほうけています。【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】のアラジンにはちゃんと母親もいるというのに、母親が豆といちじくばっかり食べていようがお構いなしですわ。
親の年金で暮らす典型的なパラサイトシングルですね。今はなんて言うの?子供部屋おじさん?
あかんでこんな奴。人としてあかん。
アラジンの悪口書いてたらすらすら筆が進むわ。
もとい。
言うても文学的教養も含めた番組ですから、ストーリー自体はごくスタンダードな「千夜一夜物語」の「アラジンと魔法のランプ」。
さすがのティム・バートンもランプの魔人(ジェームズ・アール・ジョーンズ)をテンション高めのチンピラのように描くくらいしかアレンジはできなかった模様。

そんな縛りがあったであろう中でティム・バートンの個性がいかんなく発揮されているのが、こちらのランプの魔人が奉納(?)されてる洞穴のセット。

手前の植木アートなんて【シザーハンズ】のエドワードの剪定のごとしですよ。
希望としてはここはやっぱりゴジラのカタチに剪定して欲しかったけどね。砂漠にゴジラって。おかしいか。
ちょっと笑った場面「煙見てない」
TVドラマらしく随所に盛り込まれている無茶な展開も楽しい。
どうしてもツッコまずにいられないのが、魔人に頼んでサブリナ王女(ヴァレリー・バーティネリ)を自室にさらってきてもらったアラジンと、目覚めたばかりで何が何だか分かっていないサブリナ王女との掛け合いの場面。
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…はっ!
(寝ている間にアラジンの部屋に連れ去られ、ようやく目覚める)
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ここは…どこ?
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ここは僕の家だよ。僕はアラジン。
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私は…どうやってここへ来たの?
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ピンクの煙でやってきたんだ。


いやいや、「ピンクの煙」て言うけど自分…
煙見てへんやん!!
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私は…どうやってここへ来たの?
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手品だよ。

ててて手品!!!
もうちょっとマシな言い訳ないんかい!
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手品師なのね?

ご納得か!
映画【ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ】の感想一言


国王の宰相が「至近距離から魔人に笑われ続ける」という地獄を味わったり、アラジンとサブリナ姫が魔法のじゅうたんに乗ってカメラ目線でがっつり笑顔を見せてくれたり、面白おかしく観られる作品です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。




