【シャイン】ジェフリー・ラッシュ

【シャイン(1996)】あらすじと観た感想。分かる。分かるで、おとん

【シャイン】ジェフリー・ラッシュ

1996年/オーストラリア/監督:スコット・ヒックス/出演:ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー、アレックス・ラファロウィッツ、アーミン・ミューラー=スタール、リン・レッドグレイウ、ジョン・ギールグッド、/第69回アカデミー主演男優賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【シャイン(1996)】ノア・テイラー
©Shine/シャインより引用

実在するオーストラリアのピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット氏の半生を描いた伝記映画。

主演のジェフリー・ラッシュがアカデミー主演男優賞を始めとするこの年の演技賞を軒並みかっさらって行ったけど、個人的にはデイヴィッド・ヘルフゴッドの「青年期」を演じたノア・テイラーの方が印象に残ってます。

 

【シャイン(1996)】です。

 

 

 

映画【シャイン(1996)】のあらすじザックリ

ピアノの才能に恵まれた少年デイヴィッドはアメリカ留学の話を薦められるが、経済的な理由と家族が離れ離れになることを許さない厳格な父親が断ってしまう。しかし再びイギリス王立音楽院に奨学金で留学する話が持ち上がり、デイヴィッドは父親の反対を押し切ってロンドンへ渡る。

 

 

我が子の才能を伸ばすには?

伝記映画にありがちな「脚色の濃さ」が少々目立つような気はするものの、差し当たって主人公のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴット氏が“統合失調感情障害”という症状に悩まされていたことは間違いないようです。

今現在も患っているのかどうかは知らんがな。

 

映画の中のデイヴィッド少年が“統合失調感情障害”を患うきっかけを作ってしまったのは、彼の実の父親ピーター(アーミン・ミューラー=スタール)。

【シャイン(1996)】アーミン・ミューラー=スタール
©Shine/シャインより引用

苦労して手に入れたバイオリンを厳格な父親の手で叩き壊された過去を持つピーターは、自分の子供たち(特にデイヴィッド)を一流の音楽家に育てようと躍起になっていました。ピーターの教えは大変厳しいものでしたが、その甲斐あってデイヴィッドはピーターの期待通りの天才ピアニストへと成長してゆきます。

デイヴィッドのピアノの才能が花開いてゆくにつれ、彼の周囲には色んな人々が集ってきます。著名なピアニストが彼を教えたいと名乗り出てくるし、アメリカやイギリスからもお呼びがかかる。

【シャイン(1996)】ジェフリー・ラッシュ
©Shine/シャインより引用

それらすべての幸運を撥ねつけたのは、息子デイヴィッドを心から愛するはずの父親、ピーターだったのでした。

 

親のエゴを捨てられるか

【シャイン(1996)】ってね、私はあんまり面白いと思えなかったんですよ。

冒頭にも書いたとおり世界中で評価されたジェフリー・ラッシュの演技もそれほど凄いものでもないし、この映画を観るまで「デイヴィッド・ヘルフゴッド」って言う人も知らなかったし。

【シャイン(1996)】ジェフリー・ラッシュ
©Shine/シャインより引用

ただ見どころをひとつだけお伝えするなら、あらゆる面でデイヴィッドの障壁(?)となるピーターの「親としての愛」について考えながら観てみると、少し面白くなるのかも知れません。

 

ピーターはですね、家族を愛しているんです。

本当に、心の底から、愛しているんですね?

でもヘタレだから(嘘です。本当は強制収容所で家族を失ったトラウマがあるから)、離れるのが嫌なんです。「離れる」というのはもちろん物理的な意味でね?離れてしまうと家族じゃなくなると思ってるんです。そんなわけあるかい。でもピーターは、誰よりも家族を愛しているのに、「離れていても家族はひとつ!」という考えに至ることができないんです。

だからデイヴィッドを絶対離さない。絶対自分のそばに置いておく。アメリカへ留学もさせない。イギリスへ進学も許さない。

【シャイン(1996)】ジェフリー・ラッシュ
©Shine/シャインより引用

こうして追い込まれていった結果、デイヴィッドは精神に異常をきたしてしまうワケなんですけど、でももしかしたらピーターに限らずこんな親っていっぱいいますよね?

かく言う私だって、もしも自分の子供が私の想像もつかない大きな世界へいざ飛び出そうという時、「いってらっしゃい」とあっさり言えるかどうか疑問ですよ。そりゃ誰だって子供の成功を一番近くで見たいじゃないですか。「県外の大学行くから一人暮らしさせてくれ」って言われるだけでも嫌やわ。「家から通え」って言うわ。

 

ここで子供にとって最良の選択は何なのかってことを真っ先に考えられる親になりたいけど、なかなかそうは行かないかも知れませんよね。

 

 

映画【シャイン(1996)】の感想一言

【シャイン(1996)】ジェフリー・ラッシュ
©Shine/シャインより引用
朱縫shuhou

デイヴィッド・ヘルフゴッドの半生は、2015年にもドイツ・オーストリア・スウェーデン合作で【デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり】というタイトルで映画化されています。

幼少期から統合失調感情障害を克服するまでを描いた【シャイン(1996)】に対して、【デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり】はデイヴィッドの終生のパートナーとなる妻ギリアンとの物語になっています。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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