1973年/アメリカ/監督:シドニー・ポラック/出演:バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード、ブラッドフォード・ディルマン、ロイス・チャイルズ、パトリック・オニール、ジェームズ・ウッズ/第46回アカデミー劇映画作曲・歌曲賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
いやあ分からん。
終始分からん映画なんですよね、これ。
何が分からんのかと聞かれて色々ある中からひとつ挙げるとするならコレやね。
昔の恋人に会って涙目になる?
私は120%涙目になんかならない自信があります。会っても「元カレや」と認識できない可能性なら大いにある。だって別れたってことはもう今後の自分の人生にソイツは不要ってことでしょ?別れた瞬間メールも手紙も記憶も棄てますやん。え?未練?未練ってナニ?どれほど複雑な別れ方したとしても未練なんてタレたことないわ、そんなん次の恋人に失礼やん。
まあ所詮私ごときに純愛系ラブストーリーなんて理解できひんのですよ。
本日の映画【追憶(1973)】を一生懸命鑑賞してみたところで「ロバート・レッドフォードかっこええなあ…」くらいの浅い感想しか残らへんもんね。
映画【追憶(1973)】のあらすじザックリ
まったく伝わってこなかったケイティーの恋心
学生運動に熱を上げる強い意志を持った天然パーマの女の子ケイティー(バーブラ・ストライサンド)。
いつもしかめっ面で校内を走り回っている彼女に「今日も頑張ってんなあ!」と声を掛けるのは、同じ大学に通うハベル・ガードナー(ロバート・レッドフォード)。ありとあらゆるスポーツをこなすうえに物書きの才能も持つ人気者。
別の意味で大学の有名人だった2人は、当然互いの存在は知ってるものの取り立てて親しくなることもなく、ついに卒業の日を迎えます。
数年後。世の中は第二次世界大戦の真っただ中。
ケイティーはニューヨークの酒場で軍服に身を包んだハベルと再会します。
久しぶりね。
コーヒーでも飲みに、うちに来ない?
あ、なに?
自分もしかしてハベルのこと好きやったん?
なんやねんな急に。
全然そんな感じやなかったやん。
「親友」と呼ぶならセックスはすな
政治にしか興味がなさそうに見えたケイティーが実はハベルに恋をしていて、人気者で才能あるハベルもなぜか頑ななケイティーに惹かれ、めでたく2人が結婚するにいたるという展開は、彼らの中で一体どんな化学反応が起こっているんだかよく分かりません。
ラブストーリーって視聴者の共感を呼ばないとダメなんじゃないの?
ケイティーとハベル、どちらの立場に立って考えても、どうして彼らが惹かれ合ったのかが全く伝わってきません。
2人の気持ちに寄り添えなくて困惑しているところへ、ハベルから距離を置かれたケイティーがハベルに向かってひと言、「あなたは唯一の親友よ」なんて抜かしよる。
いやないって。
【恋人たちの予感】でビリー・クリスタルも言うてたやろ?「セックスが絡んでくる限り男女の友情はない」って。
1989年/アメリカ/監督:ロブ・ライナー/出演:ビリー・クリスタル、メグ・ライアン、キャリー・フィッシャー、ブルーノ・カービー、スティーブン・フォード注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてま[…]
この場合にしても「親友なの!」って言うたあとに堂々とご結婚されてますからね、ケイティーとハベル。ほれみろ結局そうなるんやん。
一度でも「男」と「女」になってしまったらもう「親友」の線は消えたと思った方がいいよ。
て何の話ししてるか分からへんなってきた。
映画【追憶(1973)】の感想一言
もうひとつ、ケイティーの言動で胸くそ悪いシーンがあるんですよね。
ケイティーの妊娠中、ハベルは元カノと浮気をしてしまいます。風の噂で夫の浮気を知ったケイティーはすっかりやさぐれ、妊娠中にもかかわらずパッカパッカタバコを吸い始めるんですよ。
ちょっと待てと。
お前が浮気されようが離婚しようが知ったこっちゃないけどお腹の子供に罪はないやろ。
とどのつまり私にとって【追憶(1973)】は、バーブラ・ストライサンドが歌うアカデミー歌曲賞を獲った主題歌“The Way We Were(追憶)”以外の魅力がよく分からない映画だということです(あとロバート・レッドフォードはカッコええ)。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。