2006年/アメリカ/監督:ナンシー・マイヤーズ/出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、イーライ・ウォラック、エドワード・バーンズ、ルーファス・シーウェル、シャニン・ソサモン
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
再婚したのは35歳だったと思います。そこら辺に転がってたゴリラ(夫)を拾ってきて適当に再婚したんであんまり覚えてないんですけど。
ちょうど本日の映画のキャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットと同年代。
30歳超えて仕事も趣味も充実してきて、40歳までにはぼちぼち結婚でもしたいなあ~なんて思い始める35歳くらいで彼氏に振られたり別れたりするとホント焦るんですよねえ~。
結婚はいつでもできるけど子供を産める年齢には限界があるしねえ~。
せいぜい35歳くらいで私のように妥協して適当に結婚しないとあっという間に40歳ですよお~。
こんな【ホリデイ】みたいな出会いは現実にはあり得ませんよお~。
映画【ホリデイ】のあらすじザックリ
「ホームエクスチェンジ」で出会った2人
とある会社のクリスマスパーティーの日。片想いしている同僚のチャラ男に3年間もいいように利用されてきたアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、そのチャラ男が別の女と婚約したことを知ってついに決定的に失恋。
ガス自殺でもしたろかい!ってくらいに打ちのめされたアイリスが、どこか遠くへ消えてしまいたいと思ってすがりついたのが「ホームエクスチェンジ」制度でした。
参考 ホームエクスチェンジ=お互いの家を交換し合い旅行する旅のかたちのこと。旅行する際に、自分の滞在予定地に住んでいる者が、同じ日程で自分の居住地への旅行を計画していることで成り立つ。
そしてこのホームエクスチェンジのサイトを通じてイギリスの田舎にたたずむメルヘンなアイリスの家を気に入ったのが、ロサンゼルスで映画の予告を製作する会社を経営するアマンダ(キャメロン・ディアス)。
アマンダは若い女に彼氏を寝取られ破局するものの、不幸な生い立ちと負けず嫌いの性格から一滴の涙も出ない自分に嫌気がさして、ロサンゼルスを離れようとします。
同年代で似た境遇の負け犬女子2人はすぐさま意気投合し、翌日にはお互いの家を入れ替え、イギリスの小さな村と大都会ロサンゼルスでのしばしの休暇 が始まるわけです。
アマンダ:甘くときめくラブロマンス
【ホリデイ】が公開された当時って、キャメロン・ディアスごり推しの風潮が凄かったような。ロマコメの女王と呼ばれたメグ・ライアンが第一線を退いて、空いた穴にキャメロン・ディアスが無理やり押し込まれた感じ。
パンプスで雪道を歩いていると頭上に雪が落ちてきてたり、誰もいない部屋で百面相しながら犬とたわむれたり、「ん~もう!ドジなあたしってサイテー!」みたいなひと昔前の少女漫画的ノリは、「キャメロン・ディアスのファンサービス感」が出過ぎでちょっとさぶい。
結局孤独に耐え切れず「やっぱりロサンゼルスにかーえろ!」と思っていたアマンダのもとへ、妹が見知らぬ人と家を取り替えていることなど知る由もないアイリスの兄のグレアム(ジュード・ロウ)が訪ねてきます。
はいアマンダ、出会った瞬間ロックオン。
そりゃ失恋旅行にやってきたその晩、いきなりジュード・ロウと出会えたらテンション上がるわいな。いやしかしいくらテンションが上がったからって出会っていきなり「セックスしない?」はないけども。
35歳も過ぎると貞操観念もへったくれもあったもんじゃなくて笑える。
ただしセックスの相性はべらぼうに良かったらしく、行為後にグレアムが吐き散らかしたお言葉がこちら。
そのセリフは体だけなのかすべてにおいてなのか悩むからおやめなさい。
セックス、からの、学生みたいな純愛
この2人はセックスしてからが面白い。
私があなたにとってゆきずりの女やってことは分かってる!
休暇が終わったらロサンゼルスに帰るし帰ったら二度と会わへんしこの事は忘れて!
わわわ…わかった!
ほな僕もちょっと忙しいから帰るわ!
お互いに大人な対応をしようするあまり逆にギクシャクして、まるで思春期の少年少女みたいになってしまうんですよね。ヤることヤッといて、ねえ?
この描写は大人になってから観るとすごくよく分かります。お互いのことを知らないままでもただセックスすることはできるけど、相手の立場とか環境とか考え出してしまうと「好きになっちゃった」とはなかなか言い出せなくなるものですよ。
思春期の恋愛はセックスまでの道のりが険しい。大人の純愛はセックスからの道のりが険しい。
年代によって変化する恋愛の傾向がよく分かる、説得力のある描写だと思います。
アイリス:心温まるヒューマンドラマ
一方こちらはロサンゼルスのアマンダの豪邸(プール付き)にやってきた傷心のアイリス。
アイリスの物語はラブロマンスというよりは、ここで出会った人達の温かみに触れて心が癒され本来の自分を取り戻して行くヒューマン・ドラマといった感じ。
元ハリウッドの脚本家アーサー(イーライ・ウォラック)にこう言われ、人目もはばからず号泣するアイリスに心を打たれます。頑張りすぎたらあかんで。
そんなアイリスと恋に落ちる映画音楽作曲家マイルズ(ジャック・ブラック)は、アウディのオープンカーを駆って颯爽とアマンダの豪邸へやって来る。
そう、ジャック・ブラックの癖にオープンカーで颯爽と。
なんやこの映画は、ジャック・ブラックがなぜか二枚目に見えるぞ?高級車マジックか?
マイルズおすすめの映画一覧
ここらでひとつ、レンタルビデオショップでデート(?)中、マイルズがアイリスに勧めてくれる映画を挙げておきます。
どれもこれも鉄板の名作映画をヒョイヒョイと拾ってはテーマ曲をくちずさみ、アイリスを笑顔にしてくれるマイルズ。さすが映画関係者。
やっぱりおかしいなこの映画、ジャック・ブラック男前すぎるやんけ。
アマンダとアイリスとグレアムとマイルズ:仲良く年越し
クリスマスは交換した家でそれぞれの休暇を過ごし、いよいよ大晦日。
グレアムの自宅には休暇を終えて帰ってきた妹のアイリスとその恋人マイルズ、そしてロサンゼルスに戻る日程を伸ばしたアマンダの姿がありましたとさ。
映画【ホリデイ】の感想一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。