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【ヒッチコック】あらすじと観た感想。実はとっても一途だった巨匠

【サイコ】のシャワーシーン実演ヒッチコック 伝記

2012年/アメリカ/監督:サーシャ・ガバシ/出演:アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・ビール、ジェームズ・ダーシー、マイケル・スタールバーグ

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【サイコ】が大成功した時のヒッチコック

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

“サスペンスの神様”アルフレッド・ヒッチコックの伝記映画。

すでにイギリスで成功し、ハリウッドでも名を馳せるようになっていたヒッチコックの、名作【サイコ】を生み出すまでの経済的な奮闘や私生活での葛藤が描かれています。

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アルフレッド・ヒッチコックを演じたのは、腹やら首回りやらに過剰なまでの詰め物をして寄せてきたオスカー俳優アンソニー・ホプキンス

 

しかしアンソニー・ホプキンスがヒッチコックってねえ…。

いくら特殊メイクをほどこしたって最初はちょっと違和感ありましたよ。だって基本的に2人の顔の系統って全然違いますやん?

ところがどっこい、終わってみればアンソニー・ホプキンスがヒッチコックにしか見えない不思議よ。

オカルトか。

オカルト映画かこれは。

 

見た目の違和感なんて特殊メイクと演技力で何とでもなるもんですねえ~。

【ヒッチコック】です。

 

 

 

映画【ヒッチコック】のあらすじザックリ

次回作の原作を探し始めたヒッチコックの目に留まったのは、エド・ゲイン事件にヒントを得たスリラー小説『サイコ』だった。シャワー中の殺害シーンなどの前代未聞の演出は、アメリカでは上映できないとまでいわれるが、ヒッチコックは私財を投げうって映画の製作を進めるのだった。

 

 

ヒッチコックVSパラマウント映画、映倫

“サスペンスの神様”アルフレッド・ヒッチコックの、晩年のちょっぴりシュールな物語。

 

50を超える名作を生み出し映画界に多大な貢献をした巨匠が、「私はハリウッドに嫌われている」とつぶやく場面では、なんとも言えないセンチな気分になってしまいます。

かのヒッチコックが、実はアカデミー監督賞を一度も受賞していないことは有名ですが、本人がそれを気にしていたというのが本当だとしたらいたたまれない。

そんなの気にしたらあかんでヒッチ。

大体アカデミー会員なんてSFとかサスペンスとか嫌いだしさ。色んな権力者への忖度が働いてるしさ。

オスカー像があろうがなかろうが、紛れもなくあなたは天才。

アルフレッド・ヒッチコック

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

 

【ヒッチコック】で描かれているのは、すでに【レベッカ】でアカデミー最優秀作品賞を獲得し、【裏窓】【北北西に進路を取れ】というヒット作を手掛けたあとのヒッチコックですから、結構権力にあぐらをかいた傲慢な彼が映し出されるのかと思っていました。

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しかしいざふたを開けてみれば、これほどの巨匠であっても意外と周囲は敵だらけの事実にただただ驚かされるばかり。

映倫検閲官が殺人シーンやシャワーシーンにやかましいのはまだ納得いくにしても、パラマウント映画の社長までもがヒッチコックに非協力的であったのには特に驚きました。

 

まあ(公開当時)大コケした【めまい】の次の次の映画とあって、配給会社としては慎重にならざるを得ないのは分からなくもないですけど…。

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“サスペンスの神様”アルフレッド・ヒッチコック

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

ヒッチコックがたった一人で色んな障害と戦いながら、苦労して【サイコ】という名作を生み出してくれたのが分かる映画です。

映画史上初めて「トイレ」が映し出されたことや、ヒッチコック自身の声による劇場鑑賞時の注意事項の放送など、【サイコ】にまつわる有名なエピソードがこれでもかと盛り込まれていて、ヒッチコックを知らない人も彼に興味が沸く魅惑の仕上がりになっているのではないでしょうか。

 

 

離婚歴なし!生涯最初の妻アルマと添い遂げたヒッチコック

私は【ヒッチコック】を観るまで、ヒッチコックが生涯一度きりしか結婚していないことを知りませんでした。金髪女優好きであることは有名なので、勝手に4~5回は結婚・離婚を繰り返してるような気がしてましたわ。

妻のアルマ・レヴィル(ヘレン・ミレン)も業界人(助監督・脚本家・編集技師)だったんですね。

ヒッチコックの妻アルマ・レヴィル

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

さきほどヒッチコックが「たった一人で戦った」と書きましたが、彼女だけは例外。

 

金髪女優の尻を追っかけ回してるヒッチコックの妻を長年務めるだなんて、彼女も我慢を強いられることが多々あったことでしょう。

しかしヒッチコックが高熱(過労?)で倒れた時、夫に成り代わって颯爽と【サイコ】の撮影現場を仕切るアルマを見ると、彼女以外の何者にも「ヒッチコックの妻」なんて大役は務まらないであろうことがうかがい知れます。

かと言って出過ぎることなく、公の場には一切姿を見せず、陰ながら夫を支える。

そうなんだ~。

ヒッチコックにはこんなに素晴らしい妻がいたんですねえ。

 

金髪大好き「ヒッチコック・ブロンド」

映画の中にも「ヒッチコック・ブロンド」という言葉が出てきます。

彼の映画の主演女優がそろいもそろってみんな金髪美女であることをあらわした言葉ですが、中でも【ヒッチコック】では、のちのモナコ公妃となるグレース・ケリーへの並々ならぬ愛情が感じられます。

すでにモナコ公妃となったグレース・ケリーに、「あと1本だけ!」と言って密かに【サイコ】の主演を打診してみようとする描写があるくらい。

無理だっての。

 

ジャネット・リーもアンソニー・パーキンスも似すぎ

ところで【サイコ】の主人公マリオンを演じたジャネット・リーにはスカーレット・ヨハンソン、もう一人の主人公ノーマン・ベイツを演じたアンソニー・パーキンスにはジェームズ・ダーシーが起用されとりますがね、これがもうビックリするくらい似てる!

ジャネット・リーに扮するスカーレット・ヨハンソン

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

ヴェラ・マイルズジェシカ・ビール)も似てるけどこの2人がダントツ。

今までスカーレット・ヨハンソンがジャネット・リーに似てるなんて思ったことなかったけど、アンソニー・ホプキンスのヒッチコックを差し置いて、余りの再現度の高さに感動しました。

ヅラとメイクが良かったんかな?

 

ジェームズ・ダーシーも、アンソニー・パーキンスの息子さんかと思ったわいな。

ジェームズ・ダーシー扮するアンソニー・パーキンス

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

 

 

映画【ヒッチコック】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

ラストでは次回作【鳥】の製作が示唆されます。

 

せっかくアルマと仲直りしたというのに、ヒッチコックは次回作【鳥】で、またも主演女優ティッピ・ヘドレンのケツを追っかけ回すんですよね~。

アルマの苦労は尽きませんよ。

次回作【鳥】についての匂わせ

©Hitchcock/ヒッチコックより引用

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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