【狼男(1941)】

映画【狼男(1941)】あらすじと観た感想とベラ・ルゴシ

1941年/アメリカ/監督:ジョージ・ワグナー/出演:ロン・チェイニー・ジュニア、クロード・レインズ、ウォーレン・ウィリアム、ラルフ・ベラミー、マリア・オースペンスカヤ、イヴリン・アンカース

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【狼男(1941)】
©The Wolf Man/狼男より引用

【魔人ドラキュラ】【フランケンシュタイン(1931)】を手掛けたユニバーサル・ピクチャーズによるクラシックホラーの古典。

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主演はサイレント時代の怪奇映画の大スター、ロン・チェイニーの息子ロン・チェイニー・ジュニア

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親子揃ってモンスターに扮し後世に名を残してます。

【狼男(1941)】です。

 

映画【狼男(1941)】のあらすじザックリ

名門タルボット家の次男ラリーは、一目惚れした骨董屋の娘グエンとその友人ジェニーと共にジプシーの占い師の元に出かける。ジェニーの占いの間沼を散策していたラリーとグエンは、彼女の悲鳴を聞き駆け付ける。ラリーはジェニーに襲い掛かる狼を銀のステッキで殴り殺す。翌朝、占い師は死んでいて、狼に負わされたラリーの傷はなくなっていた。

名家の次男、狼に変身

タルボット家の次男坊、ラリー・タルボット(ロン・チェイニー・ジュニア)は、長男が亡くなったため跡を継ぐべく父ジョン・タルボット(クロード・レインズ)が暮らすタルボット城へ帰ってきます。

【狼男(1941)】
©The Wolf Man/狼男より引用

ジョンの望遠鏡で町を覗いていたラリーは、骨董品屋の娘に一目惚れ。早速町へ行き骨董品屋を訪れると、「いらっしゃい」と言ってさきほどの娘さんが現れました。

ラリーが銀の柄に狼と星型の細工がされているステッキを手に取ると、娘さんはこう言います。

娘さん

狼と五線星形は狼男の象徴で、狼男というのはある時期狼に変身する人間のことです。

「清らかなる心の男が祈りを捧げる トリカブトの咲く月夜に狼にならんことを」という古い詩があります。

狼の犠牲になる人の手の平には星型が浮かび上がると言いますわ。

【狼男(1941)】には「原作」がありません。

こういった人々の伝説から着想を得たオリジナルストーリーで、「満月の夜に変身する」「銀が弱点」という現代では当たり前に語られる狼男の特性を大衆化させた映画です。

 

ラリーは(ナンパついでに)銀の狼のステッキを買ったうえで、娘さんと今夜一緒にジプシーの占いに行く約束を取り付けます。

【狼男(1941)】
©The Wolf Man/狼男より引用

その晩、ラリーが骨董品屋の娘グエン(イヴリン・アンカース)を迎えに行くと、グエンは友人のジェニー(フェイ・ヘルム)と二人で待っていました。三人はさっそく沼地の近くでテントを張っているジプシーの元を訪れ、そこで悲劇に見舞われるのです。

占い師ベラは【魔人ドラキュラ】のベラ・ルゴシ

ジプシーの占い師ベラを演じているのは【狼男(1941)】と同じユニバーサル・ピクチャーズの【魔人ドラキュラ】でドラキュラ伯爵を演じたベラ・ルゴシ

そして彼こそが狼男。

【狼男(1941)】

助手

えっ?

ラリーじゃないの?

ラリーは最初は正真正銘の人間なんですよ。

しかし狼男に変身したベラに襲われていたジェニーを助けようとしてステッキの銀の柄でベラを殴り殺してしまったため、狼男になっちゃうんです。

狼男ってこんな風にドラキュラみたいに伝染して行くんだっけか。演じたのがベラ・ルゴシだけに。

違和感ない狼男のメーキャップ

ラリーの変身シーンの特撮と狼男のメーキャップは、当時としては画期的な技術が駆使されています。

【フランケンシュタイン】でボリス・カーロフに怪物メイクを施したハリウッドの天才メーキャップアーティスト、ジャック・ピアースの手による狼男のメーキャップは、今観てもどこが“継ぎ目”か分からないほど精巧。

【狼男(1941)】
©The Wolf Man/狼男より引用

変身した時のラリーはヤクの毛皮で作られたコスチュームを着てたんだってさ。

映画【狼男(1941)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

愛するグエンの友人ジェシーを助けたことで月夜に狼男に変身する宿命を背負うことになってしまったラリー。
可哀想なことに、ワンマンな父親ジョンの期待に応えようとするラリーは本当に“清らかなる心”の持ち主なんですよ。一目惚れしたグエンに会いに行ったとて無理矢理襲い掛かったりはしませんしね。
それが狼男に変身してしまったら一変。
相手がジョンであろうとグエンであろうと誰彼構わず襲い掛かる獣と化してしまうなんてさ。
 
霞みがかるノスタルジックな雰囲気のクラシックホラーの魅力に、悲哀に満ちた優しいラリーと野生の本能剥き出しの狼男を演じ分けたロン・チェイニー・ジュニアの演技力が加わって、モンスター・ホラーの代表作に数えられる映画です。

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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