【フレンチ・コネクション】ポパイのカーチェイス

【フレンチ・コネクション】あらすじと感想。緊迫のカーチェイス!

【フレンチ・コネクション】ポパイのカーチェイス

1971年/アメリカ/監督:ウィリアム・フリードキン/出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロビアンコ、フレデリック・ド・パスカル、マルセル・ボズフィ、エディ・イーガン/第44回アカデミー作品・監督・主演男優・脚色・編集賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【フレンチ・コネクション】ポパイとクラウディ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

フランスからニューヨークへ、40gの麻薬が密輸された実際の事件をモデルにした映画。

麻薬組織を追う刑事の執念も凄まじければそれをかいくぐろうとする敵もさるもの、「そんなこと誰が思いついたんや」って度肝抜かれる手段でブツを運びます。

 

敵が強大であればあるほど立ち向かう主人公の魅力も倍増されるのが世の常で、お世辞にも“正統派二枚目俳優”とは呼べないジーン・ハックマンがしこたまカッコよく見えて我が目を疑うポリス・アクション、【フレンチ・コネクション】です。

 

 

 

映画【フレンチ・コネクション】のあらすじザックリ

熱血漢で事件解決のためなら強引な捜査も厭わないニューヨーク市警麻薬対策課の“ポパイ”ことジミー・ドイル刑事。ある夜相棒のクラウディとバーで飲んでいるとマフィアとつるむ不審な若い夫婦を発見。ポパイとクラウディは許可を得て夫婦の監視を始める。

 

 

ジーン・ハックマンが走る!追う!追い詰める!

冒頭からいきなりジーン・ハックマンをdisってる感じで書きましたが、自慢じゃないけど私はジャック・ニコルソンの次くらいにジーン・ハックマンが好きです。マーロン・ブランドと同率2位くらい。

でもジャック・ニコルソンと同じくジーン・ハックマンの魅力は「見た目」ではないのであのような書き方になりました。背は高いけどハゲだし。“二枚目俳優”とは言い難い。

【フレンチ・コネクション】ジーン・ハックマンとロイ・シャイダー
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

そんなジーン・ハックマンが【フレンチ・コネクション】で演じたジミー・ドイル(通称「ポパイ」)が教科書通りの模範的な刑事であるワケない。

荒っぽい捜査はお手の物、なんやったら荒っぽすぎて過去に同僚を死に追いやった経験あり。メタボ予備軍のお腹でボテボテ(メタボっぽいのにめっちゃ速い)走る。チャリで走行中の若いお姉ちゃんのケツにみとれたあげく家に連れ込んだりする。

それなのに失神するほどかっこいい!!

 

頼みの綱は自分の勘と相棒クラウディだけ

…?

あ、すみません。
失神してました。

 

麻薬対策課というのは殺人みたいに事件が向こうからやってきてくれるわけではありませんから、自分の勘だけを頼りにとにかく怪しいと踏んだ場所や人に張り付いて情報を集めるしかないんですね。

ポパイが信じるのは「勘」、そして荒っぽいポパイをいつでも冷静にサポートする相棒クラウディ(ロイ・シャイダー)。

【フレンチ・コネクション】ジーン・ハックマンとロイ・シャイダー
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

数あるバディもののポリス映画の中でも【フレンチ・コネクション】のポパイ&クラウディはかなり良い塩梅 あんばいのコンビネーション。心身ともに相当消耗するであろう麻薬捜査を、時に暴力的に、時にユーモアも交えつつ、適度に発散しながらこなしてます。

麻薬の売人に対して大袈裟に芝居がかって尋問するポパイを見て笑いをこらえきれないクラウディが子供のようでプリティーベイベー。

【フレンチ・コネクション】ポパイ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

 

2人は行きつけのバーで不自然に羽振りの良すぎる若い夫婦をロックオン、早速尾行を開始します。

理由は、「なんか怪しい」だけ。

 

 

約6分も続く映画史に残るカーチェイス

【フレンチ・コネクション】では、とにかくポパイが様々な手段でずっと誰かを追っかけています。

サンタのコスプレのまま猛ダッシュで売人を追い、怪しいボカ夫婦を盗聴し、地下鉄で麻薬王シャルニエ(フェルナンド・レイ)を尾行し…。

【フレンチ・コネクション】
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

その最たるものがシャルニエが差し向けた殺し屋ニコリ(マルセル・ボズフィ)をポパイが追うカーチェイスの場面。

電車に乗って逃げたニコリを追って高架下の道路を電車と並走するというなんとも暴力的な追跡劇。

【フレンチ・コネクション】カーチェイス
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

普通の刑事なら危険すぎて一旦追跡を諦め犯人を泳がせるのでしょうが、頭に血が上ってるポパイはそうは行きません。

朱縫shuhou
あと数ミリずれたら大事故やで?!

スレッスレの距離感で車や障害物をかすめながら電車を追います。

CGなんて一切ございませんで、約6分間も続く(←計った)スピード感あふれるこの場面は、何回観てもポパイと一緒に体が右へ左へ動いちゃう。下手な遊園地のアトラクションよりよっぽどスリル満点。

しかもこのカーチェイス、ほとんどスタントなしでジーン・ハックマン自らがハンドルを握ってると言うから二度ビックリ。

 

地下鉄での知能戦も必見

そうやって真っ昼間のダウンタウンを駆け抜けるだけが尾行じゃない。

伝説的カーチェイスが「動」なら地下鉄でのシャルニエとの攻防は「静」

地下鉄に乗ろうとするシャルニエを密かに追ってきたポパイは、今度は駅の雑踏に紛れて気配を消しながら監視します。

【フレンチ・コネクション】ジーン・ハックマン
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

シャルニエが動けばポパイも動き…。

シャルニエが電車に乗ればポパイも乗り…。

【フレンチ・コネクション】フェルナンド・レイ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

シャルニエが降りたらポパイも降り…。

【フレンチ・コネクション】ジーン・ハックマン
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

シャルニエがゴミだけ捨てて再び乗り込めばポパイも乗り込み…。

【フレンチ・コネクション】フェルナンド・レイ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

シャルニエが閉まりかけたドアを制して再び降りればポパイも慌てて降り…。

朱縫shuhou
コイツ気付いてておちょくってんのか!

ってツッコんでやろうと思ったところでポパイだけを駅に残して電車は発車。

そしてすれ違い様のシャルニエのこの表情。

【フレンチ・コネクション】シャルニエ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

やっぱり気づいとったんかい!!!

 

 

明らかに続編を意識したラスト

映画は突如幕引きとなります。

【フレンチ・コネクション】の主題は犯人達を追い詰めるまでのハラハラドキドキのサスペンスにあるわけで、ラストを盛り上げたところで大して意味はないのかも知れませんけど、それにしたって急に終わりすぎ。

あーびっくりした。

 

まあそれも仕方ないと言いますか、【フレンチ・コネクション】は明らかに続編【フレンチ・コネクション2】を意識しているためこのようなラストになっています。

たったの2時間弱ではフレンチなコネクションを根絶することは出来なかったってことですね。

【フレンチ・コネクション】ジーン・ハックマン
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

でもねえ、【フレンチ・コネクション2】にはクラウディが出ないんですよね。

ポパイとクラウディのコンビが観たいのにコンチキショウ。

【フレンチ・コネクション】ポパイとクラウディ
©The French Connection/フレンチ・コネクションより引用

クラウディとのコンビネーションが観られないならいっそのこと【フレンチ・コネクション】で完結してても良かったのに、て思っちゃうくらい残念。

 

 

 

映画【フレンチ・コネクション】の感想一言

朱縫shuhou

これまで脇役の多かったジーン・ハックマンの初主演作にして初オスカー受賞作。

この後ジーンは【ポセイドン・アドベンチャー】【カンバセーション…盗聴…】などでも主役を張るなどして、一気にスターダムにのし上がります。

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【カンバセーション…盗聴…】ジーン・ハックマン

 

 

>> 翌年(第45回)のアカデミー最優秀作品賞はこれ!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【フレンチ・コネクション】ポパイのカーチェイス
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