香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK

映画【ドラキュラ(1990)】香港版ドラキュラのあらすじと観た感想

1990年/香港/監督:スティーヴン・シン/出演:ジョージ・ラム、ロザムンド・クワン、チョイ・シウキョン、マン・スイ、ホイ・スーハン、チェン・パクラム、ロッキー・ライ

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

面白かったですよねえ【霊幻導士】

80年代めっちゃTVで放送ってたんですよ。

いやもしかしたら放送されてたのはせいぜい1回か2回くらいで、実は私は録画したVHSを繰り返し観ていただけだったのかも知れないなあ。両親と一緒にゲラゲラ笑いながら観たものですよ。

それ以来いっぺんも観てへんけど。

 

いやあ~実に30年ぶりくらいに【霊幻導士】のこと思い出しましたわ、【ドラキュラ(1990)】です。

本日の映画【ドラキュラ(1990)】と【霊幻導士】は一切関係ありません。

 

映画【ドラキュラ(1990)】のあらすじザックリ

リー公爵は人間の血は飲まず、動物の血だけで生きている高潔な吸血鬼。財政状態は最悪で破産寸前のリー公爵は、ヘロインディーラーの妹アンナに恋をする。しかしアンナと関わるうちに正体がバレてしまったリー公爵は、ギャングたちから命を狙われる。

「吸血鬼ドラキュラ」の敵はギャング?!

はい出ました邦題がおかしいタイプのやつです。

【ドラキュラ(1990)】にドラキュラ伯爵は出てきません。

じゃあ一体誰を指してんねん。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

待ってください。この作品に罪はないんです。だって原題は【一咬OK】(英題【A Bite of Love愛のかみ傷】)であって、「ドラキュラ」なんて一文字もかすってない。

邦題がおかしいんですよ邦題が。

こういうことをするから「吸血鬼=ドラキュラ」みたいな誤解が生まれるんやっちゅうねん。

まあ下の画像のような人物を観て「あっ!ドラキュラや!」って思わない人の方が少ないと思うけどさあ。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

ていうか画像の人物に関して言えば、「ドラキュラ伯爵の立ち位置のキャラクター」ですらもない。

こいつは「ドラキュラ的キャラクター」の対極におわす存在、すなわち「敵キャラ」です。「ドラキュラ的キャラクター」の血を輸血(吸われてすらない)したことで吸血鬼になった人。

普通はドラキュラに血を吸われた(だから「吸われて」はない)人は彼の傀儡かいらいになってしまうはずなんですけどね。こいつの場合は神通力と不老不死だけを手に入れるという美味しいとこ取り。そんなことが可能なら誰だって輸血されたい。

人間だった頃の彼はギャング団のボス。

 

「ドラキュラ的キャラクター」に当たる吸血鬼の“真祖”は、大都会香港の片隅にひっそりとそびえる古城に住まうリー公爵(ジョージ・ラム)。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用
ポリシー:人間の生き血は吸わない。

動物の血液らしきものをワイングラスでちびちび飲んで満足している変わった吸血鬼です。

最初は白髪のロン毛で出てきますけどこれはヅラ。なぜかヅラをいっぱい持ってる。後半はヅラを外してナマジョージ・ラムで勝負します。まぶしい時にはサングラス。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

鉄板のワイヤーアクション、そんなとこで寝る訳ないギャングのボス

内容が前後してしまいましたが、さきほどのギャングのボス(名前がよく分からないんで“ボス”と記載します)は人間であった頃、不治の病を患って死にかけています。血も涙もない人間のクズであるボスを心から気にかけているのはたった一人の肉親である妹のアンナ(ロザムンド・クワン)だけ。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

ある晩、ボスの誕生日パーティが催されている高級クラブで、アンナは不思議な紳士リー公爵と出会います。2人はひと目で惹かれ合い、ダンスを踊ったその夜は忘れられない一夜となります。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

リー公爵とアンナが接近した縁で、リー公爵の血に病を治す不思議な力があることに気付いたボスは、手下を使ってリー公爵(とついでに高級クラブで働く孤児のパット(チェン・パクラム)も)を誘拐して地下牢に幽閉し、毎日彼の血を抜き取って自分に輸血することを思いつくんですね。

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

てかだからさあ、吸血鬼に血を吸われても(いや「吸われて」はないんやけども!)病気が治ったり神通力を得たり不老不死になれたりするだけなら誰だって血を吸われたいって言ってんじゃん。ノンリスクやんそんなん。

当然ながらそんなヌルい設定では「吸血鬼の血液争奪戦」という通常の吸血鬼映画ではあり得ないおかしな展開が止まらなくなりますわいな。

 

あ、香港映画につきもののワイヤーアクションですか?

ありますよそんなもん。何ヤーアクションやと思ってるんですか、ワイヤーアクションですよ。滅法ありますよ。ビュンっビュン飛びまくりですよ。

 

吸血鬼となり無敵の力を手に入れてしまった兄を退治するため杭とハンマーを持ったアンナがボスの寝室に忍び込むシーンでは、衝撃の事実が発覚します。

とりあえず「ボスがベッドの下で寝ている」っていうボケはスルーしときましょう。衝撃の事実の対象は「ベッド」そのもの。

ボスが寝ているベッドがなんと、パイプベッド

香港版【ドラキュラ(1990)】一咬OK
©A BITE OF LOVE/ドラキュラより引用

ギャングのボスがパイプベッドて。

誰や。

そんなおもろいこと考えついたん誰や。

映画【ドラキュラ(1990)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

【ドラキュラ(1990)】の世界では、「吸血鬼(リー公爵)に咬まれたら・・・・・その人も吸血鬼になる」という設定になっています。リー公爵に血を吸われるのはセーフ。リー公爵の血を輸血するのもセーフ。
そして咬まれて吸血鬼になってしまったとしても24時間以内であればまだ殺せるんだそうです。
あと「吸血鬼は女の涙に弱い」とか、ちょっとよく分からないローカルルールもあります。
 
良いですよねハリウッドにもヨーロッパの映画にもないこの独特のノリ。
成龍!洪金寶!香港映画萬歲!

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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