ポーラー・エクスプレス

映画【ポーラー・エクスプレス】あらすじ感想。ホーボーの正体は?怖い幽霊?

2004年/アメリカ/監督:ロバート・ゼメキス/出演:トム・ハンクス、ジョシュ・ハッチャーソン、ノーナ・ゲイ、ピーター・スコラリ、マイケル・ジェッター

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

最後の別れ
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

「バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ」【フォレスト・ガンプ/一期一会】などで知られるロバート・ゼメキス監督が、1985年の同名絵本をフルCGアニメーションで映画化した作品。

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現実の人間の動きをデジタル化して再現するモーションキャプチャによる登場人物たちのリアルな表情や動きが特徴。

しかしリアル過ぎて合わない人は合わないかも。

キャラクターデザインも人間に近づけているので、リアリティの限界を超えた部分はどうしてもファイナル・ファンタジーを見ているようなモヤッとした気持ちになってしまいます。

CGアニメといってもイルミネーション・エンターテインメントの「ミニオンズシリーズ」、ピクサー・アニメーション・スタジオの【トイ・ストーリー】【カーズ】のように、キャラクターが究極にデフォルメされていればこの違和感は皆無なんでしょうけど。

風にはためく衣服や人物の関節の動きを完璧に表現するのは至難の業ですわね。

 

ちなみに知人の息子さんは5歳前後の時この映画にドはまりしたそうです。やっぱり男の子はキャラクターの魅力よりも列車なんですかね。

 

クリスマスを信じられなくなった少年が列車に乗って北極まで旅をするファンタジー、【ポーラー・エクスプレス】です。

 

映画【ポーラー・エクスプレス】のあらすじザックリ

クリスマスイブの夜、サンタクロースを信じられなくなった少年のもとに大きな蒸気機関車が突如現れる。それは北極点へとむかう汽車だった。その蒸気機関車「ポーラーエクスプレス」は、少年のほかにもサンタを信じる少年少女を乗せて、さまざまな大陸、海上を走り続ける。

サンタクロースを信じられなくなった少年

毎年クリスマスを楽しみにして、イヴの夜には寝ずにサンタクロースが来るのを待っていた少年。

でも今年のイヴは早々と就寝。

サンタクロースに出すおやつの準備も妹まかせ、プレゼントのお願いを書いた手紙も出さずじまいでした。

 

そんなイヴの夜、窓の外に巨大な列車が現れます。

車掌

お乗りの方はお急ぎくださ~い。

北極行き「ポーラー・エクスプレス」出発しま~す。

車掌の声に促され乗車する少年。

少年
(サンタクロースのいる北極へ行く列車だって…?)

いぶかしがる彼を乗せて、ポーラー・エクスプレスは北極へと旅立つのです。

ポーラー・エクスプレスに乗車する少年
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

名前がついているのは列車だけ

映画【ポーラー・エクスプレス】で固有名詞で呼ばれるのは、「ポーラー・エクスプレス」と「サンタクロース」だけ

あとはみんな「車掌」とか「あなた」とか「きみ」とか普通名詞で呼ばれてる。機関士たちが呼び合う「スモーキー」と「スチーマー」という名もただ職業から着想を得たあだ名であって、「車掌」と大差ない感じ。

それで成立してるのがすごいですけど、まあこのお話の軸になっているのは人間ドラマではないので個体の呼称なんか正味どうでもいいんです。

車掌トム・ハンクス
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

ちなみにポーラー・エクスプレス号の車掌は(誰の目にも明らかなように)トム・ハンクスがモデルです。って言うかむしろトム・ハンクスです。当然声もトムが担当。

トム・ハンクスは他にも、主人公の少年の父親、ホーボー(後述します)、サンタクロースの声を担当しています。

多芸ですなあ。

ピーターパン症候群みたいでちょっと怖い

数人の子供達を乗せたポーラー・エクスプレスは、野を越え山を越え北極を目指します。

ジェットコースターさながらの疾走感を表現できるのはCGアニメーションならでは。

疾走するポーラー・エクスプレス
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

がしかし。

実は私、この映画ちょっと怖いんです。

 

サンタクロースを信じられなくなるって哀しいことなのかもしれないけれど、「成長した」証しでもあるわけで、せっかく大人の階段を上り始めた少年を夢の世界に引き戻す魔の列車と受け取ると…怖くないですか?

少年が大人との境目にいる今はまだいい。

問題は20年後、30年後。

少年(てか中年)

少年(てか中年)

サンタクロースは北極に住んでるんだぜ!
俺この目で見てきたもん!

可哀想に、彼は実際に自分の身に起こった真実を語っているだけなのにちょっとヤバいやつ認定されてしまう訳でしょ?

そりゃ周囲の人間からしてみたら気持ち悪いですよ、こんなピーターパン症候群を地で行ってる大人。

北極に住んでるサンタクロース
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

この列車に乗ったことが彼らにとって良かったのか悪かったのか…考え出すと胸がザワザワしてきます。

ホラー映画にしてもウケるかも知んないね。

参考 ピーターパン症候群=大人という年齢に達しているにもかかわらず精神的に大人にならない男性を指す言葉。成長する事を拒む男性。

正体不明の幽霊っぽい「ホーボー」って何者?怖いよ

ところで、少年の行く先々でちょろちょろしているこの浮浪者のようなオッサンは一体何者なのでしょうか?

ホーボー
©The Polar Express/ポーラー・エクスプレスより引用

おもにポーラー・エクスプレスの屋根の上で焚火をしながら堂々と無賃乗車しているオッサン。

彼(ら)には「ホーボー」という呼称があります。

ホーボー

アメリカで19世紀の終わりから20世紀初頭の世界的な不景気の時代、働きながら方々を渡り歩いた渡り鳥労働者のこと。ホームレスのサブカルチャーの一員。
鉄道に無賃乗車を決め込みながら、時には追い立てられ、アメリカの自由なフロンティア・スピリットを自らに体現し、文学や音楽の世界で多くの人が彼らに憧れと共感を示した。

出典:weblio辞書

別サイトでは普通に「浮浪者」「ルンペン」と書かれています。要するにこれについても「ホーボーさん」という固有名詞ではなく、「車掌」と同じように職業(?)で呼ばれてるような感じですね。

でも【ポーラー・エクスプレス】に出てくるホーボーは突然かき消えたり現れたりするんで、ただの人間ではないみたい。正体不明の幽霊のようなキャラクターです。

映画【ポーラー・エクスプレス】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や松本零士の「銀河鉄道999」とも近い世界観。
どことなく郷愁を誘う「列車」にロマンを見出そうとするのは万国共通なんですね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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