【シンシナティ・キッド】スティーヴ・マックイーン

映画【シンシナティ・キッド】あらすじと観た感想。女優が光るポーカー映画

1965年/アメリカ/監督:ノーマン・ジュイソン/出演:スティーヴ・マックイーン、エドワード・G・ロビンソン、カール・マルデン、アン=マーグレット、チューズデイ・ウェルド、ジョーン・ブロンデル、リップ・トーン、ジェフ・コーリー

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【シンシナティ・キッド】スティーヴ・マックイーンとエドワード・G・ロビンソン
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

オチが好きな映画です。

時代的にはアメリカン・ニューシネマが隆盛を極める少し前の作品で、ほんのりとニューシネマ臭は漂うものの、ニューシネマにしては分かり易いし意外と乙女チックにまとまっていて好ましい。

 

スタッド・ポーカーのルールを知らなくてもプレイヤーや聴衆の雰囲気で何となく試合の流れは掴めます。キッド頑張れ!

【シンシナティ・キッド】です。

映画【シンシナティ・キッド】のあらすじザックリ

ニューオーリンズの町に、その世界で30年も君臨するポーカー・プレイヤーの大物「ザ・マン」ことランシー・ハワードがやって来た。地元では負け知らずのシンシナティ・キッドは、早速顔が広い友人のシューターにザ・マンとの手合わせの機会を頼み込む。

“ザ・マン”ランシー・ハワードが町に来た

ジャズ発祥の陽気な音楽の町ニューオーリンズ。

そこで暮らす“シンシナティ・キッド”ことエリック・ストーナー(スティーヴ・マックイーン)は、地元では有名なギャンブラー。得意なのはカードだけど、コイン投げだろうと闘鶏だろうと勝敗を競うゲームには滅法強い。

【シンシナティ・キッド】スティーヴ・マックイーン
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

自分に敵う相手も少なくなって物足りなさを感じるようになった頃、キッドはこんな噂を耳にします。

“ザ・マン”がこの町に来ているらしい。

“ザ・マン”ことランシー・ハワード(エドワード・G・ロビンソン)とは、この世界では有名なカードの帝王。

キッドは是非手合わせしたいと目を輝かせますが、昔ザ・マンに大敗を喫しカードから足を洗った友人のシューター(カール・マルデン)は良い顔をしませんでした。

理由は単純、「キッドではまだザ・マンには敵わない」と思っているから。

 

しかし若者は先人の助言や勘なんて言葉半分にしか聞かないもので、キッドはザ・マンに無謀とも言える戦いを挑むのでした。

【シンシナティ・キッド】スティーヴ・マックイーンとカール・マルデン
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

扱うゲームが「ポーカー」と「ビリヤード」という違いはあれど、ポール・ニューマンの代表作【ハスラー(1961)】とよく似ています。

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若くて粗削りだけど天才的なプレイヤー(=シンシナティ・キッドorエディ・フェルソン(ポール・ニューマン))が主人公で、彼がその世界の帝王(=ザ・マンorミネソタ・ファッツ(ジャッキー・グリーソン))に挑むという構図が完全一致。

あと宿敵ザ・マンとミネソタ・ファッツにおける「毛の先ほども勝てる気がしない」レベルの無双感も一致。

【シンシナティ・キッド】エドワード・G・ロビンソン
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

ザ・マンなんか酷いもんね。「もう歳や」とうそぶいてみたり長期戦でふらついてみたりして相手を油断させておいて、最終的には勝利をかっさらって行くもんね。

二度とお前の弱音は信じへん。

ギャンブルの世界にウーマンパワー

男のプライドと意地を賭けたスタッド・ポーカーがメインの映画なのですが、意外にも女性が強い印象を残します。それも1人じゃなくて3人

まずはキッドの恋人クリスチャン(チューズデイ・ウェルド)。

【シンシナティ・キッド】スティーヴ・マックイーンとチューズデイ・ウェルド
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

ただ便宜上つながってるだけの同棲相手かと思いきや、キッドを勝負の世界から引き離し空っぽの笑顔にできるのは彼女だけ。でも序盤ではキッド自身もクリスチャンの真価に気付いていません。

2人の関係は意外な結末を迎えますから要注意(少なくとも私には予想外でした)。

 

2人目はシューターと交代でキッドとザ・マンのゲームのディーラーを務める“レディ・フィンガーズ(ジョーン・ブロンデル)”。

【シンシナティ・キッド】ジョーン・ブロンデル
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

めちゃくちゃ華麗にカードを操る大阪のおばちゃんっぽい淑女。みんながビビってるザ・マンに対して唯一「あんたも歳やろ?もうあかんのちゃう?」なんて失礼な言葉を吐きまくる強者。

 

最後はシューターの歳の離れた妻メルバ(アン=マーグレット)。

【シンシナティ・キッド】アン=マーグレット
©The Cincinnati Kid/シンシナティ・キッドより引用

これが強烈。

そもそもアン=マーグレットってどの出演作を観ても大抵お胸が半分以上出ちゃってるのはなんでやねん。

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そして今回はその欲しがり屋さんなお胸から想像できる通りのビッチを演じてくれるから無条件で白旗を振りかざすしかない。60年代を代表する「歌って踊れるアイドル女優」アン=マーグレットもさすがに【シンシナティ・キッド】では歌いも踊りもしませんが、キッドを誘惑する際のなまめかしい腰の動きでもう十分です。

こんなに悪女らしい悪女もないでしょうよ。

映画【シンシナティ・キッド】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

ジャズ生誕の地ニューオーリンズが舞台の映画だけあって、エンドロールに流れる主題歌「The Cincinnati Kid」を歌うのはレイ・チャールズ。
肩をすぼめて雨上がりの早朝の町を歩くキッドが目に浮かぶ名曲です。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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