【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル

映画【遊星からの物体X(1982)】あらすじ感想。犬かわいそう?いや犬ちゃうし

1982年/アメリカ/監督:ジョン・カーペンター/出演:カート・ラッセル、A・ウィルフォード・ブリムリー、ドナルド・モファット、リチャード・ダイサート、キース・デイヴィッド、デヴィッド・クレノン、チャールズ・ハラハン

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

1951年の映画【遊星よりの物体X(1951)】のリメイク作。

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監督はジョン・ウェインの西部劇や【吸血鬼ドラキュラ(1958)】などから強い影響を受けた映画マニアとして知られるジョン・カーペンター。彼は特殊メイクを駆使して、自身が特に敬愛するハワード・ホークスが製作にかかわったSF映画【遊星よりの物体X(1951)】を復活させました。

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原作はオリジナル版と同じSF小説「影が行く」であるもののジョン・カーペンター独自のアレンジが入っているため映画の内容はオリジナル版のそれとはかなり変わっています。

 

でもタイトル映像だけはね、ほぼ同じなんですよ。

上の画像がリメイク版のタイトル。下の画像がオリジナル版。

【遊星よりの物体X(1951)】
©The Thing from Another World/遊星よりの物体Xより引用

独特のフォントの“THE THING”の文字が画面いっぱいに浮かび上がる印象的なタイトル映像。

内容は現代風にアレンジしてもここだけは完璧にコピーするだなんて、ジョン・カーペンターの【遊星よりの物体X(1951)】に対する敬意が感じられますよね。

 

【遊星からの物体X(1982)】です。

 

映画【遊星からの物体X(1982)】のあらすじザックリ

1982年、南極大陸。ノルウェー観測隊のヘリが1匹の犬を追ってアメリカ南極観測隊基地へ現れた。基地の隊員に傷を負わせたノルウェー人は射殺されるが、ノルウェー隊に何があったのか真相を究明するべく、ヘリ操縦士のマクレディらはノルウェー隊の観測基地へ向かう。そこで彼らが見たものは⸻

犬を執拗に追うノルウェー人

南極らしき雪原をね、犬が走る場面から始まるんですよ。

シベリアン・ハスキーっぽい犬が一匹、一生懸命雪原を走ってる。

上空にはヘリ。

ヘリが犬と並走してる。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

南極式犬の散歩か?

 

いや待って?

これ……追いかけてるんちゃう?

ヘリが犬を追いかけてる・・・・・・・・・・・

朱縫shuhou

朱縫shuhou

なになに?!どゆこと?!

導入部の惹きつけ方、半端ないですよ。

普通犬を追っかけるのにヘリは使わへんもんね。

しかもこのヘリ、犬を狙って攻撃してきたりしよるからね。

朱縫shuhou

朱縫shuhou

やめてや!犬かわいそうやん!!

いやいや、違うねんと。

この犬は違うねんと。

犬は犬じゃなくて…ナニ?

このヘリが犬を執拗に追いかけていた理由は、まあ割と早い段階で分かるんとちゃいますか。

この犬こそが実は、タイトルで言うところの“物体X”

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

異星人であり、宇宙人であり、地球外生命体であるわけです。

犬を追いかけていたのはノルウェーの南極観測隊。正確には観測隊の「最後の生き残り」。

調べて分かったこと「人類は終わる」

犬が逃げてきた先は12人の隊員が駐在しているアメリカの南極観測隊の基地でした。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

基地内に犬が逃げ込むのを見るやノルウェーの観測隊員もヘリを着陸させ、気が狂ったように喚きながら犬に向かって発砲。その銃弾の一発が騒ぎを聞いて飛び出してきたアメリカ隊員らのひとりに当たったため、屋内から様子を見ていた別の隊員によってノルウェー人は射殺されます。

犬はそのままアメリカ観測隊の内部をウロチョロ。

 

負けず嫌いのヘリ操縦士マクレディ(カート・ラッセル)は、ノルウェー観測隊に何が起こったのか調べるため、彼らの観測基地へ乗り込みます。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

しかしノルウェー観測隊の基地は焼け落ちていて、生存者はいませんでした。

マクレディは焼け跡からノルウェー観測隊の記録フィルムと異形の焼死体の一部を持ち帰ります。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

学者のブレア(A・ウォルフォード・ブリムリー)がそれらを調べて分かったのは、焼死体の体は生前「何か」に乗っ取られていたこと、そしてその「何か」は細胞レベルで意志を持ち、あらゆる生物に憑依することができること。

さらにブレアが色んな試算をして導き出した事実。

この「何か」が本気出したら、約2万7000時間、つまり3年もあれば地球上の全人類を乗っ取ることが可能や!

かくしてブレアは発狂、戦線離脱。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

ここでさっき逃げてきた犬ね。

だから犬やないって言ったでしょ?

こいつはすでにノルウェー基地で憑依済の「何か」であって、犬の姿であることに油断した(?)アメリカ隊員たちはまんまと「何か」を基地内へ招き入れてしまったわけですわ。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

異形が過ぎる“物体X”

犬の例を見ても分かるように、この“物体X”たちは好きな形に変形することができるんですよ。

もちろん人間そっくりに姿を変えるなんて余裕のよっちゃん。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

だから「何か」が基地内に侵入したことを理解したマクレディたちは自分以外の隊員が本物であるかどうかを疑って心理的にも疲弊していくわけなんですが、「何か」の「なにがなんでも生き延びたい願望」は強すぎるので、傷付けられた時や瀕死の状態に陥った時の生き延びるための変形っぷりときたら異形すぎ。そこで絶対バレるから。

有名なのはこれね、クモみたいなおっさん。

【遊星からの物体X(1982)】カート・ラッセル
©The Thing/遊星からの物体Xより引用

犬が割れて中から犬が出て来たりね。

ある層においてはこの特殊メイクで熱狂的支持を得ている伝説的映画です。

映画【遊星からの物体X(1982)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

驚くべきことに、【遊星からの物体X(1982)】と同じ1982年に公開された映画の中には世界でもっとも友好的な宇宙人(?)を描いて大ヒットした【E.T.】があります。
一方は異形のクリーチャー。
一方は「E.T.、ウチ、カエル」
万事がそうであるように映画にも数年ごとの潮流みたいなものがありますけど、こと宇宙人に関しては同年代であってもこれほど捉え方が変わってくるんですね。

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そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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