【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】

映画【ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)】あらすじと観た感想

1956年/アメリカ/監督:ドン・シーゲル/出演:ケヴィン・マッカーシー、ダナ・ウィンター、ラリー・ゲイツ、キング・ドノヴァン、キャロリン・ジョーンズ、ヴァージニア・クリスティーン、サム・ペキンパー

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

これまでに3度もリメイクされているSF映画の金字塔。

ジャック・フィニイのSF小説「盗まれた街」が原作です。

監督は【ダーティハリー】その他、クリント・イーストウッドと絆が深いことで有名なドン・シーゲル

ドン・シーゲルは【ワイルドバンチ】【ゲッタウェイ】を手掛けた“バイオレンスの巨匠”サム・ペキンパー監督の師匠としても知られています。サム・ペキンパーは本作にも脚本と出演で参加しています。出演シーンは下の画像、役柄はガス屋のおっさん

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】サム・ペキンパー
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用
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【ダーティハリー】やサム・ペキンパーのイメージで観ると、ある意味拍子抜けするかも知れません。

暴力描写一切なし、ごくごく純粋な正統派SF映画、【ボディ・スナッチャーズ/恐怖の街(1956)】です。

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映画【ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)】のあらすじザックリ

ある日、病院に1人の男が錯乱状態で搬送されて来た。その男ベネル・マイルズは自分が遭遇した出来事を語り始める。とある小さな町で開業医を営んでいるマイルズは、数週間ぶりに帰ってきた町の様子に違和感を覚える。一見いつもと変わらない町の人々の様子がどこかおかしいのだ。

錯乱状態の町医者ベネル・マイルズ

錯乱状態で警察に保護されてるベネル・マイルズ(ケヴィン・マッカーシー)という男。

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

サンタ・ミラという小さな町で開業医を営むと言う彼は、警察へ訪れた精神科医にこれまでの出来事を語り始めます。

ベネル医師

事件の始まりは先週の木曜日…。

看護婦から急患のしらせがあって、俺は学会の途中で帰ってきた。

町は普段と変わらないように思えたが、実際には恐ろしいことが起こってたんや。

急患が殺到してると聞いたから学会をすっぽかして戻ってきた割には、医院で待っていても患者は来ません。診察どころか6人もキャンセルが出る始末。

訪問者といえばベネルの幼馴染のベッキー(ダナ・ウィンター)が、いとこのウィルマ(ヴァージニア・クリスティーン)の様子がおかしいから看て欲しいと訪ねてきただけ。

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

さっそくウィルマに会いに行くと、ウィルマは自分の伯父が伯父ではないと言い出します。

見た目は伯父とまったく同じだけれど、「伯父にそっくりなおっさん」はもう伯父ではなく、別人に変わってしまったと言うのです。

身近な人だけが気付く変化「あれは別人」

親しい人の異変を感じたのはウィルマだけではありませんでした。

町のそこここであらゆる人が「あれはお母さんやない!」「この人は私の夫と違います!」と言っています。

 

でもおかしなことに、さかんに「あれは別人や!」と言っていた人々は、数日経つとみんな決まって「私の勘違いやったわ。もう大丈夫やから」と言って普段通りの生活に戻ってしまうのです。

“ボディ・スナッチャー”に乗っ取られる街

突然ですがタイトル【Invasion of the Body Snatchers(英題)】の意味、お分かりですか?

町の異変の謎を解く鍵はタイトルにあります。

英題を直訳すると「肉体強奪者Snatchers侵略Invasion

ほらお分かりになったでしょう?

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

サンタ・ミラの町は今、得体の知れないボディ・スナッチャーに静かに侵略されているのです。

“得体の知れない”って書きましたけど、一応本編の中で答えは出てきます。

 

ボディ・スナッチャーの正体は「何年間も宇宙を漂流していた“宇宙種子”」なんだそうです。

朱縫shuhou
(それは一体なんやねん…)

まあそれ聞いたとてどのみち得体は知れんのですけども。

コッソリさやを置いて去るボディ・スナッチャー

ボディ・スナッチャーたちは最初、植物のデカいさや・・のような形をしています。

さや・・の内部でターゲットの人間の形に生成され、生成された“人間の形をした物体”は、映画本編では“複製”と呼ばれます。

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

“複製”は“本体”が寝た時に入れ替わるみたいです。だから“型”ができてしまったら眠ることは許されません。

寝ている隙に勝手に入れ替わられてしまいますから。

入れ替わられたあと“本体”がどこに行っちゃうのかは永遠の謎。

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

人間の形を生成してひと知れず“本体”と入れ替わり地球を侵略しようってんだからさぞかし高い知能を持ったインベーダーなんだろうと思ったら、侵略の要となるさや・・をばらまく手段はまさかの人(?)海戦術。

広場に運び込まれたたくさんのさや・・を振り分けられ、ある者は歩いて持ち帰り、ある者は車かトラックに乗せて各地へばらまく。

持ち帰ったさや・・はいったん自宅の地下室などに隠しておき、人体の生成が完了し家人が寝たところで入れ替わらせる。一家全員乗っ取ったら次は隣り町の親類縁者へ、それが終わったらもっと遠くへ…と、彼らはじん(?)りき使ってさや・・を運びます。

【ボディ・スナッチャー/恐怖の街】
©Invasion of the Body Snatchers/ボディ・スナッチャー/恐怖の街より引用

よもやこの原始的な戦略のお陰でわが身を滅ぼそうとは、ボディ・スナッチャーたちも夢にも思わなかったことでしょうよ。

映画【ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

「アメリカ全土の侵略」ではなく「“町じゅうの人が全員顔見知り”みたいな小さな町の侵略」に絞られていることで、親しい人が突然別人になる恐ろしさが増しています。
もし同じことが自分の身に起こったら…、と考えると、主人公のベネル医師のように冷静かつ聡明であればあるほど怖いよね。
 
最後の一人になりたくないから私ならさっさとボディ・スナッチされちゃいたい。寝るの好きでよかった。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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