ジャンル別映画ランキング「10ジャンルのトップ10」+α

【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】あらすじと観た感想

マーガレット畑で話すハロルドとモード 青春

1971年/アメリカ/監督:ハル・アシュビー/出演:ルース・ゴードン、バッド・コート、ビビアン・ピックレス、チャールズ・タイナー

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

79歳と19歳のベッドシーン

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

恋っていつまでできるんやろうって思ったりしますけどね。

バカバカしいとは思いつつも【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】を観ると、その気になれば恋なんて、いつでもいつまでも死の直前まででもできるような気がしてきます。

実際60も年下の若者が私を相手にしてくれるかどうかは置いといて。

 

 

 

映画【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】のあらすじザックリ

裕福な家庭に生まれた19歳のハロルドは、母親の前で狂言自殺を演じたり見知らぬ他人の葬儀に参列したりするのが日課であった。ある葬式で79歳の老婦人モードに声をかけられる。それは彼にとって運命的な出会いで、ハロルドはいつしか天衣無縫なモードに恋心を抱くようになる。

 

 

コメディ仕立てでバカバカしい、でもなんとなくいい話

アメリカでカルト的人気を誇る知る人ぞ知るピュア・ラブストーリー。

【メリーに首ったけ】キャメロン・ディアス扮する主人公メリーが「【ハロルドとモード】は最高の恋愛映画なのよ!」とベタ褒めしてた作品。あーゆー女子が好きそうな映画ではある。

【メリーに首ったけ】前髪どした?ヘアジェルじゃねえよ!
【メリーに首ったけ】/1998年/アメリカ/コメディ/出会う男性を次々と虜にしていくメリー役を地で行ったキャメロン・ディアスの魅力があふれる映画のネタバレ・感想・評価・レビュー・思い出です。

実に60もの歳の差のある2人の恋路は現実味がなさすぎて私にはあんまり刺さらないんですけど、確かに舞台はアメリカであるはずなのに、まるでフランス映画のような独特の世界観は好きです。

 

「趣味の一致」は恋愛の第一歩

そもそもハロルド(バッド・コート)が住んでる豪邸からしてなんとなくヨーロッパ感漂ってる。

ここで母親(ビビアン・ピックレス)と暮らすハロルドは、狂言自殺して母親をビビらせるのと知らない人の葬式に勝手に参列するのが趣味の変わった少年。

狂言自殺をはかるハロルド

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

乗ってる車も霊柩車。何となく【ブルース・ブラザーズ】でジェイクとエルウッドが乗ってた中古のパトカーを思い出す。

いつものように参列してた他人の葬式で、前にも誰かの葬式で見かけたことがあるおばあちゃん(ルース・ゴードン)が話しかけてきます。

ハロルドとモードの出会い

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

誰ぞ
モード

あんた名前は?私モード。

 

故人は80歳で死んだんやって。

ちょうどええよね。

私も来週には80歳やけど、75歳はちょっと早いし、85歳は時間稼ぎしてるだけやしさ。

なんとモードも故人とはまったくの無関係。ちゃきちゃきの江戸っ子みたいなノリのモードは一方的にマシンガントークを繰り広げ、他人の車に乗り込んで颯爽と去って行くのでした。

すごいやんハロルド。

共通の趣味を持つ異性が現れたやん。

 

19歳はキスだけじゃダメだったのね

その後何度か会ううちにモードに惹かれていくハロルド。

それに並行して、奇行を繰り返すハロルドに危機感を覚えた母親はお見合い大作戦を敢行します。ところが若くて綺麗な(で、みんなちょっと変)女の子たちとお見合いしても、ハロルドが考えるのはモードのことばかり。

 

これはでも仕方ないですよ。

あんな小娘どもが人生経験豊富で天真爛漫のモードの魅力に敵うわけない。しかもモードがかわいい。しわしわだけどホントにかわいい。小汚い老人ではないんです。ちゃんとメイクもして髪も綺麗にアップして整えて、背筋を伸ばして真っすぐ歩く。

メイクバッチリの可愛いモード

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

種の存続の危機としてあってはならないことですけど、こんなおばあちゃんだったら年齢関係なく男性が好きになってしまうのも頷けます。

…さすがに2人がベッドに裸で寝そべっているシーンは気持ち悪かったですが。ここセックスする必要あった?キスだけとかでもよかったような…。

しかしハロルドは19歳の健康な少年…。

無理か。キスだけとか。

 

 

「死んでるのって楽しい」「みんなそうよ」そうなん?!

【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】でモードは数々の名言を残しますが、中でも驚いたのがこちら。

誰ぞ
ハロルド

死んでるのって楽しいって思ってしまったんだ

誰ぞ
モード

分かるわ、そう思ってる人はたくさんいる

朱縫shuhou
朱縫shuhou

そうなん?!

最初普通に笑うトコやと思って、ハロルドが「死んでるのって楽しい」って泣きじゃくりながら言ってるというのに吹き出してしまったんですけど、よくよく考えてるとすごい言葉。

初めの方にモードはこうも言っています。

誰ぞ
モード

世の中の不幸は他人と同様に扱われても何とも思わないような人々がもたらすんやで

「他人と同様に扱われても何とも思わないような人々」=「死んでるように生きてる人々」。

そりゃそんな生き方楽でしょうよと。なんの感情の起伏もなく死んだように生きていれば楽だけど、そんな人生でええんか自分、とモードは問うています。

 

さっき私は吹き出したけど、私だってその「たくさんいる人」の一人なんです。全然笑いごとじゃなかった。

自分勝手に生きるのは違うけど、自分を押し殺して生きることだけはすまい、とか、ちょっとだけモードの影響を受けてみたりして。

バンジョーを奏でるハロルド

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

全力で「生きた」モードのことを思うと、ラストシーンで始めは浮上するために無理矢理バンジョーを弾いてたかのようなハロルドが、だんだんホントに楽しそうにステップを踏むようになるのも納得。

 

 

映画【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】の感想

2人の恋路以外の見どころはハロルドと母親との掛け合い

ハロルドは狂言自殺ばかり繰り返してるけど、別に母親に反抗的ってわけでもないんですよね。なんだかんだで母親の言うことはよく聞くし。

母親もハロルドを理解してるから狂言自殺くらいじゃ動じないし、モードと結婚するって言った時も頭ごなしに押さえつけたりはしない(正気を失っていましたが)。この母親もモードに負けず劣らず結構全力で生きてる。

 

なんやかんや言うて割と通じ合ってるこの母子の構図、良いと思います。

ハロルドと母親

©Harold and Maude/ハロルドとモード 少年は虹を渡るより引用

ドヤ顔やめえドヤ顔。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

【ハロルドとモード 少年は虹を渡る】を観たくなったら

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました