2010年/アメリカ/監督:スティーブ・アンティン/出演:シェール、クリスティーナ・アギレラ、クリスティン・ベル、キャム・ギガンデット、スタンリー・トゥッチ、エリック・デイン、アラン・カミング、ジュリアン・ハフ、ピーター・ギャラガー、ディアナ・アグロン
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
「映画」として観るなら全っ然面白くない。
ストーリーも薄っぺらいし役者の演技もサブいし。
ただロサンゼルスの片隅にある「バーレスク・ラウンジ」で毎夜繰り広げられるショーにだけは、一度目にしてしまうと開いた口がふさがらないほど圧倒されます。
歌唱シーンだけで十分価値があるミュージカル映画、【バーレスク】です。
映画【バーレスク】のあらすじザックリ
シェールとクリスティーナ・アギレラのミュージック・ビデオ
主演は歌手で女優のシェールとシンガーソングライターのクリスティーナ・アギレラ。
あ、すみません、私がシェール推しなものでシェールを前に書きましたが、主役は明らかにクリスティーナ・アギレラです。
シェールはアギレラ扮するアリがダンサー兼歌手として働くことになる「バーレスク・ラウンジ」の経営者テス役。歌を披露してくれるのはたったの2曲…しゅん。
冒頭に書いた通り、この映画は「映画」だと思ってしまうと全く面白くありません。
だからストーリーを追ったりもしません。
結構笑える場面もあったやん?
クッキーの箱でチン○隠して室内をウロウロするジャック(キャム・ギガンデット)とか。
ショーン(スタンリー・トゥッチ)に“マイク”やと思われてた“マーク”が“ショーン”のことを“ジョン”やと思ってて、昨夜寝たはずの2人が朝になって改めて自己紹介から始めるとことか。
やかましい助手がゾロゾロ出てくんな!
おもろないって言うたらおもろないんじゃ!
帰ろ帰ろ~。
まあこのストーリーや小ネタが好きな人もいるのでしょうが、内容が薄いのは間違いないです。
その証拠に日常生活の場面カットして歌唱シーンだけ繋いでも絶対ヒットすると思います。壮大なミュージック・ビデオです。
そういえば【バーレスク】は一応“ミュージカル映画”に類されてますけど、【雨に唄えば】や【オズの魔法使】といった「王道の」ミュージカル映画とはちょっと違います。
1952年/アメリカ/監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン/出演:ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー、ジーン・ヘイゲン、ミラード・ミッチェル注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好き[…]
1939年/アメリカ/監督:ヴィクター・フレミング/出演:ジュディ・ガーランド、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、バート・ラー、ビリー・バーク、マーガレット・ハミルトン、フランク・モーガン/第12回アカデミー作曲・歌曲・特別賞受[…]
王道ミュージカル映画は登場人物が日常生活で「セリフを歌に」したりして突然歌って踊るものですが、【バーレスク】のアリは基本的にはステージ上で歌っています。
ステージ以外で歌う場面もあるにはあるけど、序盤に閉店後のカフェで歌い出すのはトレーニングだし、まだ「バーレスク・ラウンジ」のウェイトレスだった頃にステージで歌う自分の姿を妄想するのはアリの頭の中だけのビジョンだし、ミュージカルと言うよりは普通に「歌手になりたい女の子の青春ドラマ」って感じ。
「歌手(アリとテス)」以外の登場人物は歌わないしね。
60代のシェールのプロポーションと声量
なんだかんだ言ってるけどとにかく内容はどうでもいいんです(何回言うねん)。
アギレラの体中から爆発するようなパワフルな歌声と小柄な体で刻むビートが凄すぎるし、そして、そして私の推しのシェールがですよ。
おかしいんですよもう。
公開時シェールは64歳。
64歳ですよ?
64歳でこのプロポーションにあの声量。
うちのオカンなんか普通におばあちゃんやったわ。
「膝に水たまって痛いねん」とか言うてね。
私も「大丈夫か?整形外科行ってきいや」とか言うたったりしてね。
シェールは70歳を超えた現在もツアーで世界を飛び回っています。
妖怪なんですよ多分この人。
九尾の狐とか猫又とか、アレ系。
映画【バーレスク】の感想一言
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。