【天使にラブ・ソングを…】ウーピー・ゴールドバーグ

映画【天使にラブ・ソングを…】ゴスペルって奥深い…あらすじと感想

1992年/アメリカ/監督:エミール・アルドリーノ/出演:ウーピー・ゴールドバーグ、ハーヴェイ・カイテル、マギー・スミス、キャシー・ナジミー、ウェンディ・マッケナ、ビル・ナン

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【天使にラブ・ソングを…】ウーピー・ゴールドバーグ
©Sister Act/天使にラブ・ソングを…より引用

ウーピー・ゴールドバーグって、本日の映画【天使にラブ・ソングを…】でデビューしたような気がしてましたわ。

実はこの映画出演時にはすでにまあまあキャリア積んでたんですね。【ゴースト/ニューヨークの幻(1990年)】ですらも【天使にラブ・ソングを…】より前だったっけか。

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【ゴースト/ニューヨークの幻】

 

いかにこの映画が世間に与えた印象が「ウーピー・ゴールドバーグ」そのものであったかがうかがえる記憶違いですね(単に記憶力がないだけ)。

 

 

 

映画【天使にラブ・ソングを…】のあらすじザックリ

クラブ歌手のデロリスは、愛人でマフィアのボスであるヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃したため命を狙われる。聖キャサリン修道院にかくまわれ尼僧として生活することを余儀なくされたデロリスは堅苦しさに辟易するものの、やがて聖歌隊の指揮者として歌手の本領を発揮する。

 

 

マフィアに狙われるデロリスが身を隠した場所は修道院

頭も良いし機転も利くけどちょっと育ちの悪そうなクラブ歌手デロリス・ヴァン・カルティエ(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人でマフィアのボス、ヴィンス・ラロッカ(ハーヴェイ・カイテル)の殺人現場を目撃してしまったことでヴィンスの組織から命を狙われることになってしまいます。

【天使にラブ・ソングを…】ウーピー・ゴールドバーグとハーヴェイ・カイテル
©Sister Act/天使にラブ・ソングを…より引用

殺人現場を見られたくらいで安易に殺人の上塗りをしようとするヴィンスがなんだか下町のチンピラっぽくてウケる。一応ヴィンスは「警察がマークしてるけど中々尻尾を掴めない大物マフィア」って設定のはずなんだけどな。

まあそこはええか、コメディやし。

 

警察に駆け込んだデロリスは、“絶好の隠れ家”として厳格な修道院に匿われます。

公開当時はもちろん「ハリー・ポッターシリーズ」なんてまだ製作されてなかったんですけど、今改めて観るとデロリスが匿われた修道院の院長ってマクゴナガル先生(マギー・スミス)でしたよねそういえば。「風紀係の教頭先生」みたいな役やらせたら右に出る者はいませんね。

【天使にラブ・ソングを…】マクゴナガル先生
©Sister Act/天使にラブ・ソングを…より引用

このマクゴナガル先生が駄々をこねるデロリスに向って仙人ばりの名言をぶっこいてたんで書き残しておきます。

修道院長
就寝時間は9時ですよ。
デロリス

9時なんかに寝られるか!

早すぎるわ!

修道院長
では、自分の人生を振り返る時間になさい。

これぞスーパー有意義。

分かりましたか皆さん?21時にとこについて眠りに落ちるまで、自分の人生を振り返る時間になさいよ?

 

歌っているのはゴスペル“風”讃美歌

教会の聖歌隊の指揮者を任されたデロリスは本領発揮。ショボくまとまりのなかった聖歌隊を見応えのあるエンターテイメント軍団へと成長させます。

そして誰も来なかった教会は人でごった返す町の人気スポットに変貌。

【天使にラブ・ソングを…】ウーピー・ゴールドバーグ
©Sister Act/天使にラブ・ソングを…より引用

ちなみに【天使にラブ・ソングを…】で歌われているのが「ゴスペル」だと思ってる人って多いんですけど、厳密には微妙に違うみたいです。

この「天使にラブ・ソングを…」が大ヒットを記録してから日本でもゴスペルというものが広く浸透し、今では各地にゴスペルサークルが存在します。とは言え、この映画はあくまでエンターテイメント。そこで描かれるゴスペル文化は必ずしも正確ではありません。

出典:「天使にラブ・ソングを…」から見るゴスペル音楽文化

映画の中で歌われているのは飽くまでヘッタクソな聖歌隊のためにデロリスがアレンジしたゴスペル“風”讃美歌なんですって。

“風”ね。

 

若いシスター、メアリー・ロバートの歌は吹き替え

デロリスに指導してもらうことでみるみる実力を発揮していく聖歌隊の面々。

中でも印象的なのは一番にデロリスと親しくなった芋マブい(=田舎臭さが魅力的)女の子で、すんごい高音のソロパートを見事に歌い上げるメアリー・ロバート(ウェンディ・マッケナ)ですよね。

【天使にラブ・ソングを…】ウーピー・ゴールドバーグ
©Sister Act/天使にラブ・ソングを…より引用

でも実はこの娘だけ吹き替え

実際はアンドレア・ロビンソンという歌手が歌ってます。

…そういえばちょいちょい口パクが合ってない部分があるような?

 

でもメアリー・ロバートだけが吹き替えってことは逆に言えば、もの凄い声量で周囲をビクつかせていたメアリー・パトリックキャシー・ナジミー吹き替えではないってことですよね?

朱縫shuhou

この人こそオペラ歌手かなんかが吹き替えてるんだと思ってた…。

 

聖歌隊がダンサブルなナンバーを歌うようになってからというもの、教会周辺にたむろしていた見るからにガラの悪そうな若者達も教会へ足を運ぶようになります。

口は悪いけど人情に厚く楽しいことが大好きなデロリスがブツブツ文句たれながらも指揮者を買って出てノリノリになっていく経過がホントに清々しい映画です。

 

 

映画【天使にラブ・ソングを…】の感想一言

朱縫shuhou

口達者なデロリスの立ち振る舞いの中でもヴィンスとの掛け合いは絶妙!

捕らえられたデロリスが本物のシスター然として「あなたを許します」と言った時のヴィンスのツッコミは手に持ってるのがハリセンに見えるほどのキレの良さです、必見。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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