【L.A.コンフィデンシャル】

映画【L.A.コンフィデンシャル】あらすじと感想。真犯人誰や!

【L.A.コンフィデンシャル】

1990年/アメリカ/監督:カーティス・ハンソン/出演:ケヴィン・スペイシー、ラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ジェームズ・クロムウェル、キム・ベイシンガー、デヴィッド・ストラザーン、ダニー・デヴィート/第70回アカデミー助演女優・脚色賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

友情で結ばれたエドとバド
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

ネタバレしてます!未視聴の人は絶対に読まないでください!「初見」は一回しかないのです!

 

本当の意味で人の本質を見抜く眼力を持つ人って少ないですよね。

残念ながら私には備わっていない能力です。

普通に生活していれば特に支障はありませんけど、常に甘い誘惑と隣り合わせにある人達なんかはその眼力を持っているかいないかが生死を分けたりするんでしょうね。

 

原作はジェームズ・エルロイの小説。

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絶対ええ奴やと思ってた奴に裏切られて痛い目見る映画、【L.A.コンフィデンシャル】です。

 

 

 

映画【L.A.コンフィデンシャル】のあらすじザックリ

1950年代のロス市警。マフィアのボス逮捕による暗黒街の混乱など騒然とした世相を背景に、カフェで元刑事を含む6人が惨殺された「ナイトアウルの虐殺」事件を捜査するロス市警の3人の警官が、捜査を進めるうちに警察内部の腐敗に直面する人間模様を描いている。

 

 

ロサンゼルス市警の腐敗っぷりがヤバイ

ロサンゼルスのマフィアのボスが、アル・カポネと同じ脱税容疑で逮捕されます。跡目を継ぐのに有力とされた幹部らは何者かに殺され暗黒街は騒然。

今力を持った者が現れれば一気に暗黒街を牛耳ることができるという状況の中、ロサンゼルス警察内部では酔った警官による暴行事件が発生。運の悪いことに偶然居合わせたマスコミに大々的に報道されて、ロス市警の信頼はガタガタ。

 

序盤からいきなり警察本部長や検事らが結託して内部の不祥事を隠蔽しようとする姿に不信感を植え付けられます。

朱縫shuhou
まあでも警察官だって人間だし、仲間の仇討つために逮捕されたメキシコ人を暴行することくらいあるでしょ。
いやあかんあかん。

その後カフェ「ナイト・アウル」で6人もの被害者が出る猟奇殺人事件が発生。

割とあっさりと黒人のチンピラ3人が容疑者として逮捕されますが、どうもキナ臭いわけですよ。

 

 

繋がってたのはこいつら、そして真犯人はあいつ

【L.A.コンフィデンシャル】には3人の刑事が出てきますよね。

腕っぷしの強いバド・ホワイト(ラッセル・クロウ)。

バド・ホワイト(演:ラッセル・クロウ)
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

目立ちたがり屋のこすい男ジャック・ビンセンス(ケヴィン・スペイシー)。

ジャック・ヴィンセンス(ケヴィン・スペイシー)
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

んん~、この時のケヴィン・スペイシー一番好きかも。やっぱり演技うまいよね。もう銀幕のケヴィン・スペイシーを観ることはできないのでしょうか。無念よ。

 

そして正義感溢れるエリート刑事エド・エクスリー(ガイ・ピアース)。

エド・エクスリー(ガイ・ピアース)
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

3人の刑事はそれぞれ別の角度から「ナイト・アウル」事件の核心に迫り、事件の謎を紐解いていきます。

推理力の乏しい私は、絶対この3人の内の誰かが裏切ってんだと思ってました。

 

まさかのこいつとは。

ダドリー・スミス(ジェームズ・クロムウェル)
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

一番人の良さそうなダドリー・スミス警部(ジェームズ・クロムウェル)だなんてねえ。

途中で犯罪者相手とはいえ容赦なく拷問を繰り返す冷徹な一面を見せますが、それも警察官たる責任感からくるものだと疑いませんでした。

だってこの人、【ベイブ】で食用豚のベイブを食わずに調教して活路を開いた優しいアーサーお爺さんですよ?!

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作品を飛び越えて「ええ人」のイメージしかなかったわ。

 

さらにまさかの、バドの相棒ステンズランド(グレアム・ベッケル)に、元警官のバズ(ダレル・サンディーン)に、土地の名士ピアス(デヴィッド・ストラザーン)、挙句の果てにはゴシップ誌「ハッシュ・ハッシュ」の記者シド(ダニー・デヴィート)までもがグル。

どないなっとんねんこの街は。

 

てかこうなったらもう、バドもエドもジャックも、ダドリー&ピアス一味の壮大な仲間割れに巻き込まただけと言えないこともないね。

 

高級娼婦“ヴェロニカ・レイク”はクロかシロか

バドに殴られた場面をこの目で見ても、最後まで黒幕なんちゃうんかという疑念が拭えなかったのがヴェロニカ・レイク似の高級娼婦リン・ブラッケン(キム・ベイシンガー)。

リン・ブラッケン(キム・ベイシンガー)
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

でもよく考えたら「バドを騙す」って命がけ。だってバドが本気出したらきっと、か弱い女性なんて素手でれる。

本当に愛してでもなけりゃ危険を冒してバドに近づく必要なんてなかったんですよね。

しかし【L.A.コンフィデンシャル】の時のキム・ベイシンガーは美しい。スタイルも抜群。おっぱいムチムチお尻ボ~ン!

 

ちなみに彼女が似せてるハリウッド女優ヴェロニカ・レイクってこの人です。

【サリヴァンの旅】ヴェロニカ・レイク
©Sullivan’s Travels/サリヴァンの旅より引用

顔の造形も普通に似てますけど、ヴェロニカ・レイクの特徴である右目にかぶる前髪を見事に再現していますね。

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【サリヴァンの旅】ジョエル・マクリーとヴェロニカ・レイク

バドと出会った時にリンがフードをかぶってるのは、1942年のヴェロニカ・レイク主演映画【奥様は魔女】の真似してるからでしょう。

ヴェロニカ・レイクの真似してるリン・ブラッケン
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用

 

もう一人の高級娼婦でステンズランドの恋人スーザン(アンバー・スミス)は、リタ・ヘイワースに似せて(整形手術中)売り出そうとしています。

【ギルダ】リタ・ヘイワース
©Gilda/ギルダより引用
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【ギルダ】リタ・ヘイワース

 

「コイツもそっくりさんだ」と勘違いしたエドに絡まれるラナ・ターナー“本物設定”(演じているのはブレンダ・バーキ)。あんまり似てないかも。

【L.A.コンフィデンシャル】ラナ・ターナー
©L.A.Confidential/L.A.コンフィデンシャルより引用
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【郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946)】ラナ・ターナーとジョン・ガーフィールド

 

 

映画【L.A.コンフィデンシャル】の感想一言

朱縫shuhou

「ハリウッド女優に激似の娼婦と寝られるクラブ(娼館)」ってホントにあるんですかね?

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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