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【雨に唄えば】あらすじと観た感想。リナかわいそうか?

【雨に唄えば】土砂降りの中で踊るドン ミュージカル

1952年/アメリカ/監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン/出演:ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー、ジーン・ヘイゲン、ミラード・ミッチェル

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

レインコートで踊る3人

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

アイムシ~ン ギニナレイ~ン♪ ジャスシ~ン ギニナレイ~ン♪

いいですよねえ~この歌。大好きです。

未だに雨の日に百貨店とか行くと流れますよね。

 

【グレイテスト・ショーマン】(2017年)や【ラ・ラ・ランド】(2016年)など、近年のミュージカル映画に比べて良い意味で衣裳やセットがショボいんで、映画と言うよりは直に舞台を見ているような感覚。

何年経っても何度観てもまったく色褪せない名作。

【雨に唄えば】です。

 

 

 

映画【雨に唄えば】のあらすじザックリ

サイレント映画全盛の時代、ドル箱映画スターのドンとリナは大スター同士のカップルともてはやされていた。しかし実際はリナが一方的に思いを寄せているだけで、ドンは駆け出しの女優キャシーと恋仲になってしまう。そんな中、ハリウッドにトーキーの波が押し寄せる。

 

 

トーキーの波が押し寄せるハリウッド

サイレント映画の大スター、ドン(ジーン・ケリー)とリナ・ラモント(ジーン・ヘイゲン)。

二人は数々の映画で共演し、世間では私生活でも良い仲だと思われています。

インタビューに答えるドンとリナ

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

ところが実際はリナの方がドンにお熱を上げているだけ。

ドンは性格に難があるリナに恋愛感情なんて微塵も持たず、まあ文字通り「仕事上の付き合い」って感じ。それ以上でもそれ以下でもない。

でも大衆が求めるのは映画のようなビッグカップル。

とりあえず人前では仲睦まじい感じに演じているドンなのでした。

 

そんなハリウッドに、【ジャズ・シンガー】の公開を機にトーキーの波が押し寄せます。

【ジャズ・シンガー】は架空ではなく1927年公開の実際の映画です。世界初の長編トーキーと言われています。

【雨に唄えば】の見どころはもちろん、土砂降りの中で踊るドンを始めとするキャラクターの華麗な舞いや歌唱なんですけど、しかしサイレント映画からトーキーに移り変わろうとしているハリウッドの描写もかなり興味深い仕上がりになっています。

燃えさかる小屋にダイブするスタントマン的ポジションだった駆け出し時代のドンとか、トーキーを初めて目にした時の関係者の反応とか、初めてのトーキーの撮影で集音マイクの位置に苦労する監督とか。

サイレント映画が終焉を迎え、騒然としてるけど活気が半端ない映画スタジオの様子に、映画ファンならワクワクと胸躍っちゃうことでしょう。

サイレント時代のハリウッド

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

 

そんな中、ドンとリナの映画会社もトーキーの製作に着手するわけですが、彼らには重大な問題が…。

実は大女優リナは、死ぬほど声が悪い。

申し訳ないけども、ええ。美しい林家パー子師匠です。

 

仮に声が悪いのを差し引いたとしても、セリフは覚えないし演技は白々しいし、見た目だけでは勝負できないトーキーの撮影に入った瞬間、リナの始末の悪さに監督、ドン、以下関係者一同は頭を抱えるのでした…。

 

ジーン・ケリーは何者なのか

ここで都合よくもドンは、一本筋の通った信念を持つ舞台女優のキャシー(デビー・レイノルズ)に出会います。

出会いは最悪だったドンとキャシー

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

舞台で鍛え上げられた美しい声と表現力を持つキャシーに一目惚れしたドンは、キャシーにリナの“吹き替え”をさせることを思いつきます。

 

そしてキャシーに恋してテンション振り切ったドンが、誰もいない映画スタジオの中やら土砂降りの雨の中やらで踊りまくるワケですよ。

 

大道芸からタップダンスやバレエまで、彼のダンスはホントにすごい。まるで糸で吊られたマリオネットみたい。

なんなんですかねこの人は。ジーン・ケリーと言う人は。

キャシーへの愛を語るドン

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

もともとはブロードウェイの舞台俳優だったとはいえ、それにしたってすご過ぎ。

まいるわ、この映画は。

まいる。

まいった。

ジーン・ケリー

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

 

 

「リナかわいそう」?そうか?

さて、【雨に唄えば】のラストに関して、よく「リナが余りにもかわいそう…」とか言われたりするんですけど、私としては

朱縫shuhou
朱縫shuhou

は?

どこが?

って感じです。

 

観た人はどうか思い出してください、冒頭のドンとリナの出会いのシーンを。

 

ドンがまだ駆け出しの新人だった頃。

危険なスタントをこなしてボロボロのドンが挨拶に駆け寄った時の、リナとの出会いのシーンをですよ。

ドンとリナの出会いの場面

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

見てくださいリナのこの嫌っそうな表情

「きったない新人…お前ごときウジムシが私に話かけんな」ってなもんですわ。なのにこの数秒後、ドンが次の映画の主役に抜擢された瞬間手の平返してすり寄ってくるんですよ?!

 

さらにリナはライバルであるキャシーを芸能界の裏方へ封じ込め、自分の所属する映画会社を脅して乗っ取ろうとするし!

 

悪声であるのも演技が下手なのも気の毒ではあるけど、リナはその美貌と人気の上にあぐらをかいて、少しの努力もしようとしない

ボイトレとか、演技指導してもらうとか、色々あるでしょうよ。

発声指導してもらってるシーンはありますけど、どう見てもやっつけ

本気でやる気なんてありゃしない。

 

ホントに根性ババ色なんですよこの娘っ子は。

殺された訳でもあるまいし、全然かわいそうじゃないと思うんだけど。

吹き替えがバレた時のリナ

©Singin’ in the Rain/雨に唄えばより引用

大体この人、人前で恥をかかされたくらい何てことないよ。

すぐ復活して違う道でひと花咲かせてると思うわ。

 

 

映画【雨に唄えば】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

ドンとキャシーの恋が主軸の映画ですけど、忘れてならないのはドンの親友コズモ(ドナルド・オコナー)の存在。

 

ドンに引けを取らない華麗なダンスは当たり前、アイデアマンだし気は利くし芸達者だし(特に顔芸)いつもニコニコ元気だし、キャシーがどうしてコズモを選ばなかったのか不思議なくらい。

 

すぐに彼にも素敵な女性が見つかることでしょう。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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