キャロル(ケイト・ブランシェット)

映画【キャロル】あらすじと感想。ケイト・ブランシェットなら抱かれたい

キャロル(ケイト・ブランシェット)

2015年/アメリカ/監督:トッド・ヘインズ/出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、サラ・ポールソン、カイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

テレーズとリチャード
©Carol/キャロルより引用

予備知識一切無しで映画を観るのが好きです。

監督やキャストと云った「どうしても入ってきてしまうもの」を除いて、あらすじとか時代背景とかジャンルとか、あらゆる情報をできる限りシャットアウトして鑑賞に臨むんです。

そうすると先入観無しのナマの映画を全力で堪能することができる気がしまして(時々全然意味が分からなくて結局すぐに再視聴するハメになったりもするんだけど。歴史映画とか戦争映画に多い)。

 

本日の映画も例に漏れず。

ケイト・ブランシェットルーニー・マーラの共演」という宣伝文句だけに釣られて、予告動画もあらすじも一切頭に入れずに鑑賞しました。

 

それでも映画冒頭のレストランでの2人の雰囲気を見て即座に、

朱縫shuhou

あ、

これもしかして、

同性愛の映画?

って読めてしまうくらい、完璧に役に入り込んだケイト・ブランシェットとルーニー・マーラがホント必見。

 

【キャロル】です。

 

 

 

映画【キャロル】のあらすじザックリ

1950年代のニューヨーク。デパート店員のテレーズはクリスマスを目前で賑わう玩具売り場で美しく気品溢れるキャロルという人妻に出会う。キャロルがショーウィンドーに置き忘れた手袋を届けたことをきっかけに、二人の関係は急速に濃密なものとなってゆく。

 

 

キャロルとテレーズの愛の物語

前述のように何も知らずに観るとびっくりしますけど、よくよく考えたら監督は自身も同性愛者であることをカミングアウトしている【ベルベット・ゴールドマイン】トッド・ヘインズ

あ~あ~…(納得)。

 

テレーズとキャロルの出会い

クリスマスのニューヨーク。

デパートで働くテレーズ・ベリベット(ルーニー・マーラ)は、プレゼントを求めるお客様で賑わうおもちゃ売り場で美しい女性を見かけます。

クリスマスのおもちゃ売り場
©Carol/キャロルより引用

娘のクリスマスプレゼントを探す女性の名はキャロル・エアード(ケイト・ブランシェット)。

何やら高貴な雰囲気を纏ったキャロルに、テレーズは一瞬で魅せられてしまいます。

 

店員のテレーズの提案を快く受け入れ、おすすめの列車セットを注文してお店を後にしたキャロル。不思議と惹かれるキャロルを見送り呆然としていたテレーズは、ショーケースに置かれたままのキャロルの手袋を見つけます。

おもちゃの注文をするキャロル
©Carol/キャロルより引用

あとから考えるとこれって、キャロルの作戦なんですかね?

わざと手袋忘れた?

 

これだけ美しい女性ともなると、目が合っただけで相手が自分のことをどう思っているか見抜きそう。どうしてって?「意味ありげな視線を送られることに慣れているから」ですよ。

おもちゃ売り場で目が合った時点ですでにテレーズのことをロックオンしていた気がしないでもない。テレーズに手袋を届けてもらってからの華麗なステップアップがもうすごいし。突然電話かけて食事に誘うし要所要所でボディタッチぶっこんでくるし、「積極的やなあ~狙ってんのバレバレやん!」ってちょっと引くくらいの勢いで、キャロルはテレーズに猛アタックを仕掛けてきます。

 

でもまあこれを女性同士でなくてスタンダードな男女間の恋愛に置き換えてみるとそんなに驚くことでもないかも知れない。

こんな女性っていますよね、本能的にごく自然に男性を虜にしてしまう、ね?

 

大胆露出の濡れ場にバクバク!

綺麗な映画です。

親密になる2人
©Carol/キャロルより引用

10年間自分を「お飾りの妻」としか見てなかった夫ハージ(カイル・チャンドラー)と離婚・親権問題で醜い言い争いをしている時でさえキャロルは美しい。

なぜキャロルに惹かれるのかも分からないまま、ただその引力に逆らえず成すがまま流される優柔不断なテレーズとて美しい。

 

そして究極に美しいのが旅の途中のモーテルでの大胆な2人の濡れ場

まあまあ長いし結構出ちゃってますけど美しい。女性同士ってこんなに美しくセックスすんの?男と寝るのイヤんなるね。

キャロルとテレーズの大胆な濡れ場
©Carol/キャロルより引用

ルーニー・マーラはこの数年前にも【ドラゴン・タトゥーの女】で結構露出してましたよね。

体張るねえ~。さすがに下はボディダブルでしょうけどねえ~。お乳は自前ですよねえ~。

参考 ボディダブル=映画やテレビドラマなどの主要な出演者がなんらかの理由によりあるシーンを演じることができない場合に、替え玉となって、あたかもその出演者が演じているかのように演技をする俳優のこと。

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【ドラゴン・タトゥーの女】ルーニー・マーラ

 

 

映画【キャロル】の感想一言

朱縫shuhou

【キャロル】公開時のインタビューで、ケイト・ブランシェットは自身も過去に女性同士で経験したことがあると答えています。

この映画の公開に合わせたリップサービスかも知れませんけど…ハリウッドきっての実力派“男前”女優ケイト・ブランシェットであれば、これが事実だとしても全然違和感ないですね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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