1929年/アメリカ/監督:ハリー・ボーモント/出演:チャールズ・キング、アニタ・ペイジ、ベッシー・ラヴ/第2回アカデミー作品賞受賞
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
♪ブロードウェェ~イ・んメェロォディ~~っ!!
あーすみません。頭に残った曲って口に出しちゃうタチでして。
主演のチャールズ・キングの歌声が古いレコード聞いてるみたいですごく心地いい。
私でなくとも鑑賞後しばらくはこのメロディが頭に残ってしまうであろう世界初(!)の全編トーキーのミュージカル映画、【ブロードウェイ・メロディー】です。
参考 世界初のトーキーは【ジャズ・シンガー(1927)】、世界初の長編完全トーキーは【紐育の灯】と言われています。
1927年/アメリカ/監督:アラン・クロスランド/出演:アル・ジョルソン、メイ・マカヴォイ、ワーナー・オーランド、ユージニー・ベッセラー、オットー・レデラー、リチャード・タッカー/第1回アカデミー名誉賞受賞注※このサイトは映[…]
映画【ブロードウェイ・メロディー】のあらすじザックリ
世界初の全編トーキーのミュージカル映画
現代のカラオケボックスの様に、ずらりと並んだ各個室でバンドや歌手がレコーディングをしたり音合わせをしたりして賑やかなグリーソン音楽出版社。
物語は歌手のエディ(チャールズ・キング)がこの出版社で自分の新曲を披露する場面から始まります。
この場面がまあ「音」を使う使う。
トーキー撮れるようになったもんだから嬉しくなって色々使ってみたかったんちゃうかって思うくらい使う。
少し前の「流行りの3D映像を無理矢理使う使う!」みたいな風潮と似てる気がする。音があふれてガッチャガチャ。全然不快な感じじゃないんですけど。
【アバター】で最初に3D映像が映し出された時、映画館内に歓声が上がったのを覚えていますが、恐らく【ブロードウェイ・メロディー】の公開当時もあんな感じだったんでしょうね。
スクリーンから音が溢れる映画を初めて観た当時の観客の興奮が想像できます。
田舎から出てきた姉妹とブロードウェイの花形歌手
田舎の公会堂なんかで“マホーニー姉妹”として人気を博していたダンサーのハンク・マホーニー(ベッシー・ラヴ)とクィニー・マホーニー(アニタ・ペイジ)。
2人はすでにブロードウェイで活躍しているハンクの婚約者エディのコネを頼って、ニューヨークにやってきます。
ニューヨークの滞在先で久しぶりにマホーニー姉妹に会った会ったエディは、婚約者のハンクを差し置いて美しく成長した妹のクィニーに釘付け。
やあ…クィニーかい?!
綺麗になったね!
釘付けドコロか、あからさまに恋をする。
エディの気持ちを知ってしまい姉ハンクを気遣うクィニーは、エディと距離を置くために他の男を好きだと嘘をつき、2人に対して次第に反抗的な態度を取るようになります。
最初どうしてクィニーがそこまでハンクとエディにつらくあかるのかよく分からなかったんですけど、実はクィニーも再会した時にエディのことが好きになってたんですね。最後の方でクィニー自身がエディに告白します。
字幕は合っているのかいないのか
そもそも、ちょっとこの映画字幕がおかしい気がするんですけど、そんなことはないのでしょうか?
だって私、クィニーもエディを好きになってただなんて全然気付きませんでしたよ?
英語がさっぱり分からないもので勘でしかないんですが、前後の文脈がつながってないことが多いような気がするんです。古い洋画にたまにあるんですけどね。
「おにぎり食う?」って聞いてんのに「今日むっちゃええ天気やな」って言われてる感じ。
ちょこちょこ前後の脈絡がおかしい表現があるため、クィニーが急にエディのこと好きって言い出したように見えちゃうんですよね。
no more 言葉の壁。
美容整形っていつからあるの?
ある時、レヴューの稽古中ハンクが他のダンサーとケンカして口論になり、
と罵り合う場面があります。
嘘!
1929年当時整形手術あったん?!
もう気になって気になって夜も眠れなかったんで調べてみました。
美容整形と形成外科の原点はいっしょであり、紀元前6世紀頃の古代インドといわれています。
出典:美容整形の歴史
…おお。
せいぜい100年前とかそんなんやと予想してたのに紀元前出てきてしもた。
気が済みました。
映画【ブロードウェイ・メロディー】の感想一言
今夜はゆっくり眠れそう…。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。