アナと雪の女王エルサ

映画【アナと雪の女王】なぜオラフの愛で氷は解けない?クリストフはイタい奴

2013年/アメリカ/監督:クリス・バック、ジェニファー・リー/声の出演:クリスティン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド、サンティノ・フォンタナ/第86回アカデミー長編アニメ映画・歌曲賞受賞

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

氷の城のエルサ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

公開当時のブームたるや凄まじいものがありましたね。

今やすっかり消えてしまいましたがエンディングで主題歌“Let It Go”を歌っているMay J.もこの時が一番旬でしたし。

主人公の姉妹2人の日本語吹替を担当した松たか子(エルサ)と神田沙也加(アナ)も抜群に良かったしね。

オラフのとぼけた愛くるしさも最高だったね、電気グルーヴのピエール瀧のおっさん声が妙にハマってね。

 

とは言え2013年当時まだ子供を持たなかった私は、どうして世界中がこんなにも熱狂するのかよく分かりませんでした。

ディズニーの名作アニメなんて他にいくらでもあるのにそこまで熱狂せんでも…と冷めた視線を送っていたものですが、先日子供達にこの映画を観せて初めて偉大さが分かりました。

子供(特に女子)がめちゃめちゃハマるんですねこれ。

 

DVDを一度観せてしまったが運の尽き、何度も何度も繰り返し再生させられて、挿入歌の歌詞もセリフも覚えてしまってTVがない場所でも大音量で歌いだしたり完璧なセリフ回しによる寸劇を見せられたりすることもしばしば。

私自身がディズニー大好きDVDコレクターなもので、2Dからピクサーまで有名ドコロはほぼ一通り観せていますが、子供達がこんなにハマったのは初めてです。

 

子供が熱狂すると親がグッズとか関連商品買い漁るからね。覚えやすい主題歌“Let It Go”のヒットとあいまってとんでもない相乗効果を生みだしたんでしょうね。

ブームから数年後にやっと納得。

 

【アナと雪の女王】です。

 

 

 

映画【アナと雪の女王】のあらすじザックリ

雪や氷を作る魔法の力を持つエルサは、幼い頃誤って妹のアナを傷つけてしまったことで外界との関わりを絶つようになる。成人したエルサが女王となる戴冠式の日、隣国の王子ハンスと出会ったその日に結婚を決めたアナと口論になったエルサは、国民の前で魔法の力を使ってしまう。

 

 

映画【アナと雪の女王】のツッコミどころ4選

これほどまでに大ヒットした映画のレビューを今さら大真面目に書いてもちっともおもろないんで、本日は冷静に「大人目線」で納得いかない部分にツッコんでみたいと思います。

 

アナの恋人クリストフはイタい奴

家族はおらず、トナカイのスヴェンと生きてきた氷売りの青年クリストフ。

クリストフとスヴェン
©Frozen/アナと雪の女王より引用

本作のヒーローである彼は、実は現実世界に存在してたとしたらかなりイタい奴。幼い頃から共に暮らしてきたためスヴェンの言わんとしていることを理解できるクリストフは、それをいっこく堂ばりの見事な腹話術風のアテレコで口に出してしまうのです。

これって要するに はたから見れば「独りでぶつぶつしゃべってる」ってこと。

これはイタい。てかサブい。

戴冠式のエルサとアナ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

さらにエルサの戴冠式当日の城下町の情景には、衝撃の映像が映り込んでいます。

スヴェンが一度口に入れて吐き出したニンジンに躊躇することなくかぶりついているクリストフの姿です。

トナカイがほうばったよだれだらけのニンジンにかぶりつく男。

 

挙動不審の変質者容疑プラス食品衛生法違反で連行。

 

ヴェーゼルトン侯爵の存在価値

エルサとアナが治める国アレンデールの隣国から戴冠式へやってきたヴェーゼルトン侯爵。

ヴェーゼルトン侯爵
©Frozen/アナと雪の女王より引用

【アナと雪の女王】のディズニーヴィランズ(=ディズニー作品のラスボス)はサザンアイルズ王国の第13王子ハンスであるはずなのに、図々しくもそこに張り合おうとしてくる個性と野心の強いヅラのおっさん。

このおっさんは一体どうして出てきたんですかね?

ヴィランはハンスだけでよくね?

ハンス・サザンアイルズ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

あれか、ハンスから観客の目を逸らすためのカモフラージュか。

 

結構自在に魔法の力を操るエルサ

ヴェーゼルトン侯爵の存在価値があるとすれば、エルサを捕らえる場面での腰ぎんちゃくの部下2人の活躍(それにしたってヴェーゼルトン侯爵自身に存在価値はない)。

彼らが攻撃することによってエルサの攻撃的な一面を暴き出したかったのか…?

超怖いエルサ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

この時のエルサはエルサでツッコミポイント。

だってコントロールできないはずの魔法の力で屈強なボディガード2人にバリバリに応戦するんだもん。

 

咄嗟に氷の壁を作ってボーガンの矢から身を護るまでは理解できます。命の危険が迫った時に「無意識に」身を護ったこの氷の壁こそが「自分ではコントロールできない魔法の力」ってことでしょ?

対して何かを制止しようとして自分の意志で魔法を使うというのは…それはもう「コントロールできてる」ってことちゃいますのん?

マシュマロウ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

氷の巨人マシュマロウもね。狙った通りに作れてるじゃんね?

 

まあ「氷の解かし方」は分かんなかったんだろうけどさあ。

 

オラフの愛じゃアナの凍った心は解かせないの?

エルサの魔法の力で心を貫かれ、愛していると思い込んでいたハンスにも裏切られ、今にも凍えてしまいそうなアナ。

そこへ颯爽と現れたのはクリストフではなく雪だるまのオラフ

凍えそうなアナとオラフ
©Frozen/アナと雪の女王より引用

自分は熱で解けてしまうというのに、オラフは暖炉に火を入れ部屋を暖めアナの傍を離れようとしません。

アナ

オラフ…。

ここにいちゃダメ…、解けちゃうよ…。

オラフ
アナのためなら、解けてもいいよ。

 

朱縫shuhou

!!!

これ「真実の愛」ちゃうの?!

なんで?!

これぞ究極の愛ちゃうの?!

オラフの愛ノーカウント?!

オラフ自身が魔法の産物だから?!

これ酷くね?

 

ここでアナの心が解けたらそれはそれでドラマティックだったよね。

オラフか~い!みたいな。

アナの愛、エルサの愛
©Frozen/アナと雪の女王より引用

ダメ?

 

 

映画【アナと雪の女王】の感想一言

朱縫shuhou

「真実の愛」って言うからてっきりクリストフとキスするもんだとばっかり思ってたら、今までのディズニーにない「姉妹愛」もアリって展開にも度肝抜かれました。

今までは「お姫様」と言えば「王子様」でしたもんね。

 

そういった意味でも革新的な映画となったことは間違いありません。

アナとクリストフのキス
©Frozen/アナと雪の女王より引用
朱縫shuhou
最後にちゅーはしよるんやけどね。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

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