勝利への旅立ちのジーン・ハックマン

【勝利への旅立ち】あらすじと感想。田舎のバスケットチームの実話

1986年/アメリカ/監督:デヴィッド・アンスポー/出演:ジーン・ハックマン、デニス・ホッパー、バーバラ・ハーシー、チェルシー・ロス

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

勝利への旅立ちの試合風景
©Hoosiers/勝利への旅立ちより引用

ハリウッドのスポーツ映画はアメリカン・ドリーム風味のベタなものが多いです。

チンピラみたいな無名のボクサーにタイトルマッチの話が舞い込んで猛特訓の末にドローに持ち込むとかね。

剛速球を投げることができるけどノーコンのピッチャーがビン底眼鏡かけて視力矯正したらバンバンストライク取るとかね。

 

ええ、ええ、どうせ最後には勝つんですよ。

分かっとります。

読めております。

ひたすら努力して、チームで協力して、勝利の栄冠を勝ち取るんですよ。

 

ベッタベタですよ。

オチまですっかり読めている。

意外性もへったくれもない。

なのにどうして泣けるんでしょう。

 

原題の【HOOSIERS】とは、インディアナ州の州民の愛称。田舎の小さな高校のバスケットボール部が州大会で優勝するという実話を元にした青春映画、【勝利への旅立ち】です。

 

 

 

映画【勝利への旅立ち】のあらすじザックリ

12年前に暴行事件を起こし、長い間バスケットボールのコーチから遠ざかっていたノーマン・デイルは、友人の校長を助けるため、インディアナ州の小さな町の高校のコーチに就任した。彼の能力を疑う町の人々に反発されるも、チームは州大会の決勝まで駒を進める。

 

 

よそ者のコーチを招いた田舎の高校のバスケットボールチーム

田舎だけど昔からバスケットボールだけは盛んなインディアナ州のとある町では、現在7人しか部員がいないバスケットボールを町をあげて応援してる。

中でも将来を嘱望されたジミーという部員がいたのですが、父親のように慕っていた前任のコーチが亡くなったため(死因は明かされていない)希望を失い退部してしまっています。

 

12年前に10年経験あり…ノーマン・デイルコーチ

前コーチの死後、よそから新しく赴任してきたバスケットボール部のコーチは、ノーマン・デイル(ジーン・ハックマン)。

新しく赴任してきたバスケットボール部コーチ
©Hoosiers/勝利への旅立ちより引用

校長のクリータス(シェブ・ウーリー)の旧友で、クリータスはわざわざ海軍にいたノーマンを探し出してまで新しいコーチを願い出ました。それほどの名コーチであるということ。

しかし聞けばノーマンがバスケットボールのコーチをするのはなんと12年ぶり…。

理由はまあ、ノーマンのスポ根丸出しで選手に指導する姿や審判に抗議する気性の荒さを見れば明白。

審判に物申すノーマン
©Hoosiers/勝利への旅立ちより引用

そうです、12年前ノーマンは、試合に白熱しすぎて選手を殴った暴力事件によってバスケットボール界を追放されていたのです。

彼はクリータスのはからいで12年ぶりにコーチに返り咲き、もう一度選手とともに夢を追えることになったワケです。

 

 

チームの選手の父親シューターを演じたデニス・ホッパー

不幸な家庭の境遇から前コーチを父親のように慕っていたジミー、アル中の父親シューター(デニス・ホッパー)を恥じて手を焼いている選手エベレット、バスケットボールに入れ込みすぎて何も残らなかった兄を見てバスケットボール自体を嫌悪する女教師マイラ(バーバラ・ハーシー)、そしてすねに傷を持つ新コーチノーマン。

さらにそこへドラマティックな試合の描写。

後半数秒でジミーがシュートを決める
©Hoosiers/勝利への旅立ちより引用

百歩譲って群像劇だと認識して観たとしても少々盛り込みすぎ。

冒頭のクリータスとノーマンの会話で「ジミーという選手がキーになるんだな」と思わせておいて、ジミーの扱いは意外と大したことない。最後にシュートを決めるだけ。

ノーマンと印象的な会話は交わしているものの実際に直接指導を受けた訳でもないのに、ノーマンの解任と引き換えに部に戻ってくるという動機も浅い。

 

そして【勝利への旅立ち】において最も不要だったのはノーマンとマイラのロマンス

まったく意味なし。ごみ。

 

しかしねえ、主演のジーン・ハックマンとエベレットのアル中の父親シューターを演じたデニス・ホッパーがええ味出してきよるんですよ。

酒に溺れ家を追い出され(予想)、浮浪者のような生活を余儀なくされていたバスケットボールを愛するシューターが、ノーマンのサポートのために一張羅のスーツを着て身なりを整え、震えながら試合会場に現れる瞬間が一番感動します。

この二大俳優の名演がなかったらもっとゴミみたいな映画になってたことは間違いない。

アル中更生施設のデニス・ホッパー
©Hoosiers/勝利への旅立ちより引用

デニス・ホッパーなんかもうホントのアル中患者にしか見えないしね。

まあこの人素行が問題視されることが多々あるのでホントにへべれけで撮影に臨んでいる可能性も否めませんけど。

 

事実デニス・ホッパーが生涯で唯一アカデミー賞演技部門(助演男優賞)にノミネートされた作品でもあります。

 

 

映画【勝利への旅立ち】の感想一言

朱縫shuhou
朱縫shuhou

それでもね、

最後にジミーがシュートを決めた瞬間だけは鳥肌が立つんですよ。

喜びの余りアル中更生施設のベッドで飛び上がるシューターが最高(やっぱりデニス・ホッパーかい)。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

勝利への旅立ちのジーン・ハックマン
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