2010年/アメリカ/監督:デビッド・フィンチャー/出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク
注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!
だしぬけに。
私の夫はPCオタクです。
自宅にもご立派な自作PCが2台もあります。
グラフィックボードがどーの、CPUがどーのと、内部の構造を言われても私にはチンプンカンプンですが、なんとも奇怪なマウスを使いこなし(色んなトコにボタンがあってクリックする時気ぃ遣ってしゃあない)、PCデスク周辺にはやれ外付けディスクだのやれ高級スピーカーだのやれカードリーダーだのが所狭しと並んでいるのを見ると、よっぽどこだわりがあることは間違いないようです。
そんな彼には弱点が。
そう、ちょっぴりコミュニケーション能力に欠けるのです。
この映画を観ているとなんとなーくこんな夫を思い出すんですよねー…。
今や全世界のユーザー数も20億人間近と言われる世界最大のSNS、Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの伝記映画、【ソーシャル・ネットワーク】です。
映画【ソーシャル・ネットワーク】のあらすじザックリ
巨大SNS・Facebookの創始者は変人
まあ私フェイスブックやってないんで、「映画」として楽しんでました。
序盤からしかしまあマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)の変人・天才ぶり全開!…人より秀でた人ってのはやっぱり凡人には理解しがたいところがあるんですかね。(偏見)
そもそもどうやって交際に発展したのかすら謎の恋人
オープニングでいきなり彼女のエリカ(ルーニー・マーラ)と別れ話になっちゃうんですが、大半の女性はこの下り、イライラすると思います。
せっかくのデートなのに聞いてねえし。
私の話聞いてねえし。
自分の話ばっかだし。
頭の回転速すぎるからいっぺんに色んな話するし。
ついてけねえし。
なんか上から目線だし。
本人悪気ねえし。
なんかもー疲れちゃって「もーええわ…帰る」ってなるよね?
例え数年後億万長者になる事が分かっていても、あれほど意志の疎通ができない人とは一緒にいられませんよ。
離婚原因で一番多いと言われる「性格の不一致」とか「価値観の違い」がまさにこんな感じでしょ。
常人には理解できない変人っぷり
デヴィッド・フィンチャー監督って、意外とまだアカデミー賞獲っていませんね。
アカデミー賞は獲れないまでも、【ソーシャル・ネットワーク】でその他の色んな賞総ナメしてます。
Facebookという題材がまず理解され易いし、マーク・ザッカーバーグの人物像も(脚色もあるでしょうが)表現し易いですもんね。
ははっ。
こう書くと伝記映画とは思えないウソ臭さが全開ですけど、結構事実に忠実な映画のようです。
飽くまで淡々と物語は進んでいきますが、
天才秀才うごめく世界最高峰ハーバード大学の学生の生活を垣間見られたり、時間軸が過去の回想と現在の二極になっていたり、キャラクターもそれぞれ思惑があってフィクション作品のように楽しめます。
その一言に尽きる名シーン
印象深いのは、フェイスブックの原型のアイディアをマークに盗まれたウィンクルボス兄弟(ええとこのボンボン)が、無茶な屁理屈でハーバード学長に泣きつくシーン。
マーク・ザッカーバーグに私達の構想を盗まれました!
学則にあるはずです!
他人のものを盗んではいけないと!
気持ちいいんですよね~このシーン。
学長の懐のデカさを見せつけたこのセリフ、現実のハーバード大学の学長もこんな人だといいのになあと思います。
私の人生には1mmも関係ないけど。
最後に「印象に残ったのは…」って。
学長のセリフですけど。
主人公の台詞でもなければ物語の本筋からもはずれてますけど。
映画【ソーシャル・ネットワーク】の感想一言
ウチの夫も変人でもコミュニケーション障害でもPCオタクでもいいから、億万長者になってくれないもんですかねー。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
そんなあなたが大好きです。