映画【ソーシャル・ネットワーク】フェイスブック創始者の伝記の感想

2010年/アメリカ/監督:デビッド・フィンチャー/出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

 

【ソーシャル・ネットワーク】
©social networking service/ソーシャル・ネットワークより引用

だしぬけに。

私の夫はPCオタクです。

自宅にもご立派な自作PCが2台もあります。

 

グラフィックボードがどーの、CPUがどーのと、内部の構造を言われても私にはチンプンカンプンですが、なんとも奇怪なマウスを使いこなし(色んなトコにボタンがあってクリックする時気ぃ遣ってしゃあない)、PCデスク周辺にはやれ外付けディスクだのやれ高級スピーカーだのやれカードリーダーだのが所狭しと並んでいるのを見ると、よっぽどこだわりがあることは間違いないようです。

 

そんな彼には弱点が。

同僚と仕事後に飲みに行ったり遊びに行ったりしない。
欲しいものはネットで即購入(ウィンドウショッピングに付き合ってくれない)。
近所の方とかと愛想会話ができない。
他人の興味はどうでもいいので流行にうとい。

そう、ちょっぴりコミュニケーション能力に欠けるのです。

 

この映画を観ているとなんとなーくこんな夫を思い出すんですよねー…。

今や全世界のユーザー数も20億人間近と言われる世界最大のSNS、Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの伝記映画、【ソーシャル・ネットワーク】です。

 

 

 

映画【ソーシャル・ネットワーク】のあらすじザックリ

2003年秋。ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグは恋人と口論になりフラれる。怒ったマークは腹いせにハーバード大学のコンピュータをハッキングして女子学生の写真を集め、女の子の顔の格付けサイト「Facemash」を立ち上げる。サイトは瞬く間に話題となり、4時間で大学のサーバーをダウンさせてしまう。

 

 

巨大SNS・Facebookの創始者は変人

まあ私フェイスブックやってないんで、「映画」として楽しんでました。

序盤からしかしまあマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)の変人・天才ぶり全開!…人より秀でた人ってのはやっぱり凡人には理解しがたいところがあるんですかね。(偏見)

 

そもそもどうやって交際に発展したのかすら謎の恋人

オープニングでいきなり彼女のエリカ(ルーニー・マーラ)と別れ話になっちゃうんですが、大半の女性はこの下り、イライラすると思います。

【ソーシャル・ネットワーク】
©social networking service/ソーシャル・ネットワークより引用
エリカ

せっかくのデートなのに聞いてねえし。

私の話聞いてねえし。

自分の話ばっかだし。

頭の回転速すぎるからいっぺんに色んな話するし。

ついてけねえし。

なんか上から目線だし。

本人悪気ねえし。

なんかもー疲れちゃって「もーええわ…帰る」ってなるよね?

例え数年後億万長者になる事が分かっていても、あれほど意志の疎通ができない人とは一緒にいられませんよ。

離婚原因で一番多いと言われる「性格の不一致」とか「価値観の違い」がまさにこんな感じでしょ。

 

常人には理解できない変人っぷり

デヴィッド・フィンチャー監督って、意外とまだアカデミー賞獲っていませんね。

アカデミー賞は獲れないまでも、【ソーシャル・ネットワーク】でその他の色んな賞総ナメしてます。

Facebookという題材がまず理解され易いし、マーク・ザッカーバーグの人物像も(脚色もあるでしょうが)表現し易いですもんね。

 「天才」「オタク」「コミュニケーション障害より」「億万長者」

ははっ。

こう書くと伝記映画とは思えないウソ臭さが全開ですけど、結構事実に忠実な映画のようです。

 

飽くまで淡々と物語は進んでいきますが、

天才秀才うごめく世界最高峰ハーバード大学の学生の生活を垣間見られたり、時間軸が過去の回想と現在の二極になっていたり、キャラクターもそれぞれ思惑があってフィクション作品のように楽しめます。

【ソーシャル・ネットワーク】
©social networking service/ソーシャル・ネットワークより引用

 

 

その一言に尽きる名シーン

印象深いのは、フェイスブックの原型のアイディアをマークに盗まれたウィンクルボス兄弟(ええとこのボンボン)が、無茶な屁理屈でハーバード学長に泣きつくシーン。

【ソーシャル・ネットワーク】
©social networking service/ソーシャル・ネットワークより引用
ウィンクルボス兄弟

マーク・ザッカーバーグに私達の構想を盗まれました!

学則にあるはずです!

他人のものを盗んではいけないと!

ハーバード学長
まあまあ、そない怒らんと、それ上回る構想練ったら?
ウィンクルボス兄弟
!!!!

気持ちいいんですよね~このシーン。

学長の懐のデカさを見せつけたこのセリフ、現実のハーバード大学の学長もこんな人だといいのになあと思います。

私の人生には1mmも関係ないけど。

 

最後に「印象に残ったのは…」って。

学長のセリフですけど。

主人公の台詞でもなければ物語の本筋からもはずれてますけど。

 

 

映画【ソーシャル・ネットワーク】の感想一言

朱縫shuhou

ウチの夫も変人でもコミュニケーション障害でもPCオタクでもいいから、億万長者になってくれないもんですかねー。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

そんなあなたが大好きです。

created by Rinker
¥1,000(2025/01/13 06:26:25時点 Amazon調べ-詳細)
shuhou02-22
>死ぬまでに観たい映画1001本

死ぬまでに観たい映画1001本

1902年公開の【月世界旅行】から2010年公開の【ブラック・スワン】まで。
一世紀以上に渡り製作されてきた世界中の無数の映画をたったの1001本に選りすぐり、一生に一度は観ておくべき不朽の名作としてまとめた無謀なリスト。

眺めているだけでもテンションが上がってしまう映画好きにはたまらないタイトルがぎっしり。あなたは何本観てますか?

CTR IMG