【ボディ・スナッチャーズ】

映画【ボディ・スナッチャーズ(1993)】あらすじ感想。前作の金切り声踏襲

1993年/アメリカ/監督:アベル・フェラーラ/出演:ガブリエル・アンウォー、メグ・ティリー、フォレスト・ウィテカー、テリー・キニー、R・リー・アーメイ、ライリー・アーメイ、クリスティーン・エリス

注※このサイトは映画のネタバレしようがしまいが気にせず好きなこと書いてます!未視聴の方はご注意ください!

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

ジャック・フィニイのSF小説「盗まれた街」は、これまでに4度も映像化されています。

4度のうち、本日の映画【ボディ・スナッチャーズ(1993)】は3度目の映像化作品で、【ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)】を映画オリジナル版とするなら2度目のリメイク版に当たります。

 

原作小説のタイトルが「盗まれた」だったことを考えると、結構斬新にアレンジされているような?

だって物語の舞台が普通の「街」じゃなくて「米軍基地」になっちゃってますから。

 

舞台を「米軍基地」にしたのは恐らくラストの爆撃シーンのためだとは思うんですけどねえ~。

結構「盗まれた街」の世界観壊れちゃったかもねえ~。

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映画【ボディ・スナッチャーズ】のあらすじザックリ

従軍研究員の父と継母、義弟とともに米軍基地内の住居へ引っ越してきた少女マーティー。しかしそこでは周囲の人々が無個性な別人に変わってしまうという奇妙な現象が広がりつつあった。マーティー達家族はみるみる増える“敵”からの逃亡をはかる。

「米軍基地」でインベーダーによる乗っ取りが始まる

冒頭でお話ししたとおり、映像化3作目の【ボディ・スナッチャー(1993)】の舞台は「米軍基地」。

環境衛生局で働くスティーヴ・マローン(テリー・キニー)は、妻のキャロル(メグ・ティリー)、娘のマーティー(ガブリエル・アンウォー)、妻の連れ子のアンディ(ライリー・マーフィ)ら家族をともなって、基地内の衛生検査のためここへ引っ越してきました。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

最初に人々の異変に気付いたのは主人公マーティーの義弟アンディ。

アンディの通う基地内保育所では子供たちみんなが同じ絵を描く。先生もそれを「よくできました」とほめる。

「あんな気持ち悪い保育園もう行きたない…」とぐずっていたその夜、アンディは、ベッドで眠っていた母親のキャロルがシューっとしぼみ、その直後にクローゼットから素っ裸の“別のキャロル”が現れる一部始終を目撃してしまいます。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

この基地は、人間が眠った隙にターゲットの身体を生成して本体と入れ替わるタイプの地球外生命体に侵略されつつあったのでした。

視聴者全員が「お前今がどんな状況か分かってんのか」ってツッコむ瞬間

おかんが「しぼむ」場面を目の当たりにしたアンディは結構ショックを受けてて深刻なんですけどね。

肝心の主人公マーティーはといえば、基地内のイケメン下士官ティム(ビリー・ワース)と恋に落ちちゃったりして意外とのん気。

助手
のん気って…

いや少なくとも私にはそう映る。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

ちなみにこのインベーダーたちの目的はこの基地を足掛かりにしてすべての人類の身体を乗っ取ること。

完全に眠りに落ちてしまったらほぼ100%乗っ取られちゃうものの、“皆殺し”じゃなく“身体の乗っ取り”が目的ってことはつまり、「こいつは乗っ取り済」だと奴らに思わせることができさえすれば普通に生活することも可能ってこと。

じゃあ一体どうやって自分が「乗っ取られ済」だと奴らに信じさせるのかというと、要するに感情を表に出さなければOK

奴ら(作中では“敵”と呼ばれます)は怒りも悲しみも愛情も持たないため、何が起こっても眉ひとつ動かしません。そんな風に奴らと同じように振る舞うことができりゃ仲間と思われて乗っ取りターゲットから外されるってわけ。

例えば軍医コリンズ少佐(ウォレスト・ウィテカー)のように、得体の知れないインベーダーたちに囲まれて狼狽しちゃったりなんかしたら絶対アウト。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

 

マーティーの恋人ティムは、奴らを欺くため「乗っ取り済」の人間を装っている時、今は“敵”であるかつての友人に「マーティーも俺らのものにする(=仲間にする)ぞ」と言われても表情を変えませんでした。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用

これにより見事「こいつ仲間やわ」と思わせることに成功したティムは、堂々と奴らの前から立ち去ることができたんですよ。

感情を出さないことこそが鍵。

 

ところがどっこい。

ダメ主人公のマーティーですよ。

 

逃走中にアンディとはぐれてしまったマーティーは、せっかくティムの機転で逃げ道に活路が開けたというのに「アンディを探さなきゃ私は行かない」と豪語して、バリバリ感情に流されてみせます。

急にお姉ちゃんの使命感に燃えてアンディが心配でしゃあないのは理解できますよ。

でもね、君ダメなのよ。

友達に「弟が探しとったで」って言われても「どこで?」って興味を持ったらあかんのよ。

映画【ボディ・スナッチャーズ】の感想一言

朱縫shuhou

朱縫shuhou

インベーダーが「未乗っ取り」の人間を見つけた時にサイレンのような金切り声を上げて仲間に知らせる演出は、2作目の【SF/ボディ・スナッチャー(1978)】から受け継がれているみたいですね。オリジナル作の【ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956)】では普通に「彼よ!捕まえて!」みたいなこと叫ぶだけですから。
4作品の違いを色々と比べながら観るの楽しいですよ。
 
ちなみに米軍基地のトップであるプラット将軍を演じたのは、【フルメタル・ジャケット】で悪口雑言の限りを尽くして兵士をしごきまくった鬼教官ハートマン軍曹ことR・リー・アーメイです。
鬼教官のイメージが強すぎて普通の軍人に扮してたらしばらく誰だか分からんかったわ。

【ボディ・スナッチャーズ】
©Body Snatchers/ボディ・スナッチャーズより引用
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朱縫shuhou 天衣無縫に映画をつづっている人

朱縫shuhou

「天衣無縫」と「温故知新」を信条として、主に古い洋画を好む映画好き。様々な映画を観たいのにホラーだけは怖くて観られない可哀相な初老。

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